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ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(上) の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2023/05/08

広場恐怖症で酔っ払いの主人公の女性が、どーでもいいようなことを延々独り語りするばかりで、全然進まないお話なのだが、ミョーに面白い(^^ゞ ていうか、お話の舞台も、主人公の家とその近所50メートルくらい(?)で。 ま、下巻で一度だけ、主人公がカフェに行く場面があるんだけど、それも近...

広場恐怖症で酔っ払いの主人公の女性が、どーでもいいようなことを延々独り語りするばかりで、全然進まないお話なのだが、ミョーに面白い(^^ゞ ていうか、お話の舞台も、主人公の家とその近所50メートルくらい(?)で。 ま、下巻で一度だけ、主人公がカフェに行く場面があるんだけど、それも近所w ……という、考えてみれば、この舞台設定でどうやったら話が進むんだよ?というお話なのだから、そもそも話が進むわけがない(爆) なのに、思わず★5つ付けちゃうくらい、ミョーに面白く読めちゃうのは、延々語られる主人公のやや自虐気味な独り語りにテンポとユーモアがあるからだと思う。 井ノ頭五郎のあの語りを思い出しちゃうのだ(爆) といっても、この主人公は「腹が減った」、「よし。店を探そう」とせかせか歩き回るのではなく。 ひたすら家にこもって、メルロー、メルロー、時々、薬。 それ以外は、望遠レンズのついたカメラで近所の家の覗いて、またメルロー……、みたいな(^^; そんな主人公の家にひょっこりやって来て、楽しく語り合ったお向かいの奥さん(?)。 その後、例によって主人公がカメラで覗いていたら、偶然、その奥さんが殺される場面を目撃しちゃう……。 警察に通報しても、酔っぱらいの主人公の言うことは信じてもらえない。 しかも、現れたその家の奥さんは、主人公の家にやってきた女性とは、まるっきり別人。 とはいうものの、その家の旦那が、なぁ〜んか怪しいw アル中の女性が、ある家の中で起こった殺人を目撃してしまうという小説は、前にも読んだことがある。 あれは確か講談社文庫だったから、同じ小説がハヤカワから出たってことなのかな?と思ったら、全然違う話だった。 ていうか、そう、あれは電車の中から見ちゃうんだった(^^ゞ それに、あっちはイギリスの話じゃなかったっけ? ぶっちゃけ、あっちは全然面白くなかったんだけど、これはなかなか面白い。 主人公の行動半径が極端に狭いこのお話に、どう結末をつけるのか? 下巻が楽しみw

Posted byブクログ

2021/09/24

横文字表記を、カタカナにするのか?縦書きアルファベットにするのか?横書きにするのか? 物語を楽しむだけではなく、「翻訳」に関する編集者の様々な苦労を聞いて楽しんで、内容を議論して楽しんで、3倍楽しめた本。

Posted byブクログ

2021/08/01

精神分析医で広場恐怖症、薬とワインが手放せず、近所をカメラで覗き見ることを止められない。妄想なのか事実なのか判然としない。もやもやとしたまま、過ぎて行く。

Posted byブクログ