これでおしまい の商品レビュー
この時代に人と合わせることを嫌い、ひとりで生きていくことを決め、アメリカにわたり成功した素晴らしい女性。自分にはそのようなことができないから憧れてしまう。
Posted by
着物は包むもの、洋服は入れるもの。 形の決まったものに人を入れようとする洋服より、人に合わせられる着物の方が謙虚、なるほど。
Posted by
凛とした佇まい、奥に潜む確かな強さ。 何ものにもとらわれない。ただそこにある。 そんな作品そのもの人柄を思わせる1冊だった。 その人柄の根底にある揺るがない孤独。 孤独としっかり向き合い受け入れると「孤高」に昇華されてゆくのかなと感じた。 ー墨絵はお利口。 人の想像力を頼りにし...
凛とした佇まい、奥に潜む確かな強さ。 何ものにもとらわれない。ただそこにある。 そんな作品そのもの人柄を思わせる1冊だった。 その人柄の根底にある揺るがない孤独。 孤独としっかり向き合い受け入れると「孤高」に昇華されてゆくのかなと感じた。 ー墨絵はお利口。 人の想像力を頼りにしているんだから。 「これはこういう色ですよ。」と何も押しつけない。 自然の美しさを知ったとき、わたしは墨というものの知恵の深さを深く感じ取りましたね。
Posted by
書家で水墨画で著名な作家のエッセイで、最新作を読んでみた。著者のことを知ることはできたが、作品紹介がほぼなく、知っている人向けのまとめの印象なので、過去の作品を読んでみたい。
Posted by
書と向き合った孤高の芸術家は、紡ぐ言葉も思考が深く心に響く。 同じ女性として、人生の先輩として、覚えておきたいフレーズが沢山あった。 ○あきらめられないから悩みが尽きないし、あきらめられないから希望も続く。人生はその繰り返し。 ○たいていのことは受け止めて喜ぶほうが、人生は得...
書と向き合った孤高の芸術家は、紡ぐ言葉も思考が深く心に響く。 同じ女性として、人生の先輩として、覚えておきたいフレーズが沢山あった。 ○あきらめられないから悩みが尽きないし、あきらめられないから希望も続く。人生はその繰り返し。 ○たいていのことは受け止めて喜ぶほうが、人生は得ですよ ○人間は何かを面白がる精神がある。人生を面白くするか、幅広く楽しむか、その人次第よ。人間のもつ想像力を使えば退屈しない。 ○自由はあなたが責任を持って、あなたを生かすこと。人に頼って生きていくことではない。あなたの主人はあなた自身。あなたの生き方はあなたにしか通用しない。 ○一身のなかで、成熟していく精神、思考力と、衰えていく記憶、体力の両方を抱いて生きるのが老いるということなのね。
Posted by
美術家篠田桃紅さんの言葉をまとめたもの。人はもとより孤独である、などご自身の考え方が記載されている。
Posted by
時間の都合上、大きな文字のところしか、読みませんでした。 しかし、非常に良い事が書かれており、素敵な一冊に出逢えたと感じました。
Posted by
憧れの生き方、篠田桃紅。意志が強く、ピシッと背筋の伸びた、損得勘定、無駄のない、一本筋の通った生き様が伝わってくる。爽やかな孤独と言おうか。 本の内容自体は、「一〇三歳になってわかったこと」とかぶるところが多く、新しい発見はなかった。
Posted by
テーマごとの桃紅さんの言葉(いずれも芯の通った名言だ)を並べた頁と、その人生を追っていく頁が、交互に出てくる構成。特に心に残った言葉は「人は自由にどのように考えてもいいのです。どのように考えてもいいどころではありません。どのようにも考えなくてはいけない。それが自分の人生を生きる鍵...
テーマごとの桃紅さんの言葉(いずれも芯の通った名言だ)を並べた頁と、その人生を追っていく頁が、交互に出てくる構成。特に心に残った言葉は「人は自由にどのように考えてもいいのです。どのように考えてもいいどころではありません。どのようにも考えなくてはいけない。それが自分の人生を生きる鍵です」「『ただ過ぎるに過ぐるもの、人の齢(よわい)』清少納言も書いているとおり、ただ、ただ、過ぎる。当方に関係なく」。伝記の部分からは、潔く人生を選択し切り拓いていく強さと、育ちのいい人特有の人のよさが垣間見え、思っていたよりも柔和な印象を受けた。
Posted by
篠田桃紅の簡単な経歴、伝記のようなト書とともに、口語文体のエッセイ。何冊かのエッセイの中に出てきた文章も含まれる。 樹木希林さんの潔さに、美意識と知識を持つ父親から譲られた古典の知識も豊富に持ち、紡ぎ出された言葉は、素晴らしい。
Posted by
- 1
- 2