ミステリアム の商品レビュー
高機能自閉症で天才少年のウッディと、人語を解するゴールデンレトリバーのキップが出逢う時、新たな歴史が動き出す! ウッディが父親の死の真相を探る中で敵対する巨悪が、権力を持っているし残虐で容赦ない。どう切り抜けるのか?というところで”ミステリアム”が重要な鍵となります。 無垢なる者...
高機能自閉症で天才少年のウッディと、人語を解するゴールデンレトリバーのキップが出逢う時、新たな歴史が動き出す! ウッディが父親の死の真相を探る中で敵対する巨悪が、権力を持っているし残虐で容赦ない。どう切り抜けるのか?というところで”ミステリアム”が重要な鍵となります。 無垢なる者たちと彼らと運命を共にする大人たちも魅力的。緊迫した最終決戦が圧巻でした!
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「ミステリアムとは何なのか」を調べず、前作を読んだ直後に読み始める。 ここ2週間ほど仕事が忙しく、落ち着いた時間も取れずつらつらと読み進めるがこの本がどうにも面白く、少しずつだと読後感にも影響が出そうで読むのがもったいなくなり「読みたい」けど「まとまった時間でドップリ読みたい」と...
「ミステリアムとは何なのか」を調べず、前作を読んだ直後に読み始める。 ここ2週間ほど仕事が忙しく、落ち着いた時間も取れずつらつらと読み進めるがこの本がどうにも面白く、少しずつだと読後感にも影響が出そうで読むのがもったいなくなり「読みたい」けど「まとまった時間でドップリ読みたい」という葛藤を繰り返していました。 何故かはわからないが人間の言葉を理解し、そんな自分のことを理解してくれている飼い主と暮らす犬のキップ 高機能自閉症であり、言葉を発しないが特別な頭脳を持ち「事故死した父親の謎」を調査する少年、ウッディ その彼を愛し、苦難に立ち向かう ウッディの母親、メーガン キャンプ地で虐待を受けそうになっているキップを助けた元軍人で作家のベン 突如莫大な遺産と不思議な犬を預かることになった女性、ローザ ある研究で事故に遭い、身体能力が劇的に飛躍した企業のCEO、シャケット もう、ひとりひとり主人公で作品描いても成り立つ感じなんですよね、濃いな… 研究の事故として生まれた邪悪な存在に、危険を知った賢い犬と人々が協力して立ち向かっていくのは前作と同様ですが、現代版に仕上げられています。 単純に「賢い犬なら見世物にしてどうにか金に変えてやろう」みたいな考えでサイコな殺し屋とかは出てこないのですが、いつの時代も変わらず短絡的に仕事として暗殺を行う人や、より賢く冷酷に人を支配しようとする人々が出てきます。 自分達も経緯はわからぬまま進化やそこからの地球に暮らす生命としての発展にまで想いを巡らす者達、他者よりも強く素早く凌駕しようと駆け上っていく者達の対比が描かれているように見えました。 犬を飼っている人が読むと、またちょっと深く楽しめる部分もあるのかもしれない。(私も飼っていたが逃亡し、のちに意外な形で再開を果たすが、それはまた別の話) 作者の犬への想いが伝わってきます。 「ウォッチャーズ」について「前作」と書いているけれども「正統継承作品」と言った方がしっくり来る。 読んでると感動が大きくなる部分はある。ネタバレではないのだが、ある者たちがたどり着けない謎(過去の出来事)=ウォッチャーズでの出来事というだけで「読んでいると更に楽しめる!」というやつでした。 比較すると前作には「ストーカーサイコ野郎」と「悲しき怪物」が出てきますが、今回はソレのハイブリッド版が出てきたり、キップとベンのやりとりは前作の主人公を彷彿とさせる感じがあったり 「嗚呼、まだ物語は続いてたのね…」と、続編の良さというか喜びを感じました。 (※本の発売は前作から30年近く経ってます。私が前作から今作を読むまでは数日しか経ってないのですが…) 読んでて「コレどうやって終わらせるんだ???」と心配になった部分もあり、詰め込んだ感もありましたが、面白かったです。
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やはりクーンツのワンコの話に外れなし‼️ 一気読みしてしまいました。 愛する人を亡くしたゴールデンレトリバーのジップ。 そして、高い IQの持ち主でありながら高機能自閉症で言葉を発したことがないウッディ。 心で語り合う一人と一匹の友情の何と尊く美しい事か。 見守る大人の素晴らしいこと。 クーンツ、大好きです!
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