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賢慮の世界史 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2023/04/02

元外交官の佐藤優と新聞記者の岡部伸によるインテリジェンスについての話。 双方が特定のテーマについて語る形式だったため、内容はやや散漫だったものの面白かった。

Posted byブクログ

2021/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まとめと一部感想 北方領土交渉 北方領土返還のチャンスを逃して久しいが、返還請求側が交渉では有利なことを前提に、米中関係とロシアの介入等地政学的変化も考慮しつつ引き続き交渉を続けるべき。 国際情報戦 ゴーンの逃亡に際して国際的な共感が得られた背景にキリスト教宗派が関係している。そのあたりの分析する視点がソフトパワー利用には必要になると感じた。 イギリスがファイブアイズをして日本を取り込みシックスアイズにする可能性を示唆している。日本としてはこの体制には情報交換の幅が拡がるのみでなく、イデオロギーや価値観を共有する各国とサプライチェーンを構築できる経済的な連携のメリットがある。一方、同盟国のエージェントが日本国内で不正を働いた場合の対応がおそらく生ぬるいことになる。また、情報機関が事実上不在のため、フェアな情報交換ができるか不明だと思う。 EU イギリスのEU離脱とコロナの影響で、EU各国の分断が浮き彫りになった。アメリカの混乱も影響して、EUの足並みは特に対中国対応でびらぼら。ドイツは中国への投資。イタリアは中国のマスク外交に感謝。スウェーデンは独自に中国に対峙。イギリスはファーウェイ排除。 米対中 イデオロギーの対決で考えると見誤る。 帝国主義対帝国主義の国益の衝突で考える。 日本も米国との同盟のメリットを享受する帝国主義勢力の一角である自覚が必要だと感じた。 日本の教育について 教育についての章は外交等の場面でのエリートの力不足を前提に、強化すべき教育体制を論じている。この章については、あまり同意しない。優秀な官僚の確保やイギリス式エリート教育だけが日本に有益なのか不明なため。また具体的な解決策も見えてこなかった。

Posted byブクログ

2021/05/09

外交史と現在の世界情勢をベースとした対談。 政治学や交渉論のほか、「信頼せよ、されど検証せよ」などといった含蓄のあるフレーズも所々引用されており、好奇心が刺激されるものとなっている。 外交上の振る舞い方や検証については、同心円を小さくすれば参考になるところも多いのでは、と感じ...

外交史と現在の世界情勢をベースとした対談。 政治学や交渉論のほか、「信頼せよ、されど検証せよ」などといった含蓄のあるフレーズも所々引用されており、好奇心が刺激されるものとなっている。 外交上の振る舞い方や検証については、同心円を小さくすれば参考になるところも多いのでは、と感じた。

Posted byブクログ

2021/05/07

なかなかいい組み合わせだと思う。 最後の教育に関する章。イギリスの教育が紹介されていたが、日本は何やってんだって感じ。 詰め込みは必要。大事なのはその先。

Posted byブクログ

2021/04/21

p38 チャーチル首相は、ヤルタ密約はルーズベルト大統領とスターリン首相が直接取り決めたもので、すべての事項がすでの合意されたあとに会議終盤の昼食会で知らされた。 私達は取り決めにまったく参加しなかった p131 バイデン大統領 アメリカ史上、ケネディに次ぐ二人目のカトリックの...

p38 チャーチル首相は、ヤルタ密約はルーズベルト大統領とスターリン首相が直接取り決めたもので、すべての事項がすでの合意されたあとに会議終盤の昼食会で知らされた。 私達は取り決めにまったく参加しなかった p131 バイデン大統領 アメリカ史上、ケネディに次ぐ二人目のカトリックの大統領 p179 アマゾンプライム MI-5 英国機密諜報部

Posted byブクログ