ゴリランとわたし の商品レビュー
こどものいえから少女を引き取ったのはゴリラでした。 社会からはみ出してしまった人、見た目で嫌な先入観を持たれてしまう人。それをゴリラに託すのは物語の妙。 初めは怖がっていたのに、少しずつゴリランとの生活を楽しみ出す流れが素敵。
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女の子を引き取ったのがゴリラであることによる、もっと奇想天外の展開に期待していた。(ゴリラと生活するということだけで既に奇想天外なのだけれど)これならば、ゴリラでなくても豪快で大雑把な人に引き取られて…で充分な気がする。。 でも、ゴリランとヨンナ…二人の関係が少しずつ近くなってい...
女の子を引き取ったのがゴリラであることによる、もっと奇想天外の展開に期待していた。(ゴリラと生活するということだけで既に奇想天外なのだけれど)これならば、ゴリラでなくても豪快で大雑把な人に引き取られて…で充分な気がする。。 でも、ゴリランとヨンナ…二人の関係が少しずつ近くなっていくところには安心感。それと同時に、日々しなければならないことにがんじがらめになってしまっている我が子との接し方を振り返る機会にもなった。
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最初の一文が衝撃的だった。物語はあしながおじさんを思い出す。でもゴリラだけど。ゴリランとの生活は自由ではちゃめちゃ。でもお互いへの想いがあるから毎日が満ち足りている。これはもう家族だね。移動本屋ナイス。
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はじめは、汚くて毛むくじゃらで怖いゴリランが子供を引き取っていくことに、抵抗感もあり、あまりにも現実の欠けはなれていることが、どこにでもありそうな街の日常に溶け込んでいて、ついていけなかった。でも、最後にはゴリランとわたしとわたし。わたしも一緒に冒険し、清々しい気持ちで今大人にな...
はじめは、汚くて毛むくじゃらで怖いゴリランが子供を引き取っていくことに、抵抗感もあり、あまりにも現実の欠けはなれていることが、どこにでもありそうな街の日常に溶け込んでいて、ついていけなかった。でも、最後にはゴリランとわたしとわたし。わたしも一緒に冒険し、清々しい気持ちで今大人になってる気分だ。 子供の絵本はすごい。想像を越えたファンタジーが一冊の本に広がってる。 この本は図書館のSDGsのコーナーにおすすめされてた。たくさんの子供(や大人も是非)読んで、持続的な社会を作るにはどうすればいいか、ゴリランとわたしと考えてほしい! いい本だった!
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「わたしは九歳でゴリラに引き取られました。自分で頼んだわけじゃないけど、そうなったのです。九月のある日のことでした。」で始まる2005年にスエーデンで出版2021年に翻訳本として出版された物語。 表紙はオレンジの地に、花柄のシャツを着たらゴリラと三つ編みの金髪の小さな女の子の絵...
「わたしは九歳でゴリラに引き取られました。自分で頼んだわけじゃないけど、そうなったのです。九月のある日のことでした。」で始まる2005年にスエーデンで出版2021年に翻訳本として出版された物語。 表紙はオレンジの地に、花柄のシャツを着たらゴリラと三つ編みの金髪の小さな女の子の絵で、とても可愛らしい。 孤児院では皆んなで掃除をしている。養子する人をひとり見つけにお客様が来ることになっているからだ。そんな中わたし.ヨンナは、ヤード(孤児院であるヨモギギク園の園長)先生に手を洗わない事を叱られていた。私は手を洗うって事を覚えられないのだ。 養子を貰いにやってきたのはゴリラのゴリランで、選ばれたのはヨナンだった。ヨナンはボロいボルボ(車の後ろのシートはゴミだらけでした)に乗ってゴリランの住居兼仕事場の古い工場地帯やってくる。アーロン(孤児院の仲間)にゴリラは食べるために養子を貰うのかもと吹き込まれたヨナンは、最初はビクビクしていたが、ゴリランの優しさを知り、ゴリランの商売(ゴリランの裏庭に捨てられたゴミを売る)を手伝いながら楽しく暮らし始める。 しかし、そこにゴリランの土地にプールを作りたいトードがやってきて、2人の生活を壊そうとする。 よく読むとあちらこちらに、伏線がはられていた事が分かる。全部読んでからそう言えばと前を見直してみるのが楽しい。ゴリランもヨナンも優等生ではない。どちらかと言うと変なのだけど、人としてまっすぐで愛おしくなる。 危機もあるし冒険も謎解きもあるけど、全体としてはなんだかのほほんとした可愛らしい話で、読後も気持ち良い。
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書評で高評価だったので、読んでみました。 ゴリラの養女になる、という設定にひっかかってしまって、私は物語に入りきることができなかったのです。 頭が固くなっちゃったかなぁ。
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養護施設で育った、きちんとすることが苦手なヨンナと 周りに理解されずにひとりで生きてきたゴリラン。 はみだしもののふたりの物語。 大人が読むと、確かに気になるところもあるんだけど、正しさだけが良いわけでもなくて。 今、まさにその本人の気持ち。子どものそれができうる限りで尊重され...
