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不協和音 の商品レビュー

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2022/03/10

自分の存在意義に悩み、途方に暮れていた時に目についた帯の「自分の居場所、見つけてる?」そして、裏表紙にある「生きづらさを感じたら読んで欲しい物語」にすっかり惹かれ、衝動買いしてしまった作品。 もちろん著者初読み。 いきなり「メリーさん」の話から始まり、私は何の話を読んでいるのだろ...

自分の存在意義に悩み、途方に暮れていた時に目についた帯の「自分の居場所、見つけてる?」そして、裏表紙にある「生きづらさを感じたら読んで欲しい物語」にすっかり惹かれ、衝動買いしてしまった作品。 もちろん著者初読み。 いきなり「メリーさん」の話から始まり、私は何の話を読んでいるのだろう?と感じること、しばしば。 もう一度裏表紙のあらすじを見るも、やはり話しの内容が分からない。 「メリーさん」はコールセンターで働き、人間とは別の生き物らしい。 一人称の「メリーさん」の話が終わったと思ったら、今度は横柄な中年オヤジが仕事の休憩中に突然見知らぬ女性から赤ちゃんを押し付けられ、奮闘する話に。 休憩から戻った中年オヤジが連れている赤ちゃんに好意的な社員たち。育休も与えてしまうと言うサービス精神だが、なぜ警察に届けない??とモヤモヤしていたら、赤ちゃんは中年オヤジを更生させる為の「子鳴きじじい」 その後の物語の主人公はどうやら人間ではなく、人間の世界で生きづらさを感じている妖怪たち。 性別も職業も関係なく、生きることの意義を教えてくれる物語かと思ったら、まさかの種別を超えた妖怪たちの物語でかなり引いた。 一見一つ一つの話が別々のようだが、最後には全て繋がるのが唯一の救い。 でも、申し訳ないけど、この作品では自分の存在意義は見つけられない。

Posted byブクログ