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師弟 の商品レビュー

4.5

10件のお客様レビュー

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2022/05/16

将棋の師弟の話。 作者はもっこりカメラマンで一世を風靡した野澤亘伸で、6組の将棋の師弟の話。 とかく形だけと言われがちな将棋界において、濃厚な師弟関係を築いている6組と将来有望な棋士(藤井は既に別格だが)にスポットを当ててるだけあって、とて面白かった。

Posted byブクログ

2022/01/22

私自身が、仕事でプレーヤーからマネージャーにならなければならない境遇である。なので、やや師匠のほうの目線から、いろいろ考えさせられた

Posted byブクログ

2022/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

都成先生の熱い人生、そして佐々木大地先生の波瀾ある人生に胸が熱くなりました。将棋を指すことで命を縮めた棋士が存在するのは、この本の続編を読んで知っていましたが、物の例えではなく文字通り命を賭けて将棋を指していたのは、佐々木大地先生だけではないでしょうか。しかもまだ子供なのに…本当にかっこいいです。あと増田先生が師匠を尊敬しながらもその師匠を全否定しているのが可笑しかったです。それを許している森下先生もすごい… 弟子は取らないとこの本の最後でもおっしゃっていたけど、きっと羽生先生もこの先いつかお弟子取るんでしょうね。その棋士はきっと、藤井聡太先生とタイトル争いを長きに渡って繰り広げるんでしょう、谷川先生や森内先生と羽生先生みたいに…

Posted byブクログ

2021/11/19

師弟 棋士たち 魂の伝承 野澤亘伸 2021年11月19日読了。 2018年6月に刊行されてから3年後に改めてインタビューした「おらが弟子自慢」も収録。 羽生世代の次世代を担う若手棋士とその師匠となる棋士との出会い師弟関係にスポット当てた一冊。 6組の師弟が登場するが将棋ファ...

師弟 棋士たち 魂の伝承 野澤亘伸 2021年11月19日読了。 2018年6月に刊行されてから3年後に改めてインタビューした「おらが弟子自慢」も収録。 羽生世代の次世代を担う若手棋士とその師匠となる棋士との出会い師弟関係にスポット当てた一冊。 6組の師弟が登場するが将棋ファンならどの師弟関係の様子も興味深く読める。 実績による記録やテレビには無い、熱い人間模様やドラマが詰まっていて面白い。 やはり将棋は人を感動させる熱量と物語が詰まってるなと感じさせる魅力がある。 将棋に馴染みのない人にも分かりやすくという事で専門用語は殆ど出てこないが、それでいて将棋の魅力をよく伝えている。 収録棋士(段位は2018年当時のもの) 谷川浩司九段 − 都成竜馬五段 森下卓九段 − 増田康宏六段 深浦康市九段 − 佐々木大地四段 森信雄七段 − 糸谷哲郎八段 石田和雄九段 − 佐々木勇気六段 杉本昌隆七段 − 藤井聡太七段 特別インタビュー 羽生善治 どれも面白かった。著者が魅力的な棋士が多すぎて取材を増やしたいと編集に伝えて困らせたというのはよく分かる。 木村一基九段や中田功八段、所司和晴七段なども取材したら面白そう。第一線で活躍する棋士がいますからね。 個人的には佐々木勇気六段がすごく師匠思いで、勝負事が好きなイメージとは違う一面が見れたところ。 都成五段が当時付き合っていた女性にキツく当たってしまった過去があること、糸谷八段がYouTubeとか本で知ってはいたが、改めて後輩想いな棋士であることが分かるエピソードがあって良かった。

Posted byブクログ

2021/05/27

すでに単行本で読了していたが、森下九段・深浦九段・杉本八段の弟子自慢座談会が追加されていたので購入。とはいえ、自慢していたのはもっぱら森下先生でしたが。笑 弟子もそれぞれだが、師匠もそれぞれ。個性際立つ語りがおもしろいです。

Posted byブクログ

2021/04/22

題名の「師弟」は、将棋の師匠と弟子を指す。 プロ棋士になるためには、奨励会という養成機関に所属し、そこでの闘いを勝ち抜かなければならないが、その奨励会に入るためには、現役のプロ棋士である師匠の推薦が必要。ということなので、プロ棋士には必ず師匠が存在する。 本書は、若手棋士6名とそ...

