大義 の商品レビュー
8ヶ月振りに読むシリーズ6作目はスピンオフ集で各話が短い。諸橋と城島以外のメンバーがフィーチャーされてて、これはこれでありだね。佐藤本部長、この話があって前作に繋がるのね
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今野敏さんの小説は大好きだが、暴対係はさけていた。今回試しに読んでみたら、短篇集が面白かった。二人の尊敬できる上司、そしてその上司からアドバイスをもらって見事に暴対係の頼りになる人になった人、そして変わりつつある人、一見暴対係に合わなそうな人が係を気に入っていたりと、6人の信頼関...
今野敏さんの小説は大好きだが、暴対係はさけていた。今回試しに読んでみたら、短篇集が面白かった。二人の尊敬できる上司、そしてその上司からアドバイスをもらって見事に暴対係の頼りになる人になった人、そして変わりつつある人、一見暴対係に合わなそうな人が係を気に入っていたりと、6人の信頼関係がとてもいい。 特に最後の「心技体」がうるっときた。たとえ気が弱く、体も弱くても技を伸ばせば、他のレベルが上がると思い合気柔術に励んだ倉持。今では、暴対係の秘密兵器。倉持の良さを見抜く上司も素晴らしい。こういう人間関係のもとて働いてみたい。暴対係のシリーズも読んでみようと思う。楽しみだ!
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横浜みなとみらい署暴対係第6弾! 今回はチームワークの良さを中心に描かれたスピンオフ短編集。 これはこれで良いのだが、短編集は物足りない。
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深掘りの時間です 警察というのは組織捜査が基本だ チームプレイということだ なので当然今野敏さんの警察小説でもチームで事件と対峙する もちろんそうでない作品も多いが、人気シリーズではだいたいそうだ 本作『横浜みなとみらい署シリーズ』や『安積班』や『隠蔽捜査シリーズ』もそう し...
深掘りの時間です 警察というのは組織捜査が基本だ チームプレイということだ なので当然今野敏さんの警察小説でもチームで事件と対峙する もちろんそうでない作品も多いが、人気シリーズではだいたいそうだ 本作『横浜みなとみらい署シリーズ』や『安積班』や『隠蔽捜査シリーズ』もそう しかしひとつの作品の中でなかなかチーム全員にスポットをあてるのは難しい そこで短編集だ シリーズの合間に挿まれる短編集だ ここでチームの一員を深掘りしていく これによって例え長編のなかで二言三言しか喋っていないような場合でも重みが変わってくる その人の背景や人となりを十分にわかっているので、長編の面白味が倍増するのだ うまいことやるな 今野敏さん
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今野敏先生の警察小説『みんな悩んでみんないい』 何時も以上に登場人物ひとりひとりが様々な思いを 胸に捜査に勤しんでいることが判る心情暴露型警察 小説です 物語は手馴れたもので「当然面白い」(∩´∀`)∩
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横浜みなとみらい署暴対係シリーズの短編集。 「タマ取り」 「謹慎」 「やせ我慢」 「内通」 「大義」 「表裏」 「心技体」 の7編収録。 隠蔽捜査の竜崎が神奈川県警刑事部長になったので読み始めたシリーズだが、この短編集で各キャラが安積班のようにわかり易くなりました。 「ハマの用心棒」諸橋夏男警部(係長)、饒舌キャラのナンバーツー城島勇一警部補(係長補佐)、見たマルBの浜崎吾郎巡査部長、見た目は柔だが柔術の達人の倉持忠巡査部長、ITスキルの高く倉持のパートナーの八雲立夫巡査長、一番若く浜崎のパートナーの日下部亮巡査がメンバーで、諸橋と絡む監察の笹本康平が準レギュラーのようです。
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みなとみらい署シリーズ最新作。今回は短編集。今野作品、それもシリーズものの短編集がときおり長編にまざって刊行されるますが、毎回楽しませてもらっています。 長編では事件の謎解きやその背後にある複雑な人間関係やカラクリを解き明かすことに焦点が当てられていますが、短編集ではそれが一転...
みなとみらい署シリーズ最新作。今回は短編集。今野作品、それもシリーズものの短編集がときおり長編にまざって刊行されるますが、毎回楽しませてもらっています。 長編では事件の謎解きやその背後にある複雑な人間関係やカラクリを解き明かすことに焦点が当てられていますが、短編集ではそれが一転し、登場人物にスポットがあてられ、主役級の諸橋や城島のみならず脇を固める人物がクローズアップされます。 長編では描かれることのない、というかそこまで描き切れない登場人物の意外な一面や現在に至るまでの過去のエピソードであったりと、よりその人物を深く描き切っていて、感情移入しやくすなるからたまりません。長編と組み合わせて読むことによる相乗効果でどちらもますます楽しめる仕掛けといえるでしょう。もう、面白くないわけがない!