養護施設で育った、きちんとすることが苦手なヨンナと 周りに理解されずにひとりで生きてきたゴリラン。 はみだしもののふたりの物語。 大人が読むと、確かに気になるところもあるんだけど、正しさだけが良いわけでもなくて。 今、まさにその本人の気持ち。子どものそれができうる限りで尊重されればいいなあと考えた。 自分を虐げて捨てた大人を、許さなくていい。 そのことで自分を惨めに感じるような場所にもいなくていい。 そして挿絵がとてもかわいい!
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大事な土地よりハンナをとったゴリラン。優しさがぎっしり詰まった本。これくらいだと四年生くらいで読めるかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おすすめしている人がいたので、図書館で借りました。 ヨンナは、9歳の女の子。 こどものいえ〈ヨモギギク園〉で暮らしていますが、ある日、ゴリラのゴリランに引き取られました。 個人的にはあまり好きになれない。 ゴリランには養育能力がないとみなされ、ヨンナは園に戻されてしまうけれど、最終的に二人で生きていくことを選ぶ。 「はみだしもの」の話だそうで、ヨンナとゴリランは似た者同士。 文章がヨンナの語りで、過去を振り返っている風なのと、ゴリランなのが救い。 私には、ずっと不安な物語だったのだけれど、人によっては希望のあるおはなしなんだろうな、と思いました。 4年生以上向けという雰囲気です。
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スウェーデンの人気児童文学作家による作品。(日本初翻訳らしく他書はまだないよう) 孤児院にいた女の子ヨンナが主人公。孤児院では掃除ばかりさせられていて、ヨンナはいつも気をつけようと思うのに手を洗うのを忘れてしまって怒られ、ビクビクして生活していた。孤児院の院長は、大人や役所にばか...
スウェーデンの人気児童文学作家による作品。(日本初翻訳らしく他書はまだないよう) 孤児院にいた女の子ヨンナが主人公。孤児院では掃除ばかりさせられていて、ヨンナはいつも気をつけようと思うのに手を洗うのを忘れてしまって怒られ、ビクビクして生活していた。孤児院の院長は、大人や役所にばかりいい顔をするタイプ。こんなところからは抜け出したいと思っていたが、ある日、ゴリラン(本物のゴリラ)がやってきて、引き取られてしまう。 ゴリランは廃工場に住み、そこで廃棄物を売って暮らしている。 初めは逃げたいと思ったが、ゴリランとの生活は孤児院とは全く違い、清潔さや決まりには無頓着でヨンナの気持ちや意見を大事にしてくれる。次第に2人での暮らしがしっくりしてきた頃、民生委員⁉︎が偉そうにやってきてゴリランがヨンナを養育するに相応しくないと、無理矢理元の孤児院へ連れ戻されてしまう。ゴリランが立ち去った後に残された「さよなら」の張り紙をもらったヨンナは、その一枚の紙切れから、ヨンナだからこそわかるゴリランの秘密を推理し、行方を捜そうとする。 子どもが育つために本当に必要な物は何か?きちんとした人間よりも、人間らしい優しさを持ったゴリランに学ぶ事は多い。 子どもの読者もユニークな生活を楽しみながら、ゴリランの少し不器用な愛情に大切な物を見つけ、心に刻めると嬉しい。 4年生くらいから。
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