書の風流 の商品レビュー
書家がその視点から近代藝術家たちの思想に触れ、その思想をも自らの書に取り込もうとした一連の著作。書を愛した画家、建築家、陶芸家、彫刻家らの思索を著作と書から辿る旅は示唆に富み、特に高村光太郎のそれは彫刻と通じる原理が言葉に昇華されていて驚かされる。 また、多くの藝術家が書をもも...
書家がその視点から近代藝術家たちの思想に触れ、その思想をも自らの書に取り込もうとした一連の著作。書を愛した画家、建築家、陶芸家、彫刻家らの思索を著作と書から辿る旅は示唆に富み、特に高村光太郎のそれは彫刻と通じる原理が言葉に昇華されていて驚かされる。 また、多くの藝術家が書をもものしたという事実に、かつて書がいかに「普通の行為」であったかという事実にも気がつく。
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