1,800円以上の注文で送料無料

食物の世界地図 の商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/06/12

世界で食べられている食糧の歴史に興味があって読んだ。イネと小麦を人類がいつからどう食べるようになったかが研究されていて面白かった。 ただ、判型が大きくて重たいので就寝前にふとんの中で読むにはちと大きすぎた。 伝播図がもう少し素人向きに描かれているとよかったかな。 満足度★★★

Posted byブクログ

2021/04/17

食物と人間の係わりを地図や資料を通して、その歴史や伝播、 世界との繋がりを紐解き、抱える問題や未来への模索を考える。 動植物利用のはじまり・・・植物の栽培化と動物の家畜化。 植物のグローバリゼーション・・・様々な伝播。輸送と化学。 畜産物・・・動物は生贄と崇拝から資源へ。乳製品、...

食物と人間の係わりを地図や資料を通して、その歴史や伝播、 世界との繋がりを紐解き、抱える問題や未来への模索を考える。 動植物利用のはじまり・・・植物の栽培化と動物の家畜化。 植物のグローバリゼーション・・・様々な伝播。輸送と化学。 畜産物・・・動物は生贄と崇拝から資源へ。乳製品、魚介類の問題。 飲み物・・・神に捧げた酒類。水と炭酸飲料の問題。コーヒーや茶。 料理と味・・・アジア料理の進出。文明病と環境問題、安全な食。      禁じられた食物。味覚と料理法。スローフード。      そして、未来への展望。 参考文献、地図一覧、索引有り。 食物となる植物と動物。その起源と伝播について、豊富な資料と 地図により明らかにし、食物を介しての世界の繋がりや歴史、 その拡がり、更に抱える問題と未来への展望を語る内容です。 日本に関する話題も意外と多めに書かれています。 古代ローマ帝国の食材がどの地域から届けられたか。 中国起源の“茶”が2つの系統で伝播したのが言語でわかる。 インスタグラムでの発信からわかる食べ物の地理・・・等々、 興味深いデータが豊富に盛り込まれています。ただ、 知識と情報がてんこ盛りで、頭の中がチカチカしてしまう。 読み物というより、調べる資料として捉えた方が良いかも。

Posted byブクログ