ことわざ時代劇 の商品レビュー

瀬尾英男(著者)

2022/04/17

15分のお江戸コメディ

江戸時代の参考本を基に、江戸の人々、或いは獣が巻き起こす、11遍の悲喜劇を綴った、短編集。
前の話で出てきた人物が、登場してきて、面白かった。

悪女の深情け
人を見て法を説け
内兜を見透かす
物には時節
他山の石
袖振り合うも多生の縁
自慢は知恵の行き止まり
禍福は糾える縄の如し
鬼の目にも見残し
目糞鼻糞を笑う
言わぬことは聞こえぬ

2021/07/14

11話のことわざが、書かれているのだが、・・・・
もっと、15分のお江戸コメディと書かれている割に、江戸の面白さが、充分に満喫できない。

狐狸の話等も出て来るのだけど、・・・・

余滴の所だけは、なるほど・・・と、伝達されている様子が、うかがわれた。

短篇で、色んな場面を考慮されて書かれているが、私には、もう少し、面白さが、欲しいと、思った本であった。

2021/05/08

寝る前に少しずつ読む布団本にぴったり。

あることわざと、そのことわざをもとに描かれる江戸の人々の悲喜こもごも。ニヤリとしながらページを閉じる。

それぞれの最後にある豆知識的「余滴」もいい。