私が欲しかったもの の商品レビュー
なんか凄いな。凄い人生やな。 アスリートでもないし、 そんな病気でも無い私には、 それしか言いようがない。 本を出されたくらいなんだから、 頑張っていただきたい。 それしか言いようがない。
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成長途中の身体を酷使したり制限することが、こんなにも長く心と身体を蝕むとは、ショックだった。飢餓状態とクレプトマニアが繋がっていることも、医学的見地からの解説でよくわかった。 社会性や生活力を培う機会もないままに、勝負の厳しい世界で前だけを見させる指導。それらに警告を発した本書は...
成長途中の身体を酷使したり制限することが、こんなにも長く心と身体を蝕むとは、ショックだった。飢餓状態とクレプトマニアが繋がっていることも、医学的見地からの解説でよくわかった。 社会性や生活力を培う機会もないままに、勝負の厳しい世界で前だけを見させる指導。それらに警告を発した本書はとても貴重だと思う。
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図書館のスポーツーランニングの書架で何気なく手に取った本。 マラソンに限らずトップクラスの選手は天性の才能に恵まれ、人並み外れた努力をものともしない強い精神力、メンタリティを備えた特別な人間なんだとどこかで思っていましたが、これを読んで当たり前かもしれないけどトップアスリートだっ...
図書館のスポーツーランニングの書架で何気なく手に取った本。 マラソンに限らずトップクラスの選手は天性の才能に恵まれ、人並み外れた努力をものともしない強い精神力、メンタリティを備えた特別な人間なんだとどこかで思っていましたが、これを読んで当たり前かもしれないけどトップアスリートだって普通の人間なんだということを実感しました。 むしろその才能や我慢強さゆえに、こんなに苦しむことになるなんて… レース外での試練、闘いが壮絶すぎる。 心を揺さぶられる本です。
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ニュースで知る情報で先入観を持ってしまっていたが、これを読んで背景がわかった。誤解したままにならなくてよかったという安堵。どこかのランニングイベントでお会いするのが楽しみだ。
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マラソンのトップアスリートが、何十年にもわたって摂食障害に苦しみ、窃盗症と闘ってきたエピソード。 読むだけで本当に苦しくなる。 どれだけ辛い思いをして頑張ってきたんだろうと思う。 しかしこの病気は実際に公表していない人を含めるとその数は異常なほど。 痩せなければ走れないという風...
マラソンのトップアスリートが、何十年にもわたって摂食障害に苦しみ、窃盗症と闘ってきたエピソード。 読むだけで本当に苦しくなる。 どれだけ辛い思いをして頑張ってきたんだろうと思う。 しかしこの病気は実際に公表していない人を含めるとその数は異常なほど。 痩せなければ走れないという風潮があり、いきすぎた指導により摂食障害に苦しむトップアスリートは跡をたたない。 もっとたくさんの人がこの本を読んだり、摂食障害の知識をつけて、特に指導者は理解してほしい。 若い希望の選手たちが早くに引退してしまうのもこの病気が原因な部分はあると思う。 正しい指導法でほかに苦しむ選手を出さないように導いてほしいと思う。
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選手時代の話から始まり、病気に至る経緯や治療のこと、恋愛のこと、現在の生活のことまで包み隠さず書き綴った原さん。 私も1人の市民ランナーとして心から応援しています。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
以前の活躍や最近の事件を知った上で、ザノンフィクションも見ました。 だからこそ原さんが抱える苦しみや立ち直り、周りの人々の支えがよくわかった。 最後に増田明美出されるとマラソンファンはたまらん。
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陸上マニアでもあるわたしから見れば、2005年名古屋で初優勝を飾った彼女は、日本長距離界のトッププロスペクトであり、将来の五輪マラソン代表も堅い存在だった。京セラをなぜか退社し、小出義雄監督の元で再起を図っているところまで、動向は追えていたのだが、彼女の名を久しぶりに聞いたのは、...
陸上マニアでもあるわたしから見れば、2005年名古屋で初優勝を飾った彼女は、日本長距離界のトッププロスペクトであり、将来の五輪マラソン代表も堅い存在だった。京セラをなぜか退社し、小出義雄監督の元で再起を図っているところまで、動向は追えていたのだが、彼女の名を久しぶりに聞いたのは、窃盗で逮捕されたという衝撃的な出来事だった。さらに半年もしないうちに同容疑で逮捕され、摂食障害と窃盗症であることがあきらかにされた。私は相次いだ逮捕を信じられなかった。 本書を読むまでは、彼女の摂食障害は現役後期か引退後かと勝手に考えていた。しかし、京セラ入社一年目から発症していたという事実を知る。それでいても、マラソンと駅伝で圧倒的な成績を収めていたのはものすごいことだが、健康な状態で競技を続けていくことができれば、、、という思いになる。 最近になって、主に女性アスリートの体重管理や月経について問題提起がトップアスリートからもなされるようになった。これは歓迎すべきものだが、これまでの執拗な健康管理の犠牲になった人は山ほどいただろうなと、本書を読んだことで想像でき、暗さんな気分になってしまった。 摂食障害と窃盗による転落と、彼女を利用しようとするものによる悪意の連続で読み進めていくのがしんどくなる。しかし、二度の逮捕と執行猶予付き保護観察をへて、ようやく彼女は回復の道を進んでいく。彼女が実践したのは、頼ること。有効な資源をフルに活用すること。別媒体で彼女が語っていたことには、しんどくなった時には近所に2人いる保護司にすぐ相談しているようだ。なかなか弱さを公開するのは難しいと思うのだが、ここに依存症はじめ生きづらさの問題を扱うヒントがあるように思う。 原さんは私にとって憧れのランナーでした。ただ、憧れのままでいて欲しいとは思わないし、またスリップしてもしゃあないやんけと思います。健康で自分の思うような人生を送って欲しいと願うばかりです。
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