1,800円以上の注文で送料無料

第四次産業革命と教育の未来 の商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/03/03

薄い本だが、厚い内容だった。今流行りのアクティブラーニングがなぜもてはやされるのか、ちょっとわかった。日本は色々な面で世界から遅れをとっている。多分、政治が非常に悪く今後没落していくように思える。1970年代の経済の発展はたまたまだったと思え、戦略的に発展させたものではない。戦略...

薄い本だが、厚い内容だった。今流行りのアクティブラーニングがなぜもてはやされるのか、ちょっとわかった。日本は色々な面で世界から遅れをとっている。多分、政治が非常に悪く今後没落していくように思える。1970年代の経済の発展はたまたまだったと思え、戦略的に発展させたものではない。戦略がない限り、日本はこのまま沈んでいくだろう。教育も沈みかけている。

Posted byブクログ

2023/08/21

世界における日本の教育を時間軸とともに俯瞰することができた。人的資本、ギガスクール構想、Society5.0、STEM(STEAM)教育、アクティブラーニング等々、論文の引用や筆者の観点から初等教育〜中等教育程度まで議論され勉強になり、かつ改めて学び続けることの重要さを認識した。...

世界における日本の教育を時間軸とともに俯瞰することができた。人的資本、ギガスクール構想、Society5.0、STEM(STEAM)教育、アクティブラーニング等々、論文の引用や筆者の観点から初等教育〜中等教育程度まで議論され勉強になり、かつ改めて学び続けることの重要さを認識した。本の執筆が始まったのはコロナ前で、コロナ状況を踏まえた分析をしなおした上で刊行されたのは良かったと思う。一方で、刊行後ではあるが、ChatGPTなどのLLMや生成AIの爆発的普及は教育業界にもかなりインパクトがあったと思うが、大学教育に関する続編があるなら、その辺りの考察も期待したい。

Posted byブクログ

2023/04/24

学びとはかくある「べき」「べき」「べき」論が多く、世界の捉え方が、やや退屈だった。 日本の教育がグローバル資本乗っ取られるというのは、確かだと思った。

Posted byブクログ

2023/01/08

現在進行形のギガスクール構想。ICTの利用が子供の学力向上につながるのか。教育分野に入り込みたい企業の思惑に押されて確固たるエビデンスなく推し進められているのではないか。そんなことを考えた。

Posted byブクログ

2022/06/14

教育産業が公教育に展開する環境が整っている。 OILMAJORではないけどEDUCATIONMAJORのような企業が影響力を持つ。著者によれば第四次産業革命とICT教育は教員という人的コストを削減する方向にいくと。大がかりなシステムと短期的に効果があるソフトが広がれば,自治体はシ...

教育産業が公教育に展開する環境が整っている。 OILMAJORではないけどEDUCATIONMAJORのような企業が影響力を持つ。著者によれば第四次産業革命とICT教育は教員という人的コストを削減する方向にいくと。大がかりなシステムと短期的に効果があるソフトが広がれば,自治体はシステム維持に汲汲とし(中にはまる投げもありうる),与えられた教材を与えられた指導法に基づいて顧客(子ども?)にサービスする労働に教員自らがしてしまい,自らの有能さを信じられないし信じようともしなくなり,結果的に社会づくりや人作りの基本システムが標準化されていく(人は標準化していないのに)。新しいシステムでは旧来の教員としての有能さは邪魔かもしれない。しかし,新システムに適応したら,人が人から学ぶという環境要素の質の低下につながるだろうな。人生100年時代,教員としての生き方(生活)にも関連する大きなチェンジが起こりつつあるのかも。

Posted byブクログ

2022/02/07

ブックレットだが、内容は非常に濃かった。 この本で読書会を開いて、様々な議論をしてみたい。 さて、著者の提案の中で、教育委員会と学校の自主的な教育環境の創設、とあったが、非常に共感できた。この辺りに移行できるかどうかがカギを握りそうか気がする。 すでにN高などで教育の企業化は...

ブックレットだが、内容は非常に濃かった。 この本で読書会を開いて、様々な議論をしてみたい。 さて、著者の提案の中で、教育委員会と学校の自主的な教育環境の創設、とあったが、非常に共感できた。この辺りに移行できるかどうかがカギを握りそうか気がする。 すでにN高などで教育の企業化は全国規模で加速して拡大している中、この本の内容について敏感な人が多くあって欲しい。すでに現在の公教育は限界なのだから。

Posted byブクログ

2021/10/31

2021年「第四次産業革命と教育の未来」読了。ICT教育についての歴史、現状、未来について、きれいにまとめられている一冊。佐藤学さんが最後に「第四次産業革命に対応するためには、私たちの考え方と働き方を根本から変える必要があります。」と述べていて、本当にその通りだと感じた。いつでも...

2021年「第四次産業革命と教育の未来」読了。ICT教育についての歴史、現状、未来について、きれいにまとめられている一冊。佐藤学さんが最後に「第四次産業革命に対応するためには、私たちの考え方と働き方を根本から変える必要があります。」と述べていて、本当にその通りだと感じた。いつでも学び直すことができる社会になることを期待したい。ICT教育をCAIとCALに分けて説明している部分にも共感した。これから一人1台端末によって学習活動が大きく変化していくことが予想されるが、ICTを教師の替わりではなく「思考と表現の道具」として活用していきたい。

Posted byブクログ

2021/10/15

【琉球大学附属図書館OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC06577949

Posted byブクログ

2021/10/15

短い本でしたが、大変勉強になりました。 コロナ後には、誰もが元に戻ることはないと頭では理解していると思います。教育もそうじゃないかな。それに、ここ30年近くの日本の教育の課題、さらに第四次産業革命の波。こうした中で、教育市場に教育産業やIT企業が一方的に参入し営利事業を許すのでは...

短い本でしたが、大変勉強になりました。 コロナ後には、誰もが元に戻ることはないと頭では理解していると思います。教育もそうじゃないかな。それに、ここ30年近くの日本の教育の課題、さらに第四次産業革命の波。こうした中で、教育市場に教育産業やIT企業が一方的に参入し営利事業を許すのではなく、教育委員会と学校の自主性によって、それらの企業と連携するすることで、時代に合った教育を創出することが大切とあります。 また、今の時代、企業に求められるのは「学習する企業」であり、 これからの労働者は「学び続ける労働者」でなければならないと書かれています。併せて、これからの大学は高校卒業者の進路先である 以上に「生涯学習の場」でなければならなく、これからの大学院も、むしろ社会人が「高度の専門性を学ぶ場」になる必要があると言っています。 かつての就職までが学びの場で、その後はそれらを仕事に活かす、という人生1回のサイクルでは時代のスピードが速くなり対応できなくなってきているのでしょう。リカレント教育が30代40代社員にも必要な時代になっているのでしょうし、もっと突き進めば、常に学び続けないといけない時代になってきていて、仕事と教育が車の両輪のようになっていくのかもしれない。 この本にもありましたが、現在の12歳の子供たちが将来就く職業のうち2/3は今ない仕事だと言われています。当然、今自分が行っている仕事もロボットなどに置き換わっていく時代はもうすぐそこまで来ているのでしょう。

Posted byブクログ

2021/08/21

うーむ、わかりにくい。読んでいるとどのポジションにいるのか、理解しづらいところもちらほら。世界経済フォーラムの未来の学校はよくて、経産省の未来の教室はいまいちなのか。利益誘導目的というのか、そうと言っちゃうのもなぁ。金ないと事業継続できないしな。 あと、コンピュータを教育に導入す...

うーむ、わかりにくい。読んでいるとどのポジションにいるのか、理解しづらいところもちらほら。世界経済フォーラムの未来の学校はよくて、経産省の未来の教室はいまいちなのか。利益誘導目的というのか、そうと言っちゃうのもなぁ。金ないと事業継続できないしな。 あと、コンピュータを教育に導入するところで、以前CAIとかスキナー理論とかで話をされているのも、久々に聞いて軽くショックを受けた。

Posted byブクログ