読書大全 の商品レビュー
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この本のここが好き 「陶芸家の加藤唐九郎は、「相手を傷つけないで、自己の欲望だけを満たしていく手段、方法として、人間が最後に発見したものが芸術である」といっています」
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本書の前半では、宗教、哲学・思想、経済学の歴史について概説した上で、 後半では、前半の歴史を踏まえながら、人類の歴史に影響を与えた本として、経済、宗教・哲学・思想、政治・社会、歴史・文化人類学、自然科学、人生論など、日本について、と分野別に合計200冊の本が紹介されている。 (紹...
本書の前半では、宗教、哲学・思想、経済学の歴史について概説した上で、 後半では、前半の歴史を踏まえながら、人類の歴史に影響を与えた本として、経済、宗教・哲学・思想、政治・社会、歴史・文化人類学、自然科学、人生論など、日本について、と分野別に合計200冊の本が紹介されている。 (紹介されている本の数は経済と宗教・哲学・思想の分野がかなり多めになっている。) 全体的に、あくまでも著者が読んできた上での概説になっており、それでも体系的な知識を一通り読むにはいい本だけれど、 自分でちゃんと読むべきだな、というのが1つの感想。 もう1つ思ったのが、この本のように歴史を踏まえながら本を紹介してくれているからこそのもので、 人間の知識は偉大なものであっても時代や歴史に影響されて、その時代と状況ならではにできているのだなぁということ。 それでも、その中には時代を超えて変わらないものがあるだろうけれど、きちんと読み解くには、歴史状況を踏まえておく必要があると感じた。
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読むにあったって、世界史・経済・哲学・宗教・自然科学などに対して一定数の下地というか教養のような高めのレベルが求められる。 正直、私自身が高校生の頃は理系だったので世界史などの解説部分は全く頭に入ってこなかった。。それから哲学ももっと丁寧に教えないとただの単語の羅列になると思う。...
読むにあったって、世界史・経済・哲学・宗教・自然科学などに対して一定数の下地というか教養のような高めのレベルが求められる。 正直、私自身が高校生の頃は理系だったので世界史などの解説部分は全く頭に入ってこなかった。。それから哲学ももっと丁寧に教えないとただの単語の羅列になると思う。梵我一如とか一文でやっていいもんじゃないでしょ。。 それからカントだけ異常に優遇しすぎ。好きなのはわかるけど、取ってつけたようなアドルフ・ヒトラーの我が闘争もっとちゃんと書けよって思いました。 内容や構成は素晴らしいと思うが、硬すぎる文体で読む気が無くなる。教科書読んでるみたい。マジで5時間目の古典のように眠くなってくる。 読み応えはある1冊だとは思うが、いきなりこれを読むのではなく入門のようなものを一通り読んでから読むことをオススメする。
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途中で挫折。作者の解釈による、物事の考え方のレッスン、という感じ。難解な本をゆっくり読む時間があれば、これを手引きに読んでみる、という感じか。これ自体を、読む、のも時間がないとキツい。 再挑戦で読み切る。考え方のヒントになる本の紹介。
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二部構成で、第一部は教養的に読了。 実際の書籍紹介は第二部。 古典も多いので知っている本は多かったですが、いくつか腰を据えて読んでみようかなと思う本も見つけました。
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堀内勉「読書大全」読了。経済、哲学、歴史、科学など幅広い分野の代表的書籍を200冊紹介するという読書マラソン的力作。200冊分解説読むだけでも結構な労力なので、全部読むのは大変だな…と先が思いやられる。しかし、今後の読書をする上での「海図」となってくれる良書。
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長くかかったが、何とか読了。学問の構造という概念は今までに考えもしなかった視点に。 数多くの読むべき本がわかったので、死ぬまでに読み切りたいです。
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本書は著者がビジネス上の危機の際に読書体験、特に古典読者体験が有用であり、そこから学んだ人類の知の進化として、宗教と神話、哲学と思想、経済と資本主義について、まとめている。そして今読むべき書物として、それぞれの分野から計200冊を選び、著者が解説したものである。500ページ近い大...
本書は著者がビジネス上の危機の際に読書体験、特に古典読者体験が有用であり、そこから学んだ人類の知の進化として、宗教と神話、哲学と思想、経済と資本主義について、まとめている。そして今読むべき書物として、それぞれの分野から計200冊を選び、著者が解説したものである。500ページ近い大著で読了に時間はかかったが折に触れて読み返す事典のような本であった。
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筆者が実際に読んだ本が体系的にまとめられている。 各本の紹介に入る前に、序章で前提知識として、宗教・哲学・経済の説明がある。 (自分にあまりなじみがないためか、宗教の説明が難しかった。) 各本の紹介は、簡潔にまとめられている。得に6章の人生・教育・芸術が印象に残ったので、幾つかの...
筆者が実際に読んだ本が体系的にまとめられている。 各本の紹介に入る前に、序章で前提知識として、宗教・哲学・経済の説明がある。 (自分にあまりなじみがないためか、宗教の説明が難しかった。) 各本の紹介は、簡潔にまとめられている。得に6章の人生・教育・芸術が印象に残ったので、幾つかの本を読んでみたいと思う。
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これ自体から学ぶというよりは、現代においてどれだけ学ぶべき良書とされるものがあるかについて絶望するのにちょうど良い本だと思いました。 学びに合わせて、何度か読み直したい本であると思えました。
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