おっさんたちの黄昏商店街 の商品レビュー
池永陽さんの作品を読むのは久しぶり。寂れた商店街を復活させようと65歳の同級生4人が頭脳明晰の高校生を仲間に町おこし推進委員会を結成して活動するお話。 多分有川浩さんの『三匹のおっさん』を読んだ事がある人ならちょっと雰囲気似ているな…と思うかも。めちゃめちゃ強いおっさんが登場し...
池永陽さんの作品を読むのは久しぶり。寂れた商店街を復活させようと65歳の同級生4人が頭脳明晰の高校生を仲間に町おこし推進委員会を結成して活動するお話。 多分有川浩さんの『三匹のおっさん』を読んだ事がある人ならちょっと雰囲気似ているな…と思うかも。めちゃめちゃ強いおっさんが登場して半グレ集団と戦ったり、子供の頃の初恋の相手と結婚したとか、いまだに片思いのままだとか重なる所が多かったかな。 昔ながらの映画館やレコード店は昭和さながら。確かにこの雰囲気を残している商店街がなくなってしまうのは寂しいです。でも跡取りがいないくて仕方なく店じまいを考える店主がいるのも現実。推進委員会の知恵と働きかけでどこまで街興しが出来るやら。 最強のおっさんが忍者という所は面白いけど、終わり方が中途半端なのは続編を読んでということなのかな。続きが気になるけどまずは積読本をと予約本を読み終えてからかな。
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源じいの忍者 登場人物みんなハテナの飲み込めないが、とてもいい選択です。眉唾物と思う人も必ずいるけど、逆もまた然りって事、何よりワクワクする。対決する相手がいてこその忍術だけど、黄昏商店街に道場が出来るとかワクワクしかないから。豆腐店に銭湯にスポットライトにと着地と街づくりをしな...
源じいの忍者 登場人物みんなハテナの飲み込めないが、とてもいい選択です。眉唾物と思う人も必ずいるけど、逆もまた然りって事、何よりワクワクする。対決する相手がいてこその忍術だけど、黄昏商店街に道場が出来るとかワクワクしかないから。豆腐店に銭湯にスポットライトにと着地と街づくりをしながらの物語が進んで行くの好きだな。推進委員会メンバーも渋いし、翔太もいないとダメだしすっかりスポットライト当たってる。これを再読するのは講演会とサイン会に行けたからで、池永陽さんに珈琲にやぶさかに黄昏は住んだ事があるのか聞けた〜
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昭和には人間の匂いとかぬくもりとか情念とか、人間らしさが今よりも鮮明だった。貧乏だったけど、人間の活力、エネルギーが満ちていた。 池永陽「おっさんたちの黄昏商店街」、2021.4発行。鈴蘭中央商店街を昭和ときめき商店街に変えようとする人々の熱い思いを描いた物語です。カチューシャ、トロイカ・・・、歌声喫茶の場面もあります。ロシアのウクライナへの蛮行がただ、ただ情なく、一時も早く侵略をやめるように!
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寂れた商店街を再生しようと65歳の同級生のおっさんたちと何故か男女の高校生が町起こし推進委員会を立ち上げる。商店街の豆腐点、映画館、銭湯、レコード店の問題点を解決し復興を手掛ける。その中にもそれぞれ物語があり、特に「恋文」での銭湯の女将が貰ったラブレターの話には思わず涙と笑いが交...
寂れた商店街を再生しようと65歳の同級生のおっさんたちと何故か男女の高校生が町起こし推進委員会を立ち上げる。商店街の豆腐点、映画館、銭湯、レコード店の問題点を解決し復興を手掛ける。その中にもそれぞれ物語があり、特に「恋文」での銭湯の女将が貰ったラブレターの話には思わず涙と笑いが交錯した。昭和の歌謡と映画の話も出てきて、65歳のおっさんたちの昭和に思いを耽る哀愁が感じられた。源じいの忍術とテキ屋と半グレ集団はまさしく仁侠映画。高校生の翔太と桐子の存在が異色だがいい味出してる。続編も期待したい。
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廃れゆく商店街のエピソード、最近多いよね。 喫茶店・豆腐屋・レコード屋・映画館・銭湯か、確かに後継者問題以前に存続することが大変みたい。 他に思いつくのは、八百屋・靴屋・総菜屋・乾物屋・酒屋・眼鏡時計店・写真館・果物屋・花屋・書店・床屋・駄菓子屋・和菓子屋・スポーツショップ・文房...
廃れゆく商店街のエピソード、最近多いよね。 喫茶店・豆腐屋・レコード屋・映画館・銭湯か、確かに後継者問題以前に存続することが大変みたい。 他に思いつくのは、八百屋・靴屋・総菜屋・乾物屋・酒屋・眼鏡時計店・写真館・果物屋・花屋・書店・床屋・駄菓子屋・和菓子屋・スポーツショップ・文房具店…。 残っているのはどこだろう? ないや。 日本各地には有名な商店街もあって、観光地化されていて、その中には目玉になる有名店もあって。 個性のありすぎるキャラクターの登場人物が多すぎて、次回作が楽しみです。 いくつかのエピソードを妄想できそうだからそんな楽しみ方もいいよね!
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