雪虫 の商品レビュー
北海道や東北地方を中心に、秋の深まりと共に飛びかい始める雪虫。まるで雪が舞うようにフワリフワリと飛ぶらしい。次の世代の卵を産むまでに8、9回も生まれ変わるふしぎな生き方をするらしい。生まれて変化して繋げて死んで。一年の間にこんなに変わっていくいく虫がいるのか。おもしろい。すごい。...
北海道や東北地方を中心に、秋の深まりと共に飛びかい始める雪虫。まるで雪が舞うようにフワリフワリと飛ぶらしい。次の世代の卵を産むまでに8、9回も生まれ変わるふしぎな生き方をするらしい。生まれて変化して繋げて死んで。一年の間にこんなに変わっていくいく虫がいるのか。おもしろい。すごい。虫は苦手だけど雪虫はいつか見てみたい。たくさんのふしぎは「へえ」がいっぱいだな。
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生まれ育った富良野の森が舞台。 雪虫が飛び始めると、「わあ♡」という美しいものを見たよろこびと、「ついに」冬がやってくるという諦観が同時にこころに広がります。 北海道で生まれ育ったので、もうずっと雪虫をともに冬の訪れを過ごしてきたけれど、その生態について知ろうと思ったことがな...
生まれ育った富良野の森が舞台。 雪虫が飛び始めると、「わあ♡」という美しいものを見たよろこびと、「ついに」冬がやってくるという諦観が同時にこころに広がります。 北海道で生まれ育ったので、もうずっと雪虫をともに冬の訪れを過ごしてきたけれど、その生態について知ろうと思ったことがなく、今回のこの読書はとても驚きのあるものでした。 この見た目で何度も生まれ変わるって、ある意味ロマンチック。感傷的にも見える表紙もあいまって、生き物が生まれてくるその役割について、いろいろ思いを馳せる時間となりました。 ”花の拠点はなふる”、センターハウスの蔵書です。
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ふわふわと美しいイメージで(^_^;) しかしやっぱり虫であった アブラムシ系の集合体はビジュアル的に 眺めて楽しむ本ではない しかし不思議な生態で 繰り返し世代が変わっていく 同じ虫だというのに7回も! 身近に雪虫がいる所に住む人達はこの生態を知っているんだろうか??
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
雪虫:体長3~4ミリ。正式名称:トドノネオオワタムシ 北海道の秋、よく晴れた風の無い日に飛び交う。雪に足と翅がついたみたいなフワフワの虫。実はアブラムシ。 タマゴから生まれた1世代目は雪虫にならない。 これは幹母といい交尾をせずに150匹前後の2世代目を子どもの形で産む。 凄い数になるが食物連鎖の下のほうなので、多くは捕食者に食べられる。 初夏に脱皮し翅を生やしてヤチダモからトドマツに引っ越して、3世代を産む。 3世代目はアリの巣の中でトドマツの根から樹液を吸う。 そして、5~6世代目が雪虫となる。 ☆春から夏は単独生殖、しかも子どもを産む。秋だけ生殖のためだけにオスがいて、卵で次世代が生まれる。 昆虫のなかでも、変わった命のリレーだ。 ☆表紙・裏表紙の淡く雪虫が映っている写真が北国の人の雪虫のイメージなのかな!1度見てみたい。
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