むすぶと本。 七冊の『神曲』が断罪する七人のダンテ の商品レビュー

野村美月(著者)

2024/06/18

「暴食」
お腹が空いた。
食べてしまった罪悪感から吐いてしまうのが悪循環だと理解していても、どうしても欲求は止まらないのだろうな。

「情欲」
君だけだから。
甘い言葉と特別な扱いを少しするだけで、自分の思い通りにいくなんて都合の良いことをしていた罰だったのだろ。

「高慢」
貴方とは違う。
現実を受け入れているつもりでいたからこそ、同じ境遇以下の存在を見つけた瞬間に攻撃的な態度になったのだろ。

「貪欲」
上手くいかず。
皆と一つの事柄を達成するのは簡単ではないが、言葉で押さえつけて楽しくなければ誰もついてはこないだろうな。

「怠惰」
友達とは何か。
一度失敗してしまった出来事を思い出すと怖いだろうが、行先の末路が分かっているのに放置するのは最低だろう。

「嫉妬」
壊し屋は簡単。
本人が語れないような内要を他人から聞いたら不安になるだろうが、喧嘩腰でなく冷静に話し合いをするべきだろ。

「憤怒」
私は私を許す。
罪を認めることだけでなく、それを消化して次へと繋ぐために自身の全てを受け止めるのは簡単なようで難しいな。

2021/05/29

中学で神曲に出会うのか…。いまだに出会ってないというのに。本と会話ができるむすぶも謎だけど、もっと謎の人物が出てきてちょっと混乱。