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ハイブリッド戦争 の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2023/09/25

登場国、登場人物などが多い故にやや困難な1冊でしたが、2023年に読むと改めて国際社会におけるロシアの位置づけや国家としての狙い、その強かかつ批判を恐れない方法などがすっと理解できます。

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2023/01/29

2023年4冊目。満足度★★★☆☆ 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、テレビにもよく出演する慶應義塾大学の教授が著者 今から2年前、上記戦争の約1年前に出版されたもの ロシアが得意とするいわゆる「ハイブリッド」戦争を中心とする現代のロシアの国家戦略について、豊...

2023年4冊目。満足度★★★☆☆ 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、テレビにもよく出演する慶應義塾大学の教授が著者 今から2年前、上記戦争の約1年前に出版されたもの ロシアが得意とするいわゆる「ハイブリッド」戦争を中心とする現代のロシアの国家戦略について、豊富な事例をベースに説明 かなり多くの国・人名などが登場するため、読みこなすのは労力を要するが、特にアフリカの国々とロシアの間では、お互いにウイン・ウインの関係にあることなど、一定の知見を深めることが出来た

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2022/09/01

ちょっと硬い本だが、要は超限戦。 わりに子供っぽいことをやってるという気はするが、なんつか、豊臣滅ぼす前の徳川みたいな愚策のゴリ押しが効くみたいな感じもある。 地政学的な切り口なんか、ワガママの極みみたいな印象なんだが、それが事実なんだろうねえ。 日本は生き延びれんな。 つか...

ちょっと硬い本だが、要は超限戦。 わりに子供っぽいことをやってるという気はするが、なんつか、豊臣滅ぼす前の徳川みたいな愚策のゴリ押しが効くみたいな感じもある。 地政学的な切り口なんか、ワガママの極みみたいな印象なんだが、それが事実なんだろうねえ。 日本は生き延びれんな。 つか、生き延びる意思を感じないところが、極めてやばい。

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2022/08/30

ウクライナで顕在化した、現代の戦争。いわゆる「戦争」が始まる前に始まっている。こういう本が多くの人に読まれ、日本人の中にも防衛、情報セキュリティに関するリテラシーが高まればいい。自分も含め。

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2022/08/17

プーチンの考えていることを知るならイズムィコ同士の本を読んだ後に読むべきはこれかなぁと思って手に取りました。ハイブリッドと言うとリアル空間とインターネット空間のハイブリッドを考えますが、それだけでなくアフリカの安定してないところに介入して属国を増やす作戦もあるのかと。美しいやり方...

プーチンの考えていることを知るならイズムィコ同士の本を読んだ後に読むべきはこれかなぁと思って手に取りました。ハイブリッドと言うとリアル空間とインターネット空間のハイブリッドを考えますが、それだけでなくアフリカの安定してないところに介入して属国を増やす作戦もあるのかと。美しいやり方とは思えないですが、国連の多数決で勝つためには子分を沢山作るのが有利なのも確かで、こういう帝国主義的行動をとる国はまだまだ出てくるのでしょうな。

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2022/05/28

ロシアの外交政策とそのひとつであるハイブリッド戦争について知りたい人におすすめ。 【概要】 ●ロシアのハイブリッド戦争とは  ハイブリッド戦争の現状、脅威 ●ロシアのサイバー攻撃と情報戦・宣伝戦 ●ロシア外交のバックボーン ●重点領域-北極圏・中南米・中東・アジア ●ハイブリッ...

