絆-棋士たち師弟の物語 の商品レビュー
その名の通り、将棋界の師弟の話が綴られています。図書館で見つけて読んでみました。ネット記事で抜粋版は見たことありましたが、改めて通しで読んでみると、師弟以外の人間関係も垣間見えて興味深かったです。個人的には、深浦康市九段と佐々木大地七段の話も気になっていたのですが、そちらは別の本...
その名の通り、将棋界の師弟の話が綴られています。図書館で見つけて読んでみました。ネット記事で抜粋版は見たことありましたが、改めて通しで読んでみると、師弟以外の人間関係も垣間見えて興味深かったです。個人的には、深浦康市九段と佐々木大地七段の話も気になっていたのですが、そちらは別の本のようなので、機会があったらそちらも手に取ってみようかな。 しかしなかなかの頁数(350頁超)なのと、地味に脱字っぽい箇所があったのと、微妙に文章が読みづらい気がしたのは気のせいだろうか…
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将棋の師弟の絆を描いた一冊。 前作の『師弟』に続く第二弾。 とかく現在の将棋の世界は内弟子制度がなく、一見あまり師弟の繋がりはなさそうに見える。 しかし、少なくともここに出てくる師弟はそんなことはなく、師弟の暖かい交流を垣間見ることができて、興味深かった。
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さいたろう先生のファンの方でもしまだ未読の人が居たら絶対読んだ方がいいです。 齋藤慎太郎八段、一生推します。 個人的には、 淡路九段「久保君は天然だから」 と、 久保九段「村山聖宅の玄関チャイム押し続けてた」 〜の二つのくだりで爆笑してしまいました 久保君きみ天然なのか!?
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将棋の師弟をテーマとした本である。 プロの将棋棋士になるためには、まずは、奨励会という養成機関に所属し、そこを勝ち抜く必要があるが、その奨励会に入会するためには、現役のプロ棋士である師匠の推薦が必要だ。ということは、プロ棋士には、必ず師匠が存在する。 本書の筆者である野澤さんが、...
将棋の師弟をテーマとした本である。 プロの将棋棋士になるためには、まずは、奨励会という養成機関に所属し、そこを勝ち抜く必要があるが、その奨励会に入会するためには、現役のプロ棋士である師匠の推薦が必要だ。ということは、プロ棋士には、必ず師匠が存在する。 本書の筆者である野澤さんが、将棋の師弟に関しての書籍を出版されるのは、「師弟(棋士たち 魂の伝承)」に続けて2冊目。本書は、2019年2月号から「将棋世界」という雑誌に連載された「師弟」シリーズをベースに書籍化されたものである。1話に1組の師弟が登場する。本書に収載されているのは、8組の師弟。 野澤さんは、もともとプロのカメラマンでもあるので、本書には、登場人物たちの写真が多く含まれる。前作の「師弟(棋士たち 魂の伝承)」には、タイトル戦や公式戦での写真、すなわち、棋士が自らの戦いの場に臨む、ひりひりした写真が多かったが、今回の本では、スナップ写真的な落ち着いた写真が多い。前作の写真は棋士の緊張感や闘争心が伝わってきて、とても魅力を感じたが、本作でのリラックスした写真も、棋士の素の姿を垣間見ることが出来、これはこれで悪くない。 上述したように、師匠が師匠となるのは、弟子が奨励会に入会する、すなわち、これからプロ棋士を目指して戦いを始める時だ。師弟の組み合わせによって異なるが、実際に師匠が弟子に将棋を教えることは少ないのが通例であるようだ。そういう意味では、師匠は、将棋の技術に関しての師匠ではない。これも、師弟の組み合わせにより異なるが、師匠は、ロールモデルであったり、(技術的ではない部分の)コーチであったり、サポーターであったり、あるいは、その組み合わせであったり、様々だ。企業の中でのメンターを思い浮かべた。
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前作とはまた違った師匠と弟子の物語だが、今回のほうがよりていねいに、深い話が多い印象。 高野五段の新人王スピーチは知っていたけれど、これを読んだらおじさんじゃなくても泣くわ…
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天彦、慎太郎、で始まって、締めが豊島。 満腹感も幸福感もいっぱいだけど、もっともっと取り上げるべき師弟がいるでしょう、と思ったら、連載は続いてる、と。 所司一門や井上一門、安恵一門はもちろん、三枚堂や八代、長谷部といった人たちにもフォーカスを当てて欲しいところ。 ともかくも、...
天彦、慎太郎、で始まって、締めが豊島。 満腹感も幸福感もいっぱいだけど、もっともっと取り上げるべき師弟がいるでしょう、と思ったら、連載は続いてる、と。 所司一門や井上一門、安恵一門はもちろん、三枚堂や八代、長谷部といった人たちにもフォーカスを当てて欲しいところ。 ともかくも、次巻が待ち遠しい。
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