あんときのRADWIMPS 「人生出会い」編 の商品レビュー
中学2年生の夏に聴いたRADWIMPSの「ふたりごと」の衝撃や感動は、今でも色褪せない。 19歳。ついさっきまで高校生だったRADWIMPSの4人が、良き伴侶的存在のマネージャーなべさんに出会い、「僕」と「君」の一対一の世界を表現し続けた青春の日々、製作の苦悩と大人へなる過程が綴...
中学2年生の夏に聴いたRADWIMPSの「ふたりごと」の衝撃や感動は、今でも色褪せない。 19歳。ついさっきまで高校生だったRADWIMPSの4人が、良き伴侶的存在のマネージャーなべさんに出会い、「僕」と「君」の一対一の世界を表現し続けた青春の日々、製作の苦悩と大人へなる過程が綴られている。RADWIMPSとマネージャーなべさんの出逢いの話。 なべさんの恋ですね、これは。 ピチピチして、作為や打算のない、真っ直ぐできれいな音楽。タイトルも曲も感情のすべてが入りきらず、溢れて零れ落ちている。やっと理想のアーティストに出会えた! 僕がもしもRADWIMPSと仕事をする幸運に恵まれたら。。 でも他のレコード会社と契約していたらどうしよう。。 と希望と妄想を膨らませる姿は、恋そのもの。 RADWIMPSは表現者としての「業」を背負い、傷つきながらも何かを生み出そうともがき続けてきた。「僕」と「君」の一対一の世界を究極まで突き詰めた結果、RADWIMPS4~おかずのごはん~という頂点に達したのだ。洋次郎の恋は終わり、「大切な彼女に好きだと叫ぶ装置」としてのRADWIMPSは役目を終えた。 それでもなお、「地上で唯一出会える神様」を失った後も、「自分」や「世界」に向き合い、次の段階へと進む。この進化の先にあるのは、モネの「睡蓮」のような、百年後も残るアルバムを作るという決意である。その過程で多くの葛藤や傷つきがあったが、結果として「バンドを諦めない」という夢が打ち砕かれる中、アルバム『アルトコロニーの定理』が生まれた。 少年だった4人は大人になり、一度変質したものは元には戻らない。それでも新しい形を模索し、進化を続ける姿が、RADWIMPSの本質を物語っている。 1曲1曲、1アルバム1アルバムを聴き返しながら、その背後にある想いや苦労、葛藤を感じ取ることをお勧めしたい。
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■印象に残ったこと… ・"人生が変わる瞬間" 誰にでも必ず、そういう出会いがある。 あなたにそんな時が訪れたら、しっかりつかまえて抱きしめられますように。
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『この物語はナベさんから僕たちへのラブレターだ。』 RADWIMPSがより身近に思えると同時に雲の上の存在であることを改めて突きつけられる。
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この作品の中にでてくる歌をその都度聴きながら読むことでさまざまなメンバー内での葛藤や、洋次郎の想いなどがひしひしと伝わってきた。初めて知ったことが多くて、また一つRADWIMPSが好きになりました
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
俺色スカイの話、桑の脱退騒動の話、知らないことがたくさん知れて本当に面白かった。 me me sheのミュージックビデオ洋次郎の本当の彼女だったんだ。
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これまでミュージシャンのドキュメンタリー本を読んだことがなかったので、とても新鮮でした。自分の青春時代をなぞっているみたいで、時に懐かしく、時に胸が熱くなりながら読み進めました。RADのこれまでがナベさん目線で書かれているんですが、とても生々しく、リアルに描かれています。
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