擬傷の鳥はつかまらない の商品レビュー
たしかに最初の方は文章力がすごいと思いながら読めたけど 軸にある「擬傷」がイマイチピンとこなかったし 登場人物も覚えづらくて 内容があやふやなまま読み終わった。
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2022.1 自分が一番苦手とするタイプのストーリー。後半は淡々とした、あっさりした流れになってしまったけれど文章が上手だったのでよしとしましょう。
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異世界×ハードボイルドなミステリーということで読んでみましたが…いやぁ、重かったです(^_^;)重いというか、哲学的なのかな?「門」に拒否されたアンナと自ら拒否した久保寺の対比、その久保寺を見てようやく「有り得たかもしれない世界」と決別したサチ、という構成は有りがちなのかもしれな...
異世界×ハードボイルドなミステリーということで読んでみましたが…いやぁ、重かったです(^_^;)重いというか、哲学的なのかな?「門」に拒否されたアンナと自ら拒否した久保寺の対比、その久保寺を見てようやく「有り得たかもしれない世界」と決別したサチ、という構成は有りがちなのかもしれないが分かりやすかった。本当に、幸福とは人それぞれだよな…小説とはいえ、いわゆる不幸な人物たちの物語を読むたび、如何に自分が幸せであるかを痛感します。久保寺とサチにはぜひ幸せに生きて欲しいなと思った。ていうか、右隣の本との落差が激しすぎるわ(^_^;)
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週刊ダイアモンドの本の紹介コーナーで珍しく、ミステリーもの3編の一つ。新潮ミステリー大賞受賞。 クライムミステリー、ハードボイルドなどと帯にはあり、ちょっと読むのを躊躇ったが、主人公が女性ということもあり完読。 最後のサチの部分は助長な感じもして、もう少し謎のままで終わっても...
週刊ダイアモンドの本の紹介コーナーで珍しく、ミステリーもの3編の一つ。新潮ミステリー大賞受賞。 クライムミステリー、ハードボイルドなどと帯にはあり、ちょっと読むのを躊躇ったが、主人公が女性ということもあり完読。 最後のサチの部分は助長な感じもして、もう少し謎のままで終わっても良かったのではと。 次回作、期待しています!
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反省はしても、後悔はしない。 もう一度同じ条件を与えられたときに、同じ選択をするだろうと思える行動をとっているか。 これが、私が作る門のルールだろうか。 門には、サチのルールが投影されている。 サチは、自分の手で自分の一番求めるものを壊したことが許せなかった。 だから、それが門の禁忌となっている。 取り得た選択肢の中で最良を選んだと仮定した世界を「奇跡」と呼ぶサチ。 あとだしじゃんけん。 それが気にならないほどの地獄がこの世には存在するのだ、と繰り返される。 怠惰ゆえにその選択肢を選ばなかった場合。 気力体力の限界に達するまでの努力を重ねずに、その選択肢を選ばなかった場合。 サチの門は、資格ありと認めるのだろうか。 私のルールでは、前者は☓、後者は○になる気がする。 後者のとき、あともうちょっと頑張っていたら全てが変わっていた、と目の当たりにする気分はどんなものだろうか。 逃げる、足掻く、逆らう、立ち向かう、切り捨てる、決別する、曖昧に保つ。 すべての要素が、ストーリーとして盛り込まれている。 だからこそ、情報が多すぎて疲れてしまった。 物語としては、好きではない。 でも、考えるためのよい時間を得た。
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本の雑誌・上半期ベストから。ファンタジー要素ありのミステリでした。同誌が好む、いわゆる贖罪系に