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大義 短編集みなとみらい署暴対係 ハマの用心棒、諸橋警部が県警から係長格て左遷。城島警部補は係長補佐 ベテラン巡査部長浜崎、見かけはマルB 見かけ普通の倉持 IT強い八雲、合気道得意 タマ取り 本牧のタツが、常盤町のつっつぁんのタマをとる。70歳のヤクザ同士が殺人? タマはギョクの間違い。将棋を勝負の話。 謹慎 ヤクザを殴り倒し圧倒する諸橋係長と城島 現場に部下の八雲が到着すると2人の前田にヤクザが3人流血して倒れいた。県警がヤクザを逮捕。ヤクザが諸橋と城島を訴えた。 県警の刑事の仕業。企業買収の件で2人を排除したかった。二人は互いに庇いあっていた やせ我慢 城島は新人時代ヤクザが苦手。浜崎が若い日下部に克服方法を説明。七三分けから坊主。ネクタイ外しダークスーツ、シャツの襟立て 城島が逮捕したヤクザが出所。城島をつけた 一対一でヤクザが匕首を抜いた。 諸橋係長が脇から近づきパンチ。逮捕せず 来るたびに同じめに合わせる 内通 麻薬捜査。容疑者確保も証拠出ず。 県警が内通者探し。キャリア監査官笹本が取り調べ。ITが得意な八雲はIT系本部異動打診と諸橋の普段の行動連絡を依頼。 諸橋に二重スパイはやめろ。 逮捕出来なかった容疑者と薬中が一緒にいる現場に遭遇。逮捕して直ぐに県警に渡す ブツを発見。内通者は県警にいた。 笹本は諸橋を守ろうとしていた 大義 新任本部長から笹本は諸橋と神風会の関係の説明を求められた。 ヤクザ同士傷害事件。笹本が諸橋を訪ね行動を共にする。神風会を情報収集で訪問。 容疑者は逮捕。抗争にはならず。諸橋は神風会に依頼。笹本は本部長に諸橋から直接話を聞くことを勧めた 表裏 諸橋と城島に付き纏うフリーライターがヤクザと親しくなる 諸橋の弱みを調べろ。断ると脅された。 両親宅が襲われたが浜崎が救う 心技体 県警の代わりヤクザにガサいれ。倉持は若いヤクザにからまれる。見た目がマルB向きではない。諸橋には倉持は秘密兵器。 柔術の達人。ヤクザ6人に一人で立会い、全員を斃す。部署紹介で倉持を勧める。好きな言葉が心技体。
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■タマ取り ヤクザの親分が狙われているらしいという噂を聞いた。 しかし調べていくと、単なる将棋の玉取りを目指す真剣師がいるだけだった。 ■謹慎 諸橋係長と城島係長補佐がいつも通り街のチンピラ、ヤクザを懲らしめていたところ、別の署の人間が男達を連行していった。 その後、そのヤクザから訴えられ二人は謹慎処分とされたがどうも様子がおかしい。二人はハメられていた。その連行していった別の署の刑事が裏で糸をひいていた。 ■やせ我慢 以前逮捕したヤクザが出所してお礼参りをしてくるという噂があった。 それを城島と諸橋は返り討ちにする 元々はヤクザを怖がっていたが、刑事も演じていた。 ■内通 麻薬売買の現場を抑えたはずが証拠は全く出てこなかった。 それはみなとみらい署から情報が漏洩していると疑惑がかけられた。 しかし、漏洩していたのは、本部の末端捜査員だということがわかった。 ■大義 警察とヤクザの繋がりが問題視された、しかしこのヤクザは指定暴力団ではない。 マスコミに嗅ぎつけられたら厄介だと思った本部長は何で繋がりをやめられないのか報告を求めた。 それは蛇の道は蛇ということだ。 ■表裏 ヤクザを取材したいというジャーナリストに付きまとわれるようになった。 そのジャーナリストはヤクザの本当の恐ろしさを知らなかったのだ。 ■心技体 見た目は頼りなさそうな倉持。 元々、縁のない言葉だと思っていたが、一つを伸ばせば他を補えると考えた。 それが今につながっている。
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笹本監査官や神野親分が何度も登場し、興味深く読むことができた。 諸橋係長の部下に焦点を当てたことも良かった。
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