Mガールズ の商品レビュー
Covid-19が収束したあとの世界。 別のウィルスが猛威を奮っている。 オンラインでしか会えない友だち。 学校にはいけない。 外に出るのは決められた日だけ。 そんななかでも、 主人公たちは「ダンスをしよう!」と仲間を募り、ダンスを通じて友だちと繋がっていく。 いろんな立場の友...
Covid-19が収束したあとの世界。 別のウィルスが猛威を奮っている。 オンラインでしか会えない友だち。 学校にはいけない。 外に出るのは決められた日だけ。 そんななかでも、 主人公たちは「ダンスをしよう!」と仲間を募り、ダンスを通じて友だちと繋がっていく。 いろんな立場の友だちと、ダンスを通じて仲を深めていくところがよかった。 なにがあっても、やっぱり友だちって大事なんだよな。もちろん、恋愛も! 読後感はかなりいいです。 どんなウィルスも、きっと終わりが来る! ただ、やっぱり、 物語のなかだけでは、ウィルスのことは忘れていたいと思うし、この先何年もこんな状態が続いていくような、設定のお話は、子どもたちに読ませるのはちょっと酷かなあ。 この作家さんはかなり社会的な作品を児童文学で出されているので、このウィルスについての作品を出したのも、さすが、というかんじ。
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感染症が蔓延し、社会のあり方が変わった近未来。 SNSでダンスグループを結成して、いつか画面越しでなくみんなで踊れるだろうか。 〇現実がコロナ下でしんどい中、もしかしたらこのような未来があるかもとヒヤリとしたものを感じながら読んだ。 いまは、感染のパニックも下火になったが、当初からを振り返ると、感染したとき、感染させてしまったときの苦悩やまわり視線、感染してしまった人への態度、どれも物語の中の絵空事ではない。 そのほか、懐事情による階級社会、気象災害、家族のあり方、学びの事情など、悩みの種を弾けさせたような。 小学生の子どもらしい前向きさと希望があってよかった。話し方など、いるいる!と思いながら。
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2020年から感染流行し、世界的にも非常事態宣言やロックダウンをさせたCOVID19の拡大を受けて、書かれた物語。 あとがきには、「希望とは何なのか、ということをずっと考えていました。」「少しだけ、来るべき未来に思いを巡らせていただけるならば」(抜粋)とある。 個人的には、今...
2020年から感染流行し、世界的にも非常事態宣言やロックダウンをさせたCOVID19の拡大を受けて、書かれた物語。 あとがきには、「希望とは何なのか、ということをずっと考えていました。」「少しだけ、来るべき未来に思いを巡らせていただけるならば」(抜粋)とある。 個人的には、今、我慢をしながら過ごしている子ども達がこの物語を読んで、さらに続くというか、収束してもなお、新たなウイルスに怯え、友達や家族でさえも手も繋げない日常が当たり前になってしまう世の中、エリアごとに経済格差がハッキリとしていて隔たりのある世界を想像して、希望を見出せるのだろうか?と疑問に思った。希望の前にうんざりしてしまいそうだ。 正直、途中で読みたくなくなった。 ただ、ダンスをしたいという6年生のやりとりは可愛くて懸命な姿を応援したくなる。 未だ収束が見えない中でこのような出版は、拙速なのではないか?と私は感じた為、お勧めしません。
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