遺伝子のスイッチ の商品レビュー

生田哲(著者)

2022/03/14

遺伝子の働きを変える仕組み、それは遺伝子を『使うか』『使わないか』を決めるスイッチともいえる。
本書で解説するエピジェネティクスではそのスイッチを研究しているが、かなり難しかった。
ただ、遺伝の基礎知識や依存症・うつ・子育てとの関連性を述べた内容は興味深かった。

2022/02/24

ある程度理系の知識がある人でないと読み進めるのが難しい本だと思った。

本書で伝えたいことは、以下の内容なのではないだろうか。

・持っている遺伝子のスイッチをON/OFFにするのは食事や環境で操作できる

・幼少期の習慣や環境により未来の自分の設計が決められてきてしまう
→例えば幼少期の両親からの愛情がない子に対しては社会人になってストレスへの感受性が高く鬱になりやすいとか

2021/07/31

少し難しい部分もあった。
実験の補足イラストや説明を図解してくれてあったりしたのがだいぶ理解の助けになったと思う。
本の冒頭だったか、初めの方で胎児の時期に母親が栄養不足だと将来肥満になりやすくなるっていうのは、ほぉーんと思った。小さい頃太っている→将来も肥満と漠然と感じていたから。
それも、胎児期の母親の栄養状態が影響するのはなぜなのかは読めばすぐなるほどな、と。

エピジェネティクスの深いところまで書かれている本だけれど、自分的にはもう少し浅くて良かったかな。

2021/04/17

エピジェネティクスについて最新の研究を踏まえわかりやすく書かれている。生活習慣とパフォーマンスの遺伝子的な関係がよくわかる。