題名の「師弟」は、将棋の師匠と弟子を指す。 プロ棋士になるためには、奨励会という養成機関に所属し、そこでの闘いを勝ち抜かなければならないが、その奨励会に入るためには、現役のプロ棋士である師匠の推薦が必要。ということなので、プロ棋士には必ず師匠が存在する。 本書は、若手棋士6名とその師匠、すなわち将棋界の6組の師弟に関する話である。 素晴らしく面白かった。 筆者の野澤さんは、もともと写真家であるため、本書には、野澤さんが撮影された写真が使われている。その中に、私にとって印象的な写真が2枚あった。 1枚目は、藤井聡太との対戦を前にした、佐々木勇気六段の写真。藤井聡太は、現在2冠であるが、中学生で棋士になったことで注目を集め、プロ入り後は、初戦からの公式戦29連勝という新記録をつくり、更に注目を集めた。そして、30戦目の相手が、写真の佐々木六段であった。写真は、将棋盤の前で腕組みをする佐々木六段の上半身を写している。盤上の駒は、まだ動いていないので、対局前。佐々木六段の後ろには、大勢の記者・カメラマンが控えている。対戦相手の藤井現2冠を撮影するためである。そして、印象的なのは、佐々木六段の眼光と表情。鬼気迫るという表現を使いたくなる。この闘いにかける意気込みを感じる。 結果は、佐々木六段が先輩棋士の貫禄を見せ、藤井聡太現2冠の連勝を29でストップした。 2枚目は、これも藤井聡太現2冠と、藤井の師匠である杉本七段の、対戦前の1枚。 将棋盤の前に藤井聡太現2冠が、正座をして対戦相手である、杉本七段を待っている。今ちょうど、藤井聡太の後ろの襖が開いて、師匠の杉本七段が対局室に入室してきたところ。杉本七段は、歯を食いしばりながら、左の頬を膨らませる、気合いが入った表情をしている。 写真のキャプションには、杉本七段は入室したとたん表情が勝負士のものになったと書かれている。 結果は、藤井聡太現2冠の勝ち。将棋の世界では、弟子が勝つことを、「恩返し」という。恩返しを果たした訳だ。 写真ばかりではなく、引き込まれるように読んでしまう話が沢山。

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2021/04/17

将棋界の師弟と言ったら杉本師匠と藤井二冠が有名だが、それに加え現在活躍の若手棋士とその師匠五組のエピソードが読める。どの師弟のエピソードも素晴らしく感動してしまう。師弟それぞれのキャラや経てきた人生、ポリシーなどが織り混じって濃密な人間関係が構築されている。またこれから新しい出会...

将棋界の師弟と言ったら杉本師匠と藤井二冠が有名だが、それに加え現在活躍の若手棋士とその師匠五組のエピソードが読める。どの師弟のエピソードも素晴らしく感動してしまう。師弟それぞれのキャラや経てきた人生、ポリシーなどが織り混じって濃密な人間関係が構築されている。またこれから新しい出会いが生まれて新たな師弟関係やドラマが生まれるんだろうなぁというワクワク感もある。 対局を見る機会が増えたが、棋士は過酷な経験や挫折を経ながらも歯を食いしばって一局一局に向き合っているんだなーと日々尊敬の気持ちが拡大するばかりだ。

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2021/03/30

今まで特段関心の無かった棋士でも、師匠の心情を知ると思わず応援したくなってしまうようなエピソードがそれぞれにあって、観る将が忙しくなりそう。

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2021/03/19

2018年に発売された本の文庫版。なので2020年ごろに将棋世界で連載されていたのとは別の師弟が登場します。とりあえず、勇気に対して昔は天才だったというのは永瀬さんだけでなく師匠もなのね……w

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2022/01/31

将棋界の師弟6組+羽生善治への単独インタビューをまとめたもの。著者が写真家なので、カラー口絵や本文中の写真も本書を引き立てている。 登場するのは、ワイドショーでも有名な杉本昌隆-藤井聡太のほか、藤井の連勝を29で止めた佐々木勇気と師の石田和雄、大学院在学中に竜王位を獲得した糸谷...

将棋界の師弟6組+羽生善治への単独インタビューをまとめたもの。著者が写真家なので、カラー口絵や本文中の写真も本書を引き立てている。 登場するのは、ワイドショーでも有名な杉本昌隆-藤井聡太のほか、藤井の連勝を29で止めた佐々木勇気と師の石田和雄、大学院在学中に竜王位を獲得した糸谷哲郎と師の森信雄など。あとがきによると、人選を絞り込むのに苦労したとのことだが、成功しているように思う。師匠の行動を「あり得ない」と言い切る弟子、自分と同じで将棋に徹しきれないからあかんとぼやく師匠、一緒にフットサルをする師弟などさまざまだが、どの師弟にも共通しているのは深い信頼関係だろう。

Posted byブクログ