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生活を究める の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2023/05/18
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自分は他の人に比べてだいぶ周りのことに関心がなさすぎるというのを最近よく思う。 興味がないと言ってしまってもいい。 ここに書かれてる人達は、誰も着目しないようなことに興味を抱いて研究しててすごい。 トミヤマユキコさんの少女漫画から時代背景や働きかたを見るという視点は斬新。

Posted byブクログ

2023/02/11

視点を変える力って、意識しただけでは身につかないなと感じた。1つのことを深く考えられるようになりたい。

Posted byブクログ

2022/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

〇生活につながる探究、あるいは探究から生活につなげる…ということかな! 〇賢人たちのオススメ本も面白そう ◎自分ならではの問いを発見し、突き詰めることで独自の道を築いてきた、賢人たちの物語。 渡邊恵太「選択から逃げた先で見つけた学問」  私たちは、もう少しだけ自分の好きなように世界を見てもいい ・新しいアイデアを誰よりも先に思いつくことの満足感  …新しいアイデアに形を与えたい ・自分が見ている“赤”と他の人が見ている“赤”  …人はそれぞれ、どのようにして世界を見ているか ・なぜ文系か理系かを選択しなければいけないのか  …マッキントッシュの画面は、心理学者が設計している ・デザインは誰のことを考えて作られているか  「コンピュータの使いやすさ」→「生活にしぜんと馴染む、コンピュータのあり方そのもの」 ・「間」に注目する ☆あなただけの「!」を見つけるために  今、選べないものはなに?  「第3の道」はない? トミヤマユキコ「ドン底で見た、マンガのリアル」  集団の真ん中にはいられないし、いなくてもいい! ・集団のまわりに、居場所を見つける  それぞれの価値観を貫く表現者  ジェンダーの型、キャラの型 ・『ハッピーマニア』  結婚して幸せ…ではない主人公 ・『鬼滅の刃』は少女マンガ的 ・『美少女戦士セーラームーン』  女だらけの職場の話としてとらえてみる ・主流派でいられなかった経験 ☆あなただけの「!」を見つけるために  まわりに合わせて、無理をしていることはない?  自分ならではの「邪道」を考える 高橋龍三郎「「天才も解けない謎」を、解くために」  1万年前の縄文時代をこの目で見る方法がある ・宇宙だけでなく「地中」にも、未知なる世界は広がっている ・お金で測れることは人間の生活の一部で、すべてではない ・縄文土器から考える情報のシェア ・パプアニューギアで縄文を探す  女性が土器の作り手  …1つの型を受け継ぐのではなく、いろいろな場面、いろいろな人から異なる系統のものを取り込んで、作られていく  …母娘、結婚先、弔いの儀式のときなど  …魔女が土器を変える   先導する人、信仰と生活  …呪いと戦争:社会の形や宗教意識   ←争いを引き起こす原因を考えることは、他者への理解とつながる ☆あなただけの「!」を見つけるために  身のまわりの不思議なことに目を向けよう  普通でない方法で、謎に迫る

Posted byブクログ

2022/04/17

さらっと読める本。インタラクションデザイン研究 渡邊恵太さん、日本近現代文学・少女漫画研究 トミヤマユキコさん、考古学 高橋龍三郎さん、お三方のどのようなきっかけで自分の研究分野が決まっていったのか、というお話をされている。 スタディサプリ、とあるので学生向けだと思う。大変分か...

さらっと読める本。インタラクションデザイン研究 渡邊恵太さん、日本近現代文学・少女漫画研究 トミヤマユキコさん、考古学 高橋龍三郎さん、お三方のどのようなきっかけで自分の研究分野が決まっていったのか、というお話をされている。 スタディサプリ、とあるので学生向けだと思う。大変分かりやすく書かれていた。 中でも興味深かったのが、トミヤマユキコさんのお話。私は少女漫画が大好きだが、トミヤマユキコさんが感銘を受けた「ハッピーマニア」という漫画は読んだことはない。けれども漫画でも文学でも絵空事ではなく、どこかしら現実世界に影響を受けて描かれているのは間違いなく、その着眼点が面白いなあと思った。トミヤマさんが最初に研究しようとしていた江戸川乱歩も私は大好きだ。 私はサブカルチャーは受け手や担い手を選ばないので、広がりやすく、馬鹿にされやすいのかとも思う。日本ではサブカルチャーはむしろ棲み分けがされた主流派のように感じることがある。例えば鉄道マニアという人々がいて、その中でも「乗り鉄」「撮り鉄」「音鉄」などいろいろ分かれているように。簡単にオタクというマイノリティーとは言えなくなり、今ではアニメは海外から日本を語る上では欠かせないものになっているのではないだろうか。 考古学の研究方法も興味深かった。私がすぐに思い浮かべる発掘だけでなく、現在もそのルーツを持つ文化圏に行って、研究する。民俗学の手法にも通じるものがあると思った。まだ若かった頃、昔話や神話に興味があり、日本各地の昔話の冊子を集めて現在も所有しているが、いろいろ類似点、違う点があって面白かった。 どの方の研究分野の動機も素晴らしくて、いいなあ、と思った。高校生くらいの人たちが読むととてもいいんじゃないか、と思う。

Posted byブクログ