「エビデンス」科学的根拠の落とし穴 の商品レビュー
コロナをきっかけにエビデンスという言葉が世間に広まりましたが自分もイマイチ理解していませんでした。エビデンスがあれば科学的に証明されたみたいな感覚になりますが実際にはエビデンスには6つのレベルがあるそうです。レベルが低いものにはたまたま自分がそういう例を見たというものもあるようで...
コロナをきっかけにエビデンスという言葉が世間に広まりましたが自分もイマイチ理解していませんでした。エビデンスがあれば科学的に証明されたみたいな感覚になりますが実際にはエビデンスには6つのレベルがあるそうです。レベルが低いものにはたまたま自分がそういう例を見たというものもあるようでそれを聞くとエビデンスって何なんだろうと思います。あと動物実験はあまり当てにならないそうです。
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エビデンスレベルの話が面白かった。 注意深く、多角的に物事を見る必要性を理解するには良い入門書かも。
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エビデンスって会社の経費精算のプロセスで、必要って言うのを見て、領収書の事ねくらいな認識だったんだが、2020年にコロナがヤベェ病気なんじゃ?と世間が騒ぎ出して、エビデンス祭りになって、まぁ世間は混乱していたが、この本にはその混乱の世を鎮めるために医師でもある村松むつみ氏が筆をと...
エビデンスって会社の経費精算のプロセスで、必要って言うのを見て、領収書の事ねくらいな認識だったんだが、2020年にコロナがヤベェ病気なんじゃ?と世間が騒ぎ出して、エビデンス祭りになって、まぁ世間は混乱していたが、この本にはその混乱の世を鎮めるために医師でもある村松むつみ氏が筆をとった一書。 本書の構成は、一章でエビデンスとはそもそも何か?という事でエビデンスとしてのランク付けの話が出ており、二章では、そのエビデンスが医療でつかられる様になったのって最近で、信頼のおけるエビデンスをまとめたガイドラインと言うのを医師は活用してるとあり、三章では、エビデンスまがいが溢れる健康情報にメスをいれ、四章では、あやしい健康常識のパターンが提示され、五章で見極め方と心の持ち様が提示されています。 面白かったのは、まず、エビデンスには、レベルがあるって言う話。 信頼性の低い方から、「専門家の意見」、「症例報告、複数の症例報告」、「コホート研究・症例対象研究」、「非ランダム化比較試験」、「ランダム化比較試験」、「ガイドライン、システマティックレビュー、メタアナリシス」と6段階のレベルがある。そして、エビデンスが真実とは限らない!診断法や治療法が正しい事を意味しない!玉石混交!ってw 薬が承認される様になるまでも、「開発、試験管の実験」、「動物実験」、「少人数」、「用法・用量、投与スケジュールの設定」、「大規模」、「承認・販売」と。 この本、これが答えです!とか、これがおすすめとかがなく、自分で考えてな!がベースになっていて好感あり。 NMNとか海外から取り寄せてたまに適当に飲んじゃってる自分としては、NMNの効果って動物実験だけだったな…と考えつつ、目的なんだよ⁉︎って所にどう近づいていくかが重要と本書でも指摘されていて、健康については騙されない程度に気を付けて行こうと思った次第(日本で売ってるNMNはアメリカの20倍以上の金額なので買ってないだけまし、と自分を正当化する…)
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エビデンス流行りだけど、エビデンスとは何か?エビデンスをどう考えれば良いか?信用しすぎるのもどうか、という部分では大変バランスが取れた考え方。医学的な様々な具体例も説得力はある。 しかし、一方で、あまりに一般的な感じがしないでもない。
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糖質制限って結局体にいいの?酒は?赤身肉は?というなんだか意見が分かれてそうだけど、どんな研究結果があるのかなということがざっくりわかります。 参考文献のリストもちゃんとあるのもよいです。
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専門家や識者と呼ばれる人が本当に最新のエビデンスを得ていて発言しているのかが検証されていない。本章で指摘している,関係者の発言は疑ってかかれ,の事例に本書自体が当てはまっている。
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