毎日がこれっきり の商品レビュー
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木皿泉「毎日がこれっきり」、木皿食堂シリーズ№4、2021.3発行。神戸新聞にエッセイの連載を始めて7年目、まとめた本はこれが4冊目だそうです。第1回の写真は、捨てられた子猫が一心にミルクを飲んでいる写真。今回の写真は、その猫の7年後の姿。(本当かっ!w)同じ猫とは、なんとすごいことw。この本で一番強烈な内容は: 路上で泣いていると巡査に職質され、署に連れて行かれて、鞄の中を調べられ携帯の中身も確認され・・・、妹夫婦が到着するまで、不条理な4時間を と。これはひどい。こんなことがあっていいものか!
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初めて読んだ作家さん。 夫との二人三脚で作品を創り、夫が作品のアイデアを、妻が筆で表現するとのこと。素晴らしい。
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深いわ。このエッセイ。 面白くてさくっと読めるんだけど、哲学なんだよね。 前にも書いたかもしれないけど、向田邦子に通じる感じ。 でも、道端で泣いてただけで、職務質問されて警察に連れていかれて4時間拘束されて妹さんに迎えにきてもらう事態になったって、どんだけ泣いてたんだろ。 著者は...
深いわ。このエッセイ。 面白くてさくっと読めるんだけど、哲学なんだよね。 前にも書いたかもしれないけど、向田邦子に通じる感じ。 でも、道端で泣いてただけで、職務質問されて警察に連れていかれて4時間拘束されて妹さんに迎えにきてもらう事態になったって、どんだけ泣いてたんだろ。 著者はよく泣くらしい。ひとりで泣くお気に入りの場所は陽が射さない暗い洗面所のシンクの下にもぐり込んでそこで小さくなって泣くらしい。 脚本家として成功していて豪放磊落に(写真やテレビで 見た印象からは)見えてもいっぱいいっぱい泣くことがあるんだね。 感受性がどんだけ豊かな人なんだろう。 だからこそ、繊細で私たちの心の機微に訴えるような、それでいて笑える上質なドラマが書けるんだろうな。 旦那さんとの出会いがとても大きく、介護と仕事ととても忙しいそうだけど、いきいきそれを(特に介護)こなしている。泣くこともそりゃあるよね。
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ドラマ『すいか』ファンの集いで木皿泉さん(妻鹿さんの方)にお会いしたことがあります。 気さくで明朗闊達、自分をよく見せようと言うような欲がなく、ハキハキとしゃべり、ガハハと笑い、愛とサービス精神に溢れた素敵な人でした。 エッセイにもご本人のお人柄が丸ごと現れています。 神戸新聞...
ドラマ『すいか』ファンの集いで木皿泉さん(妻鹿さんの方)にお会いしたことがあります。 気さくで明朗闊達、自分をよく見せようと言うような欲がなく、ハキハキとしゃべり、ガハハと笑い、愛とサービス精神に溢れた素敵な人でした。 エッセイにもご本人のお人柄が丸ごと現れています。 神戸新聞を購読している人は毎週この素敵なエッセイが読めるのかと思うと羨ましい! 神戸新聞と小説推理などに掲載されたエッセイの他、ダヴィンチでの亀梨和也さんのとの対談、それに昨夏、NHKで放送されたショートドラマ『これっきりサマー』の脚本も収録されてます。 木皿食堂シリーズはどれも愛読していますが、最新刊のこちらもまた何度でも読み返す一冊になりそうです。
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