ビジュアル「毒」図鑑200種 の商品レビュー
毒物に関する生き物だけでなく、化学物質も取り扱ったビジュアル本。山歩きの際に出会いそうな植物、キノコ類、ヘビ、昆虫類等のスタンダードな情報から、毒物を使った殺人事件で最近の有名なものから古いものもいくつか取り上げられていて、意外に面白かった。殺人事件簿が最初にあるところがミソだっ...
毒物に関する生き物だけでなく、化学物質も取り扱ったビジュアル本。山歩きの際に出会いそうな植物、キノコ類、ヘビ、昆虫類等のスタンダードな情報から、毒物を使った殺人事件で最近の有名なものから古いものもいくつか取り上げられていて、意外に面白かった。殺人事件簿が最初にあるところがミソだったのかも。半年ほど前に読んだ「毒薬の手帖」を少し思い出しました。 基本的には図鑑なのですが、個人的には、スベスベマンジュウガニって名前だけよく聞くけど、毒で食べらないからだったんだなーと思えたトリビア的なところと、カモノハシやスグロモリモズの哺乳類・鳥類が取り上げられていたのがうれしい点でした。加えて、毒性物質の構造式が載っている点が有機化学をかじったことがある人にとってはニンマリするかもしれません。
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