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心、震える 世界の旅先 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2024/01/21

7人のカメラマン各々の心震える世界の旅先をピックアップしてまとめた本。 山に砂漠に海に湖、アジアにアフリカに、どれも甲乙つけがたい素敵なところばかりではある。 流行りのウユニ塩湖も行ってみたいけど、エベレストやサハラ砂漠も極限の地という意味では(現実的ではないけど)いつか行ってみ...

7人のカメラマン各々の心震える世界の旅先をピックアップしてまとめた本。 山に砂漠に海に湖、アジアにアフリカに、どれも甲乙つけがたい素敵なところばかりではある。 流行りのウユニ塩湖も行ってみたいけど、エベレストやサハラ砂漠も極限の地という意味では(現実的ではないけど)いつか行ってみたい場所ではある。アジアのローカルトリップも年老いる前に行きたいところだが日常生活にがんじがらめではそれすらままならないのがもどかしい。 様々な絶景、旅行記を読んできた中でも「ラルンガルゴンパ」はこの本で初めて知ったし、この本で1番に行けるならば行ってみたい場所だと思った。 人生は1度きり、どこかで人生を愉しむ決意ができたならリュックを背負って旅に出たい、というのが夢なのかもしれない。

Posted byブクログ

2021/06/16

カメラマン4名の撮影記。 石川直樹 1977生。 「イルリサット」(グリーンランド)  30才の頃、北極圏の小さな村を巡りながら写真を撮っていた、というから2000年くらいのことか。現地に滞在すると観光ではわからないことが見えてくる。スノーモビールは燃料も必要だし、氷原で壊れる...

カメラマン4名の撮影記。 石川直樹 1977生。 「イルリサット」(グリーンランド)  30才の頃、北極圏の小さな村を巡りながら写真を撮っていた、というから2000年くらいのことか。現地に滞在すると観光ではわからないことが見えてくる。スノーモビールは燃料も必要だし、氷原で壊れると直しようがないので、犬ぞりの方が安全である。  シロクマのズボンは世界で一番あたたかい。現地の人は自分でシロクマをとり、なめし、作っている。イルリサットではアザラシの肉がスーパーで売られているが、猟に同行すると、動物を殺してその命を食べているのだ、ということを改めて認識する。  冬場に行ったが、石川氏が行った時は11時からようやく明るくなり14時前には暗くなった。自分の時間間隔も常識も、何千万とあるもののひとつなのだな、と感じた。郷に入っては郷に従え、相手の習慣や文化を尊重し、それを態度にきちんと出すようにした。価値観が変わるということは無かったが、いま自分が何に生かされて、どのように生きているのか、そんなことを改めて感じた。  身体が反応した時にシャッターをきる。きれいだなとか汚いなとか、うれしいなとかくるしいなとか。体の内から感情が駆け上がってくる瞬間に。ポジティブな時だけでなくネガティブな時も含めて、身体が反応した時にシャッターをきる。 2021.2.10発行 図書館

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