もしも徳川家康が総理大臣になったら の商品レビュー
発売直後から気になっていた本。 ようやく読み終えました。 前半(第1部)は、スケールも大きく、なかなか面白い設定だな、と思って読み進めたのですが、後半(第2部)はスケールダウンし、しかも、ご都合主義な色が強くなった気がします。 また、徳川内閣の全貌がわかるようでわからないところ...
発売直後から気になっていた本。 ようやく読み終えました。 前半(第1部)は、スケールも大きく、なかなか面白い設定だな、と思って読み進めたのですが、後半(第2部)はスケールダウンし、しかも、ご都合主義な色が強くなった気がします。 また、徳川内閣の全貌がわかるようでわからないところや、フォントの使い方、第1部と第2部で文字の大きさが違う点にも、若干違和感がありましたし、比喩の使い方はうまくない印象を受けました。 とはいえ、社会が歩を進める上で、現代の政治や政治家、国民に足りないところを指摘するという意味では、よい設定の小説だと思いました。 とくに「AIで昔の武将や偉人を復活させて内閣をつくることで、しがらみのない政治を行うことができるようにする」という設定は、政治のあるべき姿を考える上で、とても有効だと思いました。 上記の設定がしっかり活かされている第1部はかなり面白かっただけに、第2部も含め、全体の構成をもっとしっかり練った上で書いていれば、もっとよい作品になったのではないかと思います。
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純粋に面白かった!! 自分が歴史好きっていうのもあるけど…物語もしっかりしていて、ミステリー要素もありSFっぽさもありで引き込まれました!
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日本史が好きな人が漫画気分で読む分には面白いと思う。 ビジネス小説なので、実行に向けての考え方や問題に対する向き合い方を学ぶことができる。 ただ、個人的に争うシーンについては面白みを感じることができなかった。
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徳川家康を筆頭として、歴史上の偉人がAIとホログラムにより蘇り、”最強内閣”を結成し、コロナ対策に立ち向かうという話。 まずもって、全く歴史に対して興味、知見がない人には刺さらない内容だろう。 という私もそこまで詳しいわけではなく、大河を何作か見ている程度で、ある程度内容は入って...
徳川家康を筆頭として、歴史上の偉人がAIとホログラムにより蘇り、”最強内閣”を結成し、コロナ対策に立ち向かうという話。 まずもって、全く歴史に対して興味、知見がない人には刺さらない内容だろう。 という私もそこまで詳しいわけではなく、大河を何作か見ている程度で、ある程度内容は入ってきたという程度。 発想としては面白い。それぞれの功績や特徴を捉えて適材適所で偉人たちを配置し、現代人では考えられない程の即断即決、また凄まじいスピードでいくつもの困難や課題を解決していく様は非常に痛快であり、本当に偉人たちで政治を動かしたらこうなるのかというワクワク感も感じた。 ただ個人的には内容が少し冗長的だったかなとも感じた。 コロナ対策後の「プログラムのバグ」的な話はいらなかったのかなと。現代人が中途半端に物語に入ってくると何だか興ざめしてしまう。途中、偉人たちに感化された一人の現代人が容姿まで侍になってしまうという下りがあったが、そこまでになるとおいおいみたいな笑 とはいえ、これまでにはないテイストの本で十分楽しめた一冊であった。
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徳川家康を筆頭に坂本龍馬などの歴史上の人物が内閣を司りコロナ禍の現代を建てなおす。 今の閣僚より数段いい政治をしてくれていた。
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2020年コロナ禍の日本…首相までコロナに感染し、国民は政治不信に陥っていた…。そんな中、コロナを収束させ国民の信頼を取り戻すために、最強内閣が組閣された…。内閣総理大臣は徳川家康、官房長官坂本龍馬、経済産業大臣織田信長、財務大臣豊臣秀吉…彼らはAIとホログラムによって蘇り、乱世...
2020年コロナ禍の日本…首相までコロナに感染し、国民は政治不信に陥っていた…。そんな中、コロナを収束させ国民の信頼を取り戻すために、最強内閣が組閣された…。内閣総理大臣は徳川家康、官房長官坂本龍馬、経済産業大臣織田信長、財務大臣豊臣秀吉…彼らはAIとホログラムによって蘇り、乱世を生き抜いたリーダーだからこその政策を実行し、国民の信頼を得ていく…。 読みながら、思わず繰り返し感嘆の声を上げるほど面白かったです!やっぱり歴史上の偉人達はすごい!そして言葉のひとつひとつに重みがあって、心を揺さぶられるような思いがしました。私達の自由は誰かの不自由の上に成り立っている…誰かの自由ために少しの不自由を受け入れる…これすごいことですよね!まさにこの考え、コロナ禍の今だから必要なこと…そう共感しました。
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コロナ禍で駄目になった日本の政治を、AIで蘇った過去の日本の英傑たちが立て直す。トンデモハップンなお話だけど、歴史あり、政治経済あり、ミステリーありのエンタメ感覚でなんか色々楽しめる小説です。 とはいえ色々考えなから読むべきなのか、何も考えずに楽しむべきか... いちおうテーマが...
コロナ禍で駄目になった日本の政治を、AIで蘇った過去の日本の英傑たちが立て直す。トンデモハップンなお話だけど、歴史あり、政治経済あり、ミステリーありのエンタメ感覚でなんか色々楽しめる小説です。 とはいえ色々考えなから読むべきなのか、何も考えずに楽しむべきか... いちおうテーマが「コロナ禍における現代日本でどのようなリーダーシップをとるべきか」なので、小説での最強内閣の政策と2023年1月の状況で、ある意味コロナがどうなったかの答えあわせしようと読むと、トンデモ設定に邪魔される羽目になります。やはりエンタメとして楽しむのがよいという結論に。映画化されそうな設定ですしね! この本で一番価値があったのは、教科書くらいでしか知らなかった日本の偉人の豆知識。例えば綱吉の「天下の悪法」と評価された『生類憐れみの令』がまっとうな政策だったということや世界的に評価されていたこと、歴史は権力によって塗り替えられるということなどを教えてくれます。 どの英傑も自身の特性や当時の功績をポジティブに捉えて、それを現代政治に生かされるようストーリーが練られているのが面白かったです。基本的に戦国時代の武将が中心ですが、藤原頼朝や平賀源内など、ほんとに教科書ぶりの歴史的人物の活躍が楽しめます。 それにしても、265年間太平の時代を継続させた江戸時代、すごいなぁ。そのシステムを作り上げた将軍たちの政策やリーダーシップに興味が湧いてきました。
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2022/12/19 とても面白かったです! 授業聞いたことはあっても詳しくは覚えていないな…と思った偉人も解説付きで登場するので混乱することもありません。 偉人の言葉には説得力があるので読んでいて納得することが多かったです。 この本で徳川慶喜にも興味を持ちました。次読む本は慶...
2022/12/19 とても面白かったです! 授業聞いたことはあっても詳しくは覚えていないな…と思った偉人も解説付きで登場するので混乱することもありません。 偉人の言葉には説得力があるので読んでいて納得することが多かったです。 この本で徳川慶喜にも興味を持ちました。次読む本は慶喜の本に決めました!
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娘の本棚から借りて読んだ本。素直に面白く読めました。 SF×時代小説なので、何でもありですが、時代小説の醍醐味である、現代に生きているからこそ胸が熱くなる歴史人物たちの信念や言動を味わう事もできます。 後半はミステリィものとして話が展開されますが、そこがお粗末で評価を下げてしまっ...
娘の本棚から借りて読んだ本。素直に面白く読めました。 SF×時代小説なので、何でもありですが、時代小説の醍醐味である、現代に生きているからこそ胸が熱くなる歴史人物たちの信念や言動を味わう事もできます。 後半はミステリィものとして話が展開されますが、そこがお粗末で評価を下げてしまったかな。 ちゃんとヒントは出したでしょ、というのかもしれませんが、あれで納得するヒントではないし、あれをヒントとして出す人間は逆に無能でしょ。(天才だから出せるのかもしれないけど、誰にも伝わらんて。) あ、それとタイトルにある「ビジネス小説」では決してないので、そこは期待しないように。純粋に、SF×時代小説として読めば面白いです。
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歴史が苦手で、本に出てくる歴史上の人物もなんとなく名前は聞いたことあるなあレベルの私でも楽しんで最後まで読むことができた 歴史上の人物がコロナ対策の政策をどんどん打ち出してすぐに実行していく様が、読んでてスカッとする! 今の時代じゃ考えられない飛び抜けた実行力が印象的だった、、...
歴史が苦手で、本に出てくる歴史上の人物もなんとなく名前は聞いたことあるなあレベルの私でも楽しんで最後まで読むことができた 歴史上の人物がコロナ対策の政策をどんどん打ち出してすぐに実行していく様が、読んでてスカッとする! 今の時代じゃ考えられない飛び抜けた実行力が印象的だった、、 ミステリーなお話も入っててドキドキしたし最後まで飽きずに読めた! どんなこともずっと安定したものなんてないんだな、、安定させるために変わらなければいけない時が来るんだよなと実感した この本に出てきた偉人達が前世で何を成し遂げたのか知りたくなって、ちゃっかりマンガの日本の歴史貸出予約した、、
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