青の読み手 の商品レビュー
小学生高学年から中学生向けのファンタジー作品です。 イメージ的には、革命直前のフランス・パリのような街並みを舞台としているのでしょうか。貧富の差や政争、貧しくもたくましく生きる少年たち、そして黒魔術と白魔術の戦いなど、大人の物語への架け橋として、良い出来の作品だと思います。 本...
小学生高学年から中学生向けのファンタジー作品です。 イメージ的には、革命直前のフランス・パリのような街並みを舞台としているのでしょうか。貧富の差や政争、貧しくもたくましく生きる少年たち、そして黒魔術と白魔術の戦いなど、大人の物語への架け橋として、良い出来の作品だと思います。 本巻だけでも楽しめますが、シリーズ本とのことで、続刊も手に取ってみようかと思います。
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貧民街で暮らす少年ノアが主人公。姉のように慕う少女を捜すために引き受けた依頼から、恐ろしい宿敵との闘いに巻き込まれていく。ノアを取り巻く、王女や僧侶、話すネズミなど、登場人物も多彩で、これからの展開に期待大の、第1巻。
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一冊の本を巡るファンタジー第一弾。 貧民街の少年・ノアが一冊の本を修道院から盗むように男から依頼を受ける。 読みやすく程よいページ数の中にファンタジーの楽しさがギュッと詰まってる。面白くてあっという間に読み終えた。 平澤朋子さんの表紙がとても好み。中の挿絵も素敵だった。
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絵やお話の雰囲気から外国の絵本みたいだった。 (ちょうどデルトラ・クエストなど読んだ後だったので) 町ネズミのノアが消えてしまったロゼ姉さんを探しているところからさまざまな出来事に巻き込まれていく。 書物がメインに来ているというのもそそられるストーリーだった。 なにかで見つ...
絵やお話の雰囲気から外国の絵本みたいだった。 (ちょうどデルトラ・クエストなど読んだ後だったので) 町ネズミのノアが消えてしまったロゼ姉さんを探しているところからさまざまな出来事に巻き込まれていく。 書物がメインに来ているというのもそそられるストーリーだった。 なにかで見つけて読もうと思ってからずいぶん経ってしまったけど、思いがけず、最近続編が出ていたようで、すぐに続きに入りたいと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
猫の親方のもと、下町でネズミと呼ばれる孤児の少年ノア 後ろ暗い仕事も依頼されると何でもやるが、仲間の年下の少年たちにはたよりにされている ある日、修道院からある本を持ちだしてほしいと依頼されるが…。 ノアが探している姉のような少女ロゼ、依頼主に監禁されている自分を“王女”だという居丈高な少女、読み手を選ぶ“サロモンの書”、修道院の男たちの思惑、王家の系譜。 そして、ノアの友人となったしゃべるネズミ。 これから、どのような物語が紡がれていくのだろうか 〇ネズミくん、ちょっとした言い間違いが面白い 〇話し手が変わるのがちょっとわかりづらい。年かな…
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子どもなら夢中になるのかも。 大人だとどうしてもディテールが気になるかな。 架空の国を舞台にしたファンタジーで、地名や登場人物の名前はフランス語っぽいし、登場人物の見た目は白人である。時代的には中世、場所もヨーロッパのようではある。 しかし、修道院はあるがキリスト教はないようで、...
子どもなら夢中になるのかも。 大人だとどうしてもディテールが気になるかな。 架空の国を舞台にしたファンタジーで、地名や登場人物の名前はフランス語っぽいし、登場人物の見た目は白人である。時代的には中世、場所もヨーロッパのようではある。 しかし、修道院はあるがキリスト教はないようで、火の神や太陽神を信仰している。 「下町ネズミ」という町の何でも屋を請け負っている孤児の集団がでてくるので、彼らがもっと活躍するかと思ったらそうでもなく、ネズミたちを支配している猫の親方というのが、オリバー・ツイストのフェイギンみたいな悪いけど魅了ある人物かと思ったがあまり出番はなく、悪者のコクトー男爵との対決とサロモンの書の謎(まだ解けてない)が物語のメインになっている。 勧善懲悪がはっきりしているのはまあ良いとしても、悪役にあまり魅力がない。 長編だと(これはシリーズの第一作みたいだし)悪役に魅力がないと面白くないんだよなあ。 主人公もこの本ではまだ魅力的とは言いがたい。 でも、まあ最後まで読ませるし、それなりに面白いと思う。 指輪とかゲドとかクラバートとか超一流のファンタジーと比べなければ、悪くないかなと。 しかし登場人物が白人ばかりなのはやめて欲しい。架空の国の出来事なんだから(本当の中世ヨーロッパではなく)、別に白人だけにする必要はない。 というか、やたら金髪や青い目を礼讃してるのが(昭和の少女マンガみたいで)安っぽい感じ。 主人公が青い目であることが、今後重要なファクターになるとしたらそれはそれで良いけど、赤毛を金髪に染めるとか、本物の金髪じゃないとかはどうでもよくない?
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これぞ正しいファンタジー。 きっちりとセオリー通りで文句のつけようがない。 ドキドキもハラハラも、最後の爽快感とそれに続く今後の展開へのワクワクと。 続編が待ち遠しい。
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こんな話しが読みたかったのよ! とすぐに思える本でした。 続編は ないのかな? あったら すぐに読みたいくらいです。
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いや~児童書ワクワクかくあるべし。夢中になってたちまち読了の面白さ。最初は独特の子供向け文体に多少の抵抗を感じるが、入り込むとたちまち引き込まれる。出生に謎を持つ孤児のノアが選ばれた魔法の書の読み手だとして古代魔法使いや神殿の歴史をまるごと抱えた、陰謀野望危険に満ちた冒険に巻きこ...
いや~児童書ワクワクかくあるべし。夢中になってたちまち読了の面白さ。最初は独特の子供向け文体に多少の抵抗を感じるが、入り込むとたちまち引き込まれる。出生に謎を持つ孤児のノアが選ばれた魔法の書の読み手だとして古代魔法使いや神殿の歴史をまるごと抱えた、陰謀野望危険に満ちた冒険に巻きこまれる。双子の王女、悪役王妃と通じ合う魔術遣い、正義の魔法使い。やはりこのひとのファンタジーワールド、その感性とストーリーテラーとしての能力は約束された面白さだなや。
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これはまた、続きを追いたいシリーズが始まった。 可愛げないけど心の強い王女の「安心しなさい。私はロゼではない」の台詞に、掴まれた。
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