経営の正解はすべて社員が知っている の商品レビュー
清水エスパルスサポーターです。 山室社長になってから、面白いイベントごと、コンテンツの充実化、経営も良好で成績以外は満足です! 国立での30周年ホームゲームは夢のような出来事でした。 山室社長に興味があれば、必読の一冊。 社長がどのように考え、どのように振舞っているのか想像の一...
清水エスパルスサポーターです。 山室社長になってから、面白いイベントごと、コンテンツの充実化、経営も良好で成績以外は満足です! 国立での30周年ホームゲームは夢のような出来事でした。 山室社長に興味があれば、必読の一冊。 社長がどのように考え、どのように振舞っているのか想像の一助になるし、今後の経営にも期待が持てます。 小難しい理論を語っているのではなく、僕の感想は「現場主義」。 現場の意見を聞く、自分で客の立場で見て回る、社員の願いを実現する。。。 山室社長が得意とするのは学術的な経営理論でもなく、大胆な仕分けでもない。徹底した現場主義。 これをまるで語るように論じた文章なので非常にわかりやすい一冊となっています。
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・メンバーに対して、責任から逃れない具体的なわかりやすいメッセージと具体的な指示を発信すること。ヒアリングシートの「改善すべき点」を踏まえた行動を自らとることで「このリーダーはメンバーの声を取り入れてくれる人だ」と信頼されるようにもなります ・全メンバーに均等に発言の機会を設け、...
・メンバーに対して、責任から逃れない具体的なわかりやすいメッセージと具体的な指示を発信すること。ヒアリングシートの「改善すべき点」を踏まえた行動を自らとることで「このリーダーはメンバーの声を取り入れてくれる人だ」と信頼されるようにもなります ・全メンバーに均等に発言の機会を設け、全メンバーの話を均等に聞く。これこそが、「メンバーが本音で話してくれる関係」を築くために欠かせない要素 ・メンバーが面白がる仕事をいかに増やせるか。見えてきたネガティブ面を、どうポジティブに転換させるか。そしてポジティブ面をどう増幅させるか ・経営理念やビジョンなどは、トップがメンバーに押し付けるものではない。毎日働いているメンバーの声に耳を傾け、メンバーが楽しめる仕事を増やすほうが、高いパフォーマンスを発揮できるのではないか ・「今いるファンを大事にしたい」「今イルファンを楽しませたい」という気持ちが強いあまりに「新規のファンを取り込む」ことに二の足を踏む。古参ファンも、ファンのすそ野が広がり、球団収益が上がり、結果チームが強くなることが望みではないか ・ファンクラブは、ロイヤルティプログラムであるため、対価性が求められる。一方で、後援会の場合は、無償の支援が前提なので対価は原則求めないこと、これがファンクラブとの大きな違いです ・「ファンにきてもらう日」と「未来のファンを生み出す日」を割り切る ・チームの強さはコントロールできない。だからファンをそれぞれの時間でどのようにもてなし、どのような雰囲気を味わってもらうかというコントロールできる部分に注力する ・自分から、自分を安売りしてはいけない ・人として当たり前のことをやるのが正しい
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一度だけお会いしたこともあるがトップが変わると企業は変わるんだなと実感させてくれた経営者の1人。 結果的にも万年赤字だったマリーンズの黒字化を達成できたのは凄いことで、本の内容もその実績に裏打ちされている。 この正のスパイラルが山室さんなきチームでも連鎖することを願って止みません
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「元千葉ロッテマリーンズの社長が清水エスパルスの新社長に就任」「元銀行員で“リアル半沢直樹”と称される」という事前情報と、静岡のローカルスポーツ番組に出演した姿を見ていると、いかにも“社長然”とした感じの人なのかなあと思っていたが、本書を読んでみて全然そんなことはないことがわかっ...
「元千葉ロッテマリーンズの社長が清水エスパルスの新社長に就任」「元銀行員で“リアル半沢直樹”と称される」という事前情報と、静岡のローカルスポーツ番組に出演した姿を見ていると、いかにも“社長然”とした感じの人なのかなあと思っていたが、本書を読んでみて全然そんなことはないことがわかった。 まずプロスポーツチームの経営という時点で「強くなければ客は集まらない」という印象がどうしてもあるが、千葉ロッテは失礼ながらBクラス続きで決して強いチームとは言えない。そんな中、就任5年で万年赤字のチームを黒字転換させた手腕とはいったいどんな剛腕であったかと思えば、まさかの技巧派。本書のタイトル通り、リードするキャッチャーのサイン(経営方針)を実直に守って、後ろで構える野手陣(=社員やファン)がしっかり動いてくれるのをうまく投球で操っているという感じだった。それでいて、「謎の魚」や「つば九郎の鳥的補償」、「エイプリルフールの用具係就任ネタ」など、まさかそんなことをやるとは思わなかったという技まで繰り出してくるから抜け目ない。 万年赤字を親会社が補填してくれているチームで働く人と、「経営」への責任はそれほど問われない一般企業のパートやアルバイトスタッフ。その会社、その仕事への愛を利益になる方向へ導くためには何をすればいいか。その手法はスポーツビジネスのみならず一般の会社でも適用できるものであり、両チームやこの世界に興味がない人でも読んでみて実践することできっと身になる一冊だと思う。 応援するチームが強いことはファンにとってうれしいことだが、強くすることにチームの命運をかけてしまい、期待通りにいかなかったことでチームが存亡の危機に陥ることほど悲しいことはない。そういう意味では「プロ経営者」である著者が今後のエスパルスをどんな風に経営面で盛り上げてくれるのか、本書を読んだ上では期待しかない。
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