戦士の食卓 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
野球の話ではなく食の話という事で余り期待していませんでしたが、思いのほか面白かったです☆特に、信子夫人のパートがなかなかにして面白く、中日時代、信子夫人に対して正直余り良い印象を持っていなかったのですが、この本を読んでかなり印象が変わりました。 ※特に買い物同伴作戦はすごく良かった また、p92にあった「本当に大切な人生の時間は、環境に慣れ、自分の存在が周囲に認知されたところから始まる」あたりもすごく良かったです。賛否両論ある落合さんではありますが、やっぱり僕にとって大好きな選手(最初に買ってもらったサインボールは落合さん)であり好きな監督だなあ☆
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面白かった。何が面白いって、やはり、 奥さんの話があるのが面白い。 食についてはもちろんだが、 これはもう夫婦愛の本です。 色々と色眼鏡で見られてきた御夫婦ですが (私も色眼鏡で見てきた1人ですが) とてもとても素晴らしいと思いました。
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意外におもしろかった!! 特に信子さん側からの視点の落合博満さんは新鮮でした。 影響されて甘いものも食べるようになりました
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渡辺ジュースの素を白米にかけて食べるなんて すごすぎる。 3冠王を3回とったから間違ってるとは言わせない信子夫人の押しを感じる素晴らしいトンデモ本
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昭和から平成初期に活躍した著者が、食べ物を通して、次第の変化や、変わるもの変わってはいけないものを説く。 未だ正解がないなかで、自分はこうしたいと生きていくのが良いのではないかと著者は言う。 自分の価値観とともに、異なる世代の価値も受け止めながら語る良書。
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やっぱりプロスポーツ選手の基本は食です。 今でこそ栄養学だ、栄養管理だ、と情報があり 余るほど存在しますが、昭和のスラッガーであ った落合博満氏も、やはり「食」をおろそかに していませんでした。 特に落合夫人の献身が素晴らしいです。間違い なく「三冠王を創った」立役者です。 ...
やっぱりプロスポーツ選手の基本は食です。 今でこそ栄養学だ、栄養管理だ、と情報があり 余るほど存在しますが、昭和のスラッガーであ った落合博満氏も、やはり「食」をおろそかに していませんでした。 特に落合夫人の献身が素晴らしいです。間違い なく「三冠王を創った」立役者です。 では、そのレシピを再現すれば三冠王とはいか ないまでも、野球選手として大成することが出 来るのでは? と思ってしまいますが、落合氏は否定します。 それは自身の野球観につながると言います。 練習も一人一人に合う練習、合わない練習が あるように、誰でもスラッガーになれる魔法の 食事などは存在しないと主張します。 要は自分で考えて、試してみて、自分で結論を 出しなさい、ということです。 この本は、あの料理は素晴らしかった、などと いう落合氏のグルメ本ではなく、本当に食に 対しての氏の姿勢が窺い知れます。 また、所々挿入される落合夫人のコメントも 素晴らしいです。 超一流の考えに学び、その意識の高さに背筋が 伸びる一冊です。
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三冠王落合を支えたのは間違いなく信子夫人の料理のウデ。落合夫婦がそれぞれ語る食の哲学。 プロ野球本としては異色の作品。スタジオジブリの社内誌に連載されたコラムの単行本化。三冠王落合がスポーツと食について語った一冊。 「食が細い選手は大成しない」と良く言われる。落合もその例に漏...
三冠王落合を支えたのは間違いなく信子夫人の料理のウデ。落合夫婦がそれぞれ語る食の哲学。 プロ野球本としては異色の作品。スタジオジブリの社内誌に連載されたコラムの単行本化。三冠王落合がスポーツと食について語った一冊。 「食が細い選手は大成しない」と良く言われる。落合もその例に漏れずかなりの大食感(酒豪でもある)。ただしかなりの偏食。信子夫人の努力、内助の功が素晴らしい。夫がプロ中のプロなら奥様もプロ。 どの世界でも一流への道を極めた人は体力や技術はもちろん頭も良い。流石選手としても監督としても頂点を極めた方だけあって、中身が深い。食事はもちろんのこと、監督として見てきた若者についての理論がこれまた面白い。 食事やトレーニング手法は日々変化している。だが一流のアスリートは与えられた環境で過ごすのみならず自分なりに考え哲学を持つ。 食に関する内容も深いがスポーツさらにはビジネスにおいても有用な一冊。 それにしても落合博満の功績の多くは信子夫人の力、そのことを強く感じる。
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「偉業」を成し遂げる人には、 やはり何か「持っている」ということを感じる。 酒を含めた強靭な体、それとやっぱり奥さんの力。 今までの「落合博満」像から、この本を読んで、 かなり変わった、もちろんいい方向に。
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落合博満さん,エッセイの人になる。 食にまつわる記憶の描写が書ける。 奥行と深みを、味のある文章に昇華させる事が出来る。 これはいいエッセイストの絶対条件だ。 そして一流の編集者にも恵まれたようだ。 1冊だけで判断するのは早い気もするが、 次を期待させるのも一流の技量だろう。 ...
落合博満さん,エッセイの人になる。 食にまつわる記憶の描写が書ける。 奥行と深みを、味のある文章に昇華させる事が出来る。 これはいいエッセイストの絶対条件だ。 そして一流の編集者にも恵まれたようだ。 1冊だけで判断するのは早い気もするが、 次を期待させるのも一流の技量だろう。 そんな1冊。
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偉大な選手であり、偉大な監督でもある落合さんの打撃論、監督論は、どちらもまるで関係ない業種で悩む一読者にも、新たな発見や気づきを与えてくれます。 そんな落合さんが、「野球以外のこと」を語る姿はとても珍しく、新鮮です。 かつては、野球以外、私見や私生活がさっぱり見えませんでした...
偉大な選手であり、偉大な監督でもある落合さんの打撃論、監督論は、どちらもまるで関係ない業種で悩む一読者にも、新たな発見や気づきを与えてくれます。 そんな落合さんが、「野球以外のこと」を語る姿はとても珍しく、新鮮です。 かつては、野球以外、私見や私生活がさっぱり見えませんでした。シーズンオフのテレビ番組では利き手と反対で投げる。時の話題にマイクを向けると、時には人を食ったような態度までとってはぐらかす。 自宅のドアの向こうに奥様と家族との、こんな食卓があったのだなと知ることができ、いろんなことが暖かく 溶けていくような感覚になりました。 信子さんの、丁寧な文章が読めることも、非常に貴重です。 「自分のプレーで人を勇気づけたい」「結果は出なかったがファンが喜んでくれたから」といった今ありがちな言葉に、なんとなく納得いかない感覚をもつ人は、少なくないと思います。 満足か、満腹か。 食にしても、職にしても、向き合い方の到達点は、人によって異なるのかもしれません。 わかる方には、刺さる言葉が見つかる本です。
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