最後の晩ごはん 初恋と鮭の包み焼き の商品レビュー
聴了。 今回のお話も切なくて愛おしい。淡海先生に大きな変化が訪れます。海里さんの事件と並行して進むので、どこに落ち着くのかとふわふわしましたが、海里さんの件は持ち越しでした。
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淡海五朗と一心同体化していた亡くなって妹の気配が無くなった。海里が、倉持悠子と演じる朗読劇の役が掴めず、悩む回です。 役作りでは、倉持悠子は、自分の経験から役を相続すると言う。朗読劇は、不倫された妻を演じるが、彼女は、昔、二股をかけられた経験を元にひていると。 海里の役は、その...
淡海五朗と一心同体化していた亡くなって妹の気配が無くなった。海里が、倉持悠子と演じる朗読劇の役が掴めず、悩む回です。 役作りでは、倉持悠子は、自分の経験から役を相続すると言う。朗読劇は、不倫された妻を演じるが、彼女は、昔、二股をかけられた経験を元にひていると。 海里の役は、その夫。妻がいながら、不倫をするが、それが悪いことだと思っていない。海里は、それがどうしても理解できず、その役を嫌悪しながら演じ、悠子に指摘される。
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淡海先生と純佳さんの話、ここ何巻か淡海先生が厳しいと思っていたが、純佳さんさえいればなんでも良いと投げやりになっていたのだそうだ。 何巻にも渡って伏線をはるとはシリーズならではと感じた。 また、カイリが朗読することになってから、なかなか話が進まないのはちょっともどかしい。
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海里の兄夫婦と母はいい関係を築き上げたのね。特別養子縁組のご縁があった時、この家族は子供を迎えてどんな家族になっていくのか楽しみ。淡海の中にいた彼の妹も旅立ちを決めたのね。淡海の作家らしい好奇心あふれる残酷さは絶対的な妹の存在に依存して作られてたのか。まあ彼女が消えても淡海先生は...
海里の兄夫婦と母はいい関係を築き上げたのね。特別養子縁組のご縁があった時、この家族は子供を迎えてどんな家族になっていくのか楽しみ。淡海の中にいた彼の妹も旅立ちを決めたのね。淡海の作家らしい好奇心あふれる残酷さは絶対的な妹の存在に依存して作られてたのか。まあ彼女が消えても淡海先生は淡海先生らしくいるんだろうけど。
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いよいよ朗読劇デビューに向けて 取り組み始めた海里。 作品は、このために淡海先生が書いた ある夫婦の物語…ですが〜 演じるのがどうしても好きになれないキャラ。 そこで、海里は先生の取材に同行し 創作の一端に触れることに。 今回は、淡海先生と妹のおはなし。 初登場以来ずっと 「一...
いよいよ朗読劇デビューに向けて 取り組み始めた海里。 作品は、このために淡海先生が書いた ある夫婦の物語…ですが〜 演じるのがどうしても好きになれないキャラ。 そこで、海里は先生の取材に同行し 創作の一端に触れることに。 今回は、淡海先生と妹のおはなし。 初登場以来ずっと 「一緒に生きて」きた兄妹ですが そろそろお別れの時がきたようです。
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先生と妹との別れが寂しさもあり温かくもあった。 最後を朗読と料理でサポートする3人もまた良い。 このシリーズは割とどこから読んでもいいタイプかなと思っていたけど、このお話はやっぱり前作なりを読んでからの方がいいなと思った。
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今までで一番好きな巻になりました。 こう、相互理解の難しさが色んな角度から切り取られているように思います。 表に出てくるものが全てではないのに、わたしたちはそれを元に判断することしかできないというか。 『夫』の思いがわからない海里も、奈津さんと一憲兄ちゃんの葛藤もそこにある。 だ...
今までで一番好きな巻になりました。 こう、相互理解の難しさが色んな角度から切り取られているように思います。 表に出てくるものが全てではないのに、わたしたちはそれを元に判断することしかできないというか。 『夫』の思いがわからない海里も、奈津さんと一憲兄ちゃんの葛藤もそこにある。 だからこそ、思っていることを話し合う必要性もあるのかなと。 「心の成り立ちを知らずして、他人の記憶を正しく理解することはできない」 これがすごく刺さりました。 淡海先生の純佳ちゃんへの思いが深くてとてもすきです。
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久しぶりの「最後の晩ごはん」シリーズ。 朗読劇の登場人物に感情移入できない海里。 その朗読劇の原作を作った淡海の死んだ妹の気配が消えて。 加えて一憲と奈津の夫婦にも悩みと新たな決断もあったりで。 今回も内容の濃い物語でした。 それぞれが決断の後新たな未来へ進む。 これらを経て海里...
久しぶりの「最後の晩ごはん」シリーズ。 朗読劇の登場人物に感情移入できない海里。 その朗読劇の原作を作った淡海の死んだ妹の気配が消えて。 加えて一憲と奈津の夫婦にも悩みと新たな決断もあったりで。 今回も内容の濃い物語でした。 それぞれが決断の後新たな未来へ進む。 これらを経て海里もまたどのような影響をもたらすのか。 次のシリーズも楽しみにしていたいと思います。
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「心の成り立ちを知らずして、他人の言動を正しく理解することはできない」 海里の役への取り組み方への淡海先生の言葉が、兄夫婦の件、淡海兄妹の件で実感できたかな? 無事に海里くんが叔父さんになれる日がくるといいな。 そして今回の幽霊純佳ちゃん、淡海先生に対する気持ちが、セツナかった。...
「心の成り立ちを知らずして、他人の言動を正しく理解することはできない」 海里の役への取り組み方への淡海先生の言葉が、兄夫婦の件、淡海兄妹の件で実感できたかな? 無事に海里くんが叔父さんになれる日がくるといいな。 そして今回の幽霊純佳ちゃん、淡海先生に対する気持ちが、セツナかった。。でも淡海先生がちゃんと自分の人生に執着があって良かった。
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このシリーズもいったい何冊読んだことだろう。今回のお話は、新しい幽霊こそ出てこなかったけど、夏神さんは古き良き日本の味を再現して発信することに日々努力し、海里は朗読という分野で試行錯誤しながらも奮闘し、それぞれが暗中模索だったシリーズ初期のころを思うと、自分のやりたいことに向かっ...
このシリーズもいったい何冊読んだことだろう。今回のお話は、新しい幽霊こそ出てこなかったけど、夏神さんは古き良き日本の味を再現して発信することに日々努力し、海里は朗読という分野で試行錯誤しながらも奮闘し、それぞれが暗中模索だったシリーズ初期のころを思うと、自分のやりたいことに向かって進んでいる感じがあっていいなあと感じた。 大切な人との別れ、それも相手の幸せを願う上での別れ。黙ってそっといなくなろうとした彼女に「ちゃんとお別れを言ったほうがいい」と助言した海里。大切な人がいなくなったあとにできた心の大きな穴を、その人がきちんと他のことで埋めて生きていけるように、きちんと別れを告げたほうがいいというその考え方。いいと思うな。そのほうが別れた時はつらいけど、きっと次に向かって歩みだしていけると思う。 そして、反対にそういう別れ方ができなかった夏神さんの苦しさ、悲しさも感じる。 別れ、思い出、愛、そんなことを考えさせられた、ちょっと大人な『最後の晩ごはん』でした。
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