骨ドラゴンのマナ娘(1) の商品レビュー
★★★★★。 友達に借りた漫画。雰囲気がとても好みで、小さいながらも逞しいイブにほっこりする。続きが楽しみな漫画です。
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雪白いち先生の作品を読むのは久しぶり。前作のヒロインである和泉と本作の主人公であるイブは表情の雰囲気が非常に似通っているけど、こちらはコミカル成分がマシマシになっている影響で作品全体も非常に賑やかになっている印象を受けるね イブは屑篭の森に捨てられた身の上でありながら、ドラゴンの...
雪白いち先生の作品を読むのは久しぶり。前作のヒロインである和泉と本作の主人公であるイブは表情の雰囲気が非常に似通っているけど、こちらはコミカル成分がマシマシになっている影響で作品全体も非常に賑やかになっている印象を受けるね イブは屑篭の森に捨てられた身の上でありながら、ドラゴンのネムが与えた生き血を飲んでからは非常に逞しい性格と体力に 巨大なドラゴンに食事を要求するだけに留まらず、おやつまで要求してみせたイブの逞しさは一種の才能かも(笑) 一方でその逞しさが親代わりのネムを死後の世界から召喚してしまう事態へと至るのだけど 喚び出した理由が「やり残した事あるか訊きたくて」は斬新過ぎる(笑) そうして始まった異形の親子の二人旅。特にイブは魔法の才能を見せた為に、安全を得る為にはしっかりした生活の土台が必要。 彼らが目指しているものは何か偉業を為すといった方面ではなく、生活の安定であるのはどこか間が抜けていて面白いね そこで宿屋経営のユウルが物語に絡んできたことで旅そのものは一旦休息となるのだけど、その代わりに魔女としての困り事相談という要素が物語に加わったことでイブが世の中を知る一助となっているね 困り事相談の中で出会ったのはネムの仔竜 彼の境遇はどこかネムとイブに重なるものが有ったのは第1巻を締めるエピソードとして相応しいものだったかも 仔竜と人の魔女。触れ合いの中でいつかはやってくる寿命の差。それを理解できないから仔竜はベルを探して人里に迷惑をかけてしまった イブも自分より先に亡くなってしまったネムをこの世に喚び戻した人間。ネムにとっては予想外なその行動は一方で、捨て置け無い幼子を見守る時間がほんの少し伸びたようなもの イブの魔法は未熟だったからネムとイブにはいずれ再びの別れが訪れる。それまでにネムはイブのために、イブを支えるコネをどれほど見つけられるのか。そしてイブは自分を包む世界のことをどのように知っていくのか 幼い魔女と骨ドラゴンの旅の行く末が気になってしまうね それにしても魔法の詠唱が「コネ カネ ホネー!!」ってどうなの(笑)
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