摂関家の中世 の商品レビュー
道半ばで一度離脱(´・ω・`) 平安時代の摂関家について復習中、朝廷は藤原氏 だけで執政できず、主体となる天皇に絡みついて こそ藤氏だと再確認・・・ つまり天皇の代わって政りごとを執り行う『執政』 天皇への上奏を、関(あずか)り白(もう)す『関白』 清和天皇から安徳天皇までの2...
道半ばで一度離脱(´・ω・`) 平安時代の摂関家について復習中、朝廷は藤原氏 だけで執政できず、主体となる天皇に絡みついて こそ藤氏だと再確認・・・ つまり天皇の代わって政りごとを執り行う『執政』 天皇への上奏を、関(あずか)り白(もう)す『関白』 清和天皇から安徳天皇までの26代のうち21代天皇 が20才以下であり摂政を必要としたし政治情勢で 成人天皇を補佐・牽引する関白が必要だった訳に 母后の存在が大だ(母后=政治表には出られない) 幼帝⇒母后⇒摂政がセットで必要 院政はどうか?上皇は内裏に入れない為取り次ぎ が必要になる(上皇⇒関白⇒天皇⇒関白) 内裏には母方の親≒摂関家の執務室の「直盧」が 置かれた・・・天皇親政の時代もあるので機能と しての摂関家を本書で認識した
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朝廷権力の構成機関としての視点から、その草創から一つの終着点としての豊臣秀吉の関白就任までを描く内容。幾多の継承と分立を経て、その役割を変化させながら近世まで続く変遷が非常に面白い。ただ五摂家後の人名把握は少し大変。
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久々の平安時代で落ち着くぅ。涼しくなったけどまるで帰省した気分~(笑)。 平安末期の後三条帝から弱いのでペースダウンしたけど、おかげで鎌倉初期の摂関家、五摂家の分割辺りのモヤモヤがかなり氷解した…けど南北朝の直前で力尽きた。 巻末の系図(藤原家、五摂家、天皇家)に助けられて頑張ったけど、最終章「南北朝から戦国へ」は流し読みになってしまった。二条良基と一条兼良だけでも吉川弘文館ご自慢の人物叢書でおさらいしよう。 しかしまあ、秀吉が関白に就任するために近衛前久の猶子になっていたとはビックリよ。ホント手段を選ばない人だったのね…。
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