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東京「スリバチ」地形散歩 増補改訂 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2024/01/09

<目次> 第1章  「スリバチ」とはなにか~スリバチ概論 第2章  「スリバチ」を歩く~断面的な、町歩きのすすめ <内容> 2012年洋泉社から出た『凸凹を楽しむ東京「スリバチ」地形散歩』を、増補改訂したもの。一度読んでいるが、著者のやる気がしれる本である。

Posted byブクログ

2024/01/03

坂道が多い東京の地形を徹底して解説している一冊。 東京都心は、高さ30メートル程度の武蔵野台地の縁辺部に位置しており、小規模な谷や崖の地形が多い。本書ではスリバチと称されるそれらの小地形には、面白い歴史があり、建物や道路や寺社の配置から、成り立ちを学ぶことができる。 普段は地下...

坂道が多い東京の地形を徹底して解説している一冊。 東京都心は、高さ30メートル程度の武蔵野台地の縁辺部に位置しており、小規模な谷や崖の地形が多い。本書ではスリバチと称されるそれらの小地形には、面白い歴史があり、建物や道路や寺社の配置から、成り立ちを学ぶことができる。 普段は地下鉄などでエリア間を移動しており、東京の地形に興味を持っておらず、「時々坂道があるなぁ」といった程度の感覚であった。しかし、一昨年から皇居の周りを走るようになって、街の起伏を体感するようになった。 坂の町といえば、街全体が大規模な起伏地形の中にある長崎や神戸をイメージするが、東京も立派な坂の町であり、小規模で複雑な谷が縦横無尽にあるという点では、他の街と異なる特色であり興味深い。 東京は広いので、都庁とか東京駅、東京タワーといったメジャーなスポットを意識して、どうしてもマクロな視点で捉えてしまっていた。この本を読んでからは、住んでいる街をミクロな視点で捉え、再発見するという楽しさに気付かされる。 有名な観光地ではない、ちょっとした地味な住宅街であっても、自分で歩き回ることで、知られざる成り立ちが見えてくる。スリバチ学会は全国にあって、ブラタモリのような街歩きイベントが開催されているが、お洒落なカフェ巡りも兼ねて一度参加してみたい。

Posted byブクログ