記憶喪失の侯爵様に溺愛されています(3) の商品レビュー
ウィリアムとセドリックと穏やかに暮らしているリリアーナ。両親の離婚で、過去を思い出す辛さが伝わってくるのが悲しくなる。継母や姉まで登場して、リリアーナの辛い記憶を引っ張り出すところも。思い出したくもない記憶の原因となった家族を憎み切れないリリアーナ。そんな優しさが、リリアーナのい...
ウィリアムとセドリックと穏やかに暮らしているリリアーナ。両親の離婚で、過去を思い出す辛さが伝わってくるのが悲しくなる。継母や姉まで登場して、リリアーナの辛い記憶を引っ張り出すところも。思い出したくもない記憶の原因となった家族を憎み切れないリリアーナ。そんな優しさが、リリアーナのいいところでもあり、心配なところでもある気がした。周りのことばかり考えて、自分のことを後回しにするところもあるけれど、ウィリアムには少しずつ本心を伝えられるようになっているのが嬉しくなる。大きな障害を乗り越えた2人には、今度こそ穏やかで幸せな生活を送って欲しい。
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リリアーナがいい子すぎる。リリアーナのかわいい弟セドリックとあわせて、これは侯爵ウィリアムでなくても溺愛したくなりそうだ....と思ってしまうような感じ。 そんな様子はこれまでと変わらず相変わらずな感じだが、今回はリリアーナを虐げていた継母の確執がこれでもかってくらいに組み込まれ...
リリアーナがいい子すぎる。リリアーナのかわいい弟セドリックとあわせて、これは侯爵ウィリアムでなくても溺愛したくなりそうだ....と思ってしまうような感じ。 そんな様子はこれまでと変わらず相変わらずな感じだが、今回はリリアーナを虐げていた継母の確執がこれでもかってくらいに組み込まれていて、話が非常に重い。虐げるに至るまでの継母の過去とか、拗れた想いとか、その結末も。 リリアーナ自身の心の強さももちろんあるけど、そのリリアーナを支えるウィリアム、2人を見守る周囲の仲間たちのあたたかな関係性の中で、2人の仲睦まじさが積み重なっていくといいなと親戚のおばさんくらいの心持ちで読んだ。
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