保健授業の挑戦 の商品レビュー
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ヴィゴツキーの発達の最近接領域zpd論の理解が間違っていた。学習内容は発達を先回りする。背伸びとジャンプから始まる授業のことを言っていた。 自分ごとになってない表面てきな学び。教条的、道徳的な教師の指導をなぞるだけの学びになんの意味があるだろう? 差違があっての学び合い。わからないことの共有。その上でいかに学びをデザインするか? 授業案ではなく、学びデザインにシフトしなければならない。とはいってもプランあってのインプロビゼーションではある。アイディアとインフォメーションと、そしてノウレッジ。 水俣病の緒方さんの話。被害者、加害者を超えた認識。深い学びとはこういうことかもしれない。 単純な二項対立ではない。 自身の実践を振り返るきっかけになった。やってみたいことがわんさか湧いてきたが、実際の教室にはいろんな子どもがいて、理想通りにはいかない。そんな中で自分にいま何ができるか? 健康とは何か?問いを立てる。小3の子どもがどこまでできるかはわからないが、何よりも問う力を高めたいと思った。そのためには…がんの話?手洗いの実験?運動の効果?親に管理された生活の中で自分の健康って考えられるのか?少なくともなんとなく当たり前としてやってことへのきづきは与えられそう。 授業デザイン、見方考え方への認識が深めることができた良書である。
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