おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
最初はおばあちゃんのロードノベルかと思ったけど、実際は哲学的・「アルケミスト」的な本だった(作者は哲学博士らしい)。簡単な言葉で書いているけど奥が深い。あまり好きなタイプの本じゃないけど、「猫は魔法使い」には納得。おばあちゃんが人にアルファホールをあげるたびに、昔住んでいた国のアルファホールを思い出す。ホロホロと崩れやすかったと思うけど、おばあちゃんのは長距離旅行でも悪くならない。
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ここの皆さんの書き込みを見て、胸のつかえがスッと。 そうなんだよ。「アルケミスト」であり「星の王子様」なんだな。 でもその世界にはまれない人間にとっては「うるせいよ」でしかないし「うっとおしい」んだ。 宗教じゃないんだけど、嫌いな食べ物を「さあ健康にいいから食べなさいな!」とおす...
ここの皆さんの書き込みを見て、胸のつかえがスッと。 そうなんだよ。「アルケミスト」であり「星の王子様」なんだな。 でもその世界にはまれない人間にとっては「うるせいよ」でしかないし「うっとおしい」んだ。 宗教じゃないんだけど、嫌いな食べ物を「さあ健康にいいから食べなさいな!」とおすそ分けされるようなもので、嫌がる人にそれを与えるのは自己満でしかないんだ。そういうのに大きな声でノーと言いましょう。90歳のばあちゃんは元気に自転車乗らねえよ。
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最初は意味がわかんなくてつまらなかったけど、アニメシャツの少年の話から一気に引き込まれた。 スペイン人の本は初めて読んだ気がする。 結構今の自分にグッとくる話が多くて、個人的には背中を押された感じがする。 メキシコが舞台だから読もうと思ったけど、オアハカからベラクルスに自転車...
最初は意味がわかんなくてつまらなかったけど、アニメシャツの少年の話から一気に引き込まれた。 スペイン人の本は初めて読んだ気がする。 結構今の自分にグッとくる話が多くて、個人的には背中を押された感じがする。 メキシコが舞台だから読もうと思ったけど、オアハカからベラクルスに自転車で行こうと思えるまるおばあちゃんすごい。 私もやってみたいけど、メキシコの治安とか考えると、車が精一杯かな
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哲学や自己啓発要素が強く「またか」と思う部分もあるがそれでも、とても素晴らしい本だった。 少なくとも私にはとても深く心地よく沁みた。 ヤマザキマリさんが帯に書いている通りだと思った。 おそらくこの物語で書かれている内容は 山のようにある他の哲学書や自己啓発本と同じこと。 でも...
哲学や自己啓発要素が強く「またか」と思う部分もあるがそれでも、とても素晴らしい本だった。 少なくとも私にはとても深く心地よく沁みた。 ヤマザキマリさんが帯に書いている通りだと思った。 おそらくこの物語で書かれている内容は 山のようにある他の哲学書や自己啓発本と同じこと。 でも本書は過去や人を赦し、人を愛し与え続けてきた マルおばあちゃんにより語られることに価値がある。 見知らぬ著者にひたすらに説教されるより、 人生の知恵の泉であり大先輩である年寄りに語られた方が 素直に心を開いて聞けるのも納得がいく。 説教くさいところは全部流し読みしたとしても 物語自体がとても素敵で心温まるのでおすすめしたい。 マルおばあちゃんとの自転車の旅は とても幸せなラストを迎えて終わる。 こんなに心が豊かで生まれ変わるような気持ちになれた 「哲学書」はこれが初めてかもしれない。
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おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢うを読みました。 90歳のおばあちゃんが孫を探して450キロの旅に出る話ですが、旅の途中で色々な人にであいます。 自己啓発のような内容です。 人生を一度振り返り先に進むにも一度読んでみても良い本ですね
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私が面白いと思う人が面白いと言った本は私にも面白い、という法則の通り、面白かった。離れ離れになった息子の死と孫の存在を知り、名前も居場所もわからない孫に会いにいくため、愛用の青い自転車に乗って見知らぬ土地へ出かけるマルおばあちゃん。旅の途中で出会った人との会話やおばあちゃんの独り...
私が面白いと思う人が面白いと言った本は私にも面白い、という法則の通り、面白かった。離れ離れになった息子の死と孫の存在を知り、名前も居場所もわからない孫に会いにいくため、愛用の青い自転車に乗って見知らぬ土地へ出かけるマルおばあちゃん。旅の途中で出会った人との会話やおばあちゃんの独り言などが、ジーンと沁みる。読み書きはできないけれど、朝日の美しさを知っている。ネットで検索することもできないけれど、どこへいけば良いかを知っている。お金儲けはできないけれど、一口のスープや清水の美味しさを知っている。人生で大切なこと、本当のことについて、共感の嵐。
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かつては孤児だったおばあちゃんが15年前に死んでいた息子の子供、自身の孫を探す旅に出る話 ご都合主義な偶然が起きすぎることが気にならなければ楽しめる。 おばあちゃんの人生相談本だと思うと、各章で様々な立場の人に対する学びが得られた。 読み終わって考えると これはもしやおばあちゃんの皮を被った凄腕セラピストの人生相談本では?と感じた 大きな不自由もなく、それなりに努力してきたのに後悔が残り、このままでいいのか焦っている人におすすめ。 以下心に残った部分 第5章 はっきりした目標がなければ、ただの混乱(カオス)だと人は考える。混乱は怖い。 そんなことはない。 私の行動や考えは私自身と無関係 むしろ、行動や考えはほんとうの自分とは別の方向に人を導いてしまったり、本来の自然なわたしから遠ざけてしまったりする 大事なのはここに存在していることだけ 第6章 時に人は空想や幻影を追って人生やエネルギーを浪費し、内側から死んでいく 現実とは→心の建造物の外にあるもの 今という瞬間を生きる→とにかく楽しむだけではない 今この瞬間を生きるだけではなく、今この瞬間の"中"で 生きることが大切 =過去や未来に囚われず現在の中で生きる
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哲学的 文字を知らないはずのおばあちゃんの知識が識字文化上のもの。他にもあまりにも偶然が重なり過ぎるなど共感できなかった。あくまで空想的な物語という感じ。ファンタジーなら良いけど、もう少し現実感のあった方がすんなり心に落ちるのではと思ったのです。
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お仕着せでない教訓。心地よい意識の拡大。 タイトルの通り、おばあちゃんが自転車で旅をする話。訳者のスキルは高く、旅情や世界観を決して壊さないよう丁寧にローカライズが施されている。作者ガブリ・ローデナスを女性だと思い込んでいたが、さにあらず。 今(2021年5月中旬)だいぶ疲弊し...
お仕着せでない教訓。心地よい意識の拡大。 タイトルの通り、おばあちゃんが自転車で旅をする話。訳者のスキルは高く、旅情や世界観を決して壊さないよう丁寧にローカライズが施されている。作者ガブリ・ローデナスを女性だと思い込んでいたが、さにあらず。 今(2021年5月中旬)だいぶ疲弊している人、何かを抱え続けている人、多くの人に刺さるのではないかと思う。大体の年代は20代後半から7,80代に合うと思う。 (疲れすぎたり忙し過ぎると文学や音楽が身体に入ってこない事があるが、本作品の許容範囲は広いと思われる) 文中に出てくる音楽のタイトルや文学は是非自分もさらってみたくなる。ひとまずは「ペドロ・パラモ」。 日常的に同時代のラテン文学に飢えているので手に取った。
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