明日、学校へ行きたくない の商品レビュー
当事者の子供向けに書かれた本なので読みやすいが、大人が読んでも分かりやすい。当事者の子供だけでなく、その親に対しても書かれた本。著者の一人の信田さんの書籍から辿り着いた。3人とも、微妙に立場や経験、年齢も違い、その食い違い感で井戸端会議風な対談がいい意味での押し付け感がなくて良い...
当事者の子供向けに書かれた本なので読みやすいが、大人が読んでも分かりやすい。当事者の子供だけでなく、その親に対しても書かれた本。著者の一人の信田さんの書籍から辿り着いた。3人とも、微妙に立場や経験、年齢も違い、その食い違い感で井戸端会議風な対談がいい意味での押し付け感がなくて良い。この本を読んだ子供たちの感想を聞いてみたいと思う読後感であった。
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理由の有る無しに関わらず 「明日、学校へ行きたくない」と思っている人へ 〇三人の識者の座談会風に悩みを悩みとして受け止めるヒントを 〇自分は、まだまだ日本の世間にとらわれているんだなあ 〇まず、肯定すること。それから、どんな選択をしていくか。いっしょに考える
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中2の長男が、3学期の始まりから学校に行けたり行けなかったり、、、となりました。期末テストはついに3日間とも行けず、でも、毎朝、行かなきゃ、でも、行けないと葛藤している姿に、私も胸が押しつぶされそうになっていました。 私自身はもともと自己表現が苦手なタイプでしたが、勉強だけはハマ...
中2の長男が、3学期の始まりから学校に行けたり行けなかったり、、、となりました。期末テストはついに3日間とも行けず、でも、毎朝、行かなきゃ、でも、行けないと葛藤している姿に、私も胸が押しつぶされそうになっていました。 私自身はもともと自己表現が苦手なタイプでしたが、勉強だけはハマり、勉強ができることだけが自分を救ってくれたといってもいいような学生時代を過ごしてきました。でも、いい高校に行き、いい大学に行き、いい就職をしても、自分が幸せだとは思えず、子どもを生んで育てる中で、自分を知ること、自分のしたいこと・好きなことをすることこそが、本当の幸せに繋がるんだと実感しています。なので、勉強はしたければすればいい、学校も行きたくないのを無理していかなくてもいいと思っていたのですが、いざ、我が子が学校に行けないとなると、動揺し、この本を手にとりました。 長男にも、106ページの「学校に行くのがなんとなくつらい。でも学校を休むと進学できなくなるのが不安。学校をやめるか死ぬかの二択を迫られているよう。」というある男性の体験談を見せました。自分と同じ気持ち、と言っていました。そして、続けてこうも言いました。今回のテストでどの高校に行くかが決まってしまい、そうしたら、どの大学に行くのかも決まって、就職先もだいたい決まって、稼げるお金も決まる。そう考えたら怖くなった。学校へ行くのが当たり前だし、勉強できるかどうかで将来が決まる。そういう社会に僕たちは生きてる。この本に載っている人たちは、特別な人だ。自分は普通なので、こんなふうに生きられない。 本当はもっといろんな生き方があっていいのに、とても苦しい社会になってしまっています。私の大切な大切な長男、そして、たくさんの大切な若い人たちがそんなふうに思って、苦しい人生を生きているのだとしたら、とても辛いし、苦しいです。私たち親世代が、自分の生き方を通じて、いろんな生き方をしていいんだよ、と見せていかないといけないと思いました。 そんな思いも込めて、今日も私は残業する同僚を尻目に定時で帰り、用事がなくても休んで年休はすべて消化し、障害年金をもらって、ほぼほぼ専業主夫をしてくれている夫がご飯を作っている我が家に帰るのです。
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ホームスクーリング等学校に通わなくとも学習は出来るという気付きや社会の仕組みを知る事が出来ました。私としてはメンタル面のケアを期待して読んだので、求めていた内容ではなかったです。 慰めより具体的な施策がないと救済にはならないので、本書が役に立つ方もいらっしゃるかとは思います。表紙...
ホームスクーリング等学校に通わなくとも学習は出来るという気付きや社会の仕組みを知る事が出来ました。私としてはメンタル面のケアを期待して読んだので、求めていた内容ではなかったです。 慰めより具体的な施策がないと救済にはならないので、本書が役に立つ方もいらっしゃるかとは思います。表紙の絵、表情が逸品です。
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不登校の悩みや不安を抱えるこども達に寄り添い、苦しいのは自分一人ではないと励まし三人の専門家が一緒に問題を解決しようと勇気づけてくれる一冊。 臨床心理士の信田さよ子さんの、自己肯定感という言葉に対する持論で「たいてい自分はいやなものです。自分を認められず嫌悪するところから、エネ...
不登校の悩みや不安を抱えるこども達に寄り添い、苦しいのは自分一人ではないと励まし三人の専門家が一緒に問題を解決しようと勇気づけてくれる一冊。 臨床心理士の信田さよ子さんの、自己肯定感という言葉に対する持論で「たいてい自分はいやなものです。自分を認められず嫌悪するところから、エネルギーが生まれることもあるのです。 楽かどうか、ほっとできるかどうかという点を大切にしたい」という言葉にどれだけ救われた子ども達、親がいるだろうと思いました。私も困っている子どもがいたらこのような言葉をかけてあげられるようになりたいです。 脳科学者の茂木健一郎さんは根底に優しさが溢れていて、子どもは焦らないでいい、親は応援団として子どもを信じてあげてほしいという思いが伝わってきました。 「ユニバーサルオブライフ」人生そのものが大学だという言葉を引用して、子どもや親を存在から肯定して寄り添ってくれるような言葉の数々に人間性の素晴らしさを感じました。 『こども六法』の著者山崎総一郎さんは自身の不登校の経験やそれからの人生を示し、学校という場所に行くか行かないかということがもはや問題ではなく、自分が幸せだと感じられるかどうかが最も大切で、学校は一つの選択肢であるという、経験者にしか語れない思いを言葉にしていました。 「子どもを信じ、子どもが子どもでいるだけで肯定される社会になってほしい。」 これに尽きると思いました。
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幅広の不登校理由に即した内容で、子供のため大変参考になった。学校に行かなくていい、理論はよく理解しているが、その他の学びの環境整備を早く国が整えて欲しい。他人任せに思われるかもしれないが、藁をもすがる気持ちでいっぱいだ。 今後もシリーズで出版してほしいと切に願っている。
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ホッとする。大人がこの本の著者たちのように考えるのが当たり前の社会になってほしい。特定の考えを押し付けない、学びの方法や場所を限定しない、制限しないことで、悩んでいる子どもが一人でも楽になればいい。対談形式で読みやすく、コラムも脳科学、支援者、当事者の観点から書かれていて、視点が...
ホッとする。大人がこの本の著者たちのように考えるのが当たり前の社会になってほしい。特定の考えを押し付けない、学びの方法や場所を限定しない、制限しないことで、悩んでいる子どもが一人でも楽になればいい。対談形式で読みやすく、コラムも脳科学、支援者、当事者の観点から書かれていて、視点が広がる。
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