ロシアの外交政策とそのひとつであるハイブリッド戦争について知りたい人におすすめ。 【概要】 ●ロシアのハイブリッド戦争とは  ハイブリッド戦争の現状、脅威 ●ロシアのサイバー攻撃と情報戦・宣伝戦 ●ロシア外交のバックボーン ●重点領域-北極圏・中南米・中東・アジア ●ハイブリッド戦争の最前線・アフリカをめぐって 【感想】 ●ロシアとウクライナの紛争が顕在化した2022年以前に書かれた本 ●ロシアが実施するハイブリッド戦争の内容がよくわかる。 ●中国と同じく、ロシアの地政学的計算による世界への進出について地域毎にまとめられていて理解しやすい。 ●日本では国内の些末な問題ばかりメディアで取り上げられているが、世界的な各国の活動を見ていると、日本は現状で大丈夫なのかと心配になってくる。  マスコミによる情報配布に偏りがあるのか、それとも報道されるように足の引っ張り合いのような議論しか国会ではなされていないのか。

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2022/04/14

2022/4/18読了。まさに旬な話題で非常に説得力があり分析力も明快で現代の武力戦を多面的(サイバー攻撃、情報戦と宣伝戦)に見る思考がいかに重要になって来ているか恐ろしさと併せて興味深く読ませてもらいました。特に、第二章と第三章 ロシア外交のバックボーン-地政学は、今のプーチン...

2022/4/18読了。まさに旬な話題で非常に説得力があり分析力も明快で現代の武力戦を多面的(サイバー攻撃、情報戦と宣伝戦)に見る思考がいかに重要になって来ているか恐ろしさと併せて興味深く読ませてもらいました。特に、第二章と第三章 ロシア外交のバックボーン-地政学は、今のプーチンロシアを知る上で参考になった。廣瀬教授の『コーカサス 国際関係の十字路』と『未承認国家と覇権なき世界』『ロシアと中国 反米の戦略』は読書予定に加えたい。

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2022/01/30

「ハイブリッド戦争」の定義が広すぎる感がある(この批判は志田淳二郎の本でされてたように思う)が、ロシアの安全保障戦略において軍事力と非軍事的な力を巧妙に組み合わせ、使い分けて影響力を行使している実態はよくわかる。

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2021/06/28

プーチン以後のロシアの外交戦略を調べると、国力の不足する中でハイブリッド戦争の手法を編み出してきたことがわかる、そのキーワードはサイバー戦・PMC・政治技術(世論誘導攪乱)である、と言うあたりが著者の主張で、流れや事例を鳥瞰しているところに価値があると思う。 概観なのでここの事例...

プーチン以後のロシアの外交戦略を調べると、国力の不足する中でハイブリッド戦争の手法を編み出してきたことがわかる、そのキーワードはサイバー戦・PMC・政治技術(世論誘導攪乱)である、と言うあたりが著者の主張で、流れや事例を鳥瞰しているところに価値があると思う。 概観なのでここの事例については踏み込む紙幅がなかったようだ。 世界情勢やサイバー戦に興味のある方にお勧めする。

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2021/04/11

明確に定義付けされていないハイブリッド戦争、特にロシアのそれについて、実例豊富にわかりやすくまとめている。 正規戦・非正規戦の境を越え、ありとあらゆる手段を用いて政治的目的を達成しようとするハイブリッド戦争。ジョージアとの戦争で実績を積み、ウクライナで花開かせたと言われる。そして...

明確に定義付けされていないハイブリッド戦争、特にロシアのそれについて、実例豊富にわかりやすくまとめている。 正規戦・非正規戦の境を越え、ありとあらゆる手段を用いて政治的目的を達成しようとするハイブリッド戦争。ジョージアとの戦争で実績を積み、ウクライナで花開かせたと言われる。そしてシリアへこ介入もハイブリッド戦争の一環であり、かなりの部分がPMCに担われている。現代のロシアの戦争目的は領土拡大自体ではなく敵対的な同盟の弱体化、自身の同盟の拡充である。面白いのはロシア自体は自身の戦略をハイブリッド戦争と呼びたがらず、むしろ西側諸国からハイブリッド戦争を仕掛けられていると考えていること。ハイブリッド戦争にはprobing、探りとしての手段という側面がある。 コサックの由来やPMCが持つ魅力、ソフトパワーの悪質版であるシャープパワー、サイバー戦とタリン事件、北極圏や南米、アフリカ等での地域ごとのロシアの活動、についてもまとまっていてわかりやすい。

Posted byブクログ