ヤマザキマリ対談集 ディアロゴス の商品レビュー
思っていたより濃い、いろいろ考えさせられる対談集だった。ヤマザキマリさんの著作をもう少し読んでいきたい。 ヤマザキマリ30ページ 言われたことをそのまま信じてしまったりするんですけど、それは手抜きなんですよね。「言われたことと違う、裏切られた」というのは、イタリア式に言えば、「...
思っていたより濃い、いろいろ考えさせられる対談集だった。ヤマザキマリさんの著作をもう少し読んでいきたい。 ヤマザキマリ30ページ 言われたことをそのまま信じてしまったりするんですけど、それは手抜きなんですよね。「言われたことと違う、裏切られた」というのは、イタリア式に言えば、「信じたおまえが悪い」ということなんです。 ヤマザキマリ250ページ 「信頼」という自己責任放棄の単純な処理をして、それを綺麗事としていますが、「信頼」は自分の頭で考えることを怠る意味だと思うのです。 簡単に「信じるな」「信頼するな」とヤマザキさんに何度でも言って欲しい。
Posted by
誰かと議論を交わすことによって、お互いに全く新しい考えを生み出すことができる。自分だけで考えを発酵させるのではなくて、他者と話し合うことの大切さを改めて感じた。 日本人は議論を避けがちな国民性だけれど、このようにお互いの知識や考えを出し合い、答えを出していける健全な社会になれたら...
誰かと議論を交わすことによって、お互いに全く新しい考えを生み出すことができる。自分だけで考えを発酵させるのではなくて、他者と話し合うことの大切さを改めて感じた。 日本人は議論を避けがちな国民性だけれど、このようにお互いの知識や考えを出し合い、答えを出していける健全な社会になれたらと思うばかり。
Posted by
長い期間スポーツをしてきた人間からすると、観点が少し違うというとか納得しがたい分があるというか、「そうそう」とは感じられない部分もあった ただ、色んな人の考え方や感覚を知り得て、考えさせられるところは多かった もっと、楽に読むべきかな??
Posted by
養老孟司 生きるために必然性のあることをどれだけやっているか。本来自分に備わっている喜怒哀楽をたっぷり味わってこなかったから、もっと生きたい。となってしまうんじゃないでしょうか。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
萩尾望都との対談と内田樹との対談を読んで、通読は放棄(棄権?)しました。2対談を読んでこの1冊のテーマが「スポーツ」「五輪」「アスリート」などであることが分かったので。 せっかくモー様を呼んで、五輪の話なんてもったいないと思います。スポーツについて語るのは時間の無駄、というのは私個人の価値観です。豪華メンバーが揃っているので、五輪が嫌いじゃない人はどうぞ。 (「ハイキュー!」は大好きです。あ、「風が強く吹いている」も好きだった。スポーツもの全部が苦手なわけではなかったのね)
Posted by
オリンピックがそろそろかな、という時期からコロナになり、あれぇできるの?といった時期の対談集。ヤマザキ氏の本も好きだが、対談相手も魅力的だった。プロレスラーの人とかは知らなかったけど、そちらも面白かったね。最後の兼高かおる氏の対談が一番印象に残ったかな。旅をしながら、文明であった...
オリンピックがそろそろかな、という時期からコロナになり、あれぇできるの?といった時期の対談集。ヤマザキ氏の本も好きだが、対談相手も魅力的だった。プロレスラーの人とかは知らなかったけど、そちらも面白かったね。最後の兼高かおる氏の対談が一番印象に残ったかな。旅をしながら、文明であったり世界を考えるということが、言葉の端々から感じられてよかったのだと思う。対談は、どれもよかったから、よい本だったね。
Posted by
運動という観点からの対談集。多くの分野の方と対等に対話できる筆者の見識は素晴らしい。 何より対談相手が豪華。 養老孟司、竹内まりや、中野信子、釈徹宗、棚橋弘至、パトリック・ハーラン、中村勘九郎、平田オリザ、萩尾望都、内田樹、兼高かおる。 オリンピックの直前、コロナの蔓延し始め...
運動という観点からの対談集。多くの分野の方と対等に対話できる筆者の見識は素晴らしい。 何より対談相手が豪華。 養老孟司、竹内まりや、中野信子、釈徹宗、棚橋弘至、パトリック・ハーラン、中村勘九郎、平田オリザ、萩尾望都、内田樹、兼高かおる。 オリンピックの直前、コロナの蔓延し始めた時期の対談。
Posted by
マリさんと様々なジャンルを専門とする11人の対談。 対談の軸は運動にあるので、運動や、開催前だった東京オリンピック2020について語られる。 そして運動の話から、これからの世界のあり方や、日本人の成熟が必要なこと、多様性についてなど、どんどん話が広がっていく。 どの対談相手も知...
マリさんと様々なジャンルを専門とする11人の対談。 対談の軸は運動にあるので、運動や、開催前だった東京オリンピック2020について語られる。 そして運動の話から、これからの世界のあり方や、日本人の成熟が必要なこと、多様性についてなど、どんどん話が広がっていく。 どの対談相手も知識と教養が高く、読んでいてほうーと思うことばかり。 そしてわりとマリさんと似たような考え方をする人が多かった。 毎日ジムで鍛えてますとか、スポーツに人生捧げてます、オリンピック夢中で応援します!開催は絶対必要です!のような人がいなかった。 そういう人とマリさんが対談するのも読んでみたい。 平田オリザさんが紹介していた小津安二郎さんの言葉が自分の中に残っている。 「どうでもいいことは流行に従う。大事なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う。」
Posted by
コロナ禍に世界が翻弄される中、「善く生きる」には。養老孟司、竹内まりや、中野信子、中村勘九郎、内田樹、兼高かおるら、多彩な識者との「対話」で、寄る辺なき世界の行方を示す。共同通信配信をもとに書籍化。 興味深い内容だったけど、誘導に感じることもあった。
Posted by
頭いい人たちの会話。 勉強不足で咀嚼しきれていない部分がたくさんあると思うので、色んな知識を身につけて考えるようになってから読み返したい。 「私たちが生き延びるために欠かしてはならないのは、身体を維持するための食糧と、そしてメンタルのための文化的栄養である。」
Posted by
- 1
- 2