ラグジュアリーコミュニズム の商品レビュー
デジタル技術の進歩により確かにかつて手に入れるために多くのコストを必要としてきた商品がほとんど無料で入手可能になっている。聴き放題、見放題のサブスクリプションはすでに一般化しており、確かに同じようなシステムが書籍、電気、医療、食料・・・と広がる未来はあり得ない話ではない。一方であ...
デジタル技術の進歩により確かにかつて手に入れるために多くのコストを必要としてきた商品がほとんど無料で入手可能になっている。聴き放題、見放題のサブスクリプションはすでに一般化しており、確かに同じようなシステムが書籍、電気、医療、食料・・・と広がる未来はあり得ない話ではない。一方であらゆるものを商品化しようとする資本の論理も健在であり、私たちにとって「資本主義の終わりより世界の終わりを想像する方がたやすい」。資本主義に立ち向かうために「消費に背を向ける」のか、加速主義の立場に立ちある意味資本主義の論理を突き進むのか・・・ あまりに楽観的な未来に思える部分もありますが、オルタナティブを想像するためには一読に値する本だと思います。
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技術の進歩が我々の生活にどのような影響を与えるのか、という視点は非常に大切だと思っているが、著者の考えはかなり個性的。ベーシックインカムに否定的でユニバーサルベーシックサービスの導入に肯定的な意見は参考になる。 しかし、そうはいってもいかにして付加価値を生み出すかという問題は残る...
技術の進歩が我々の生活にどのような影響を与えるのか、という視点は非常に大切だと思っているが、著者の考えはかなり個性的。ベーシックインカムに否定的でユニバーサルベーシックサービスの導入に肯定的な意見は参考になる。 しかし、そうはいってもいかにして付加価値を生み出すかという問題は残るように思うのだが、どうだろうか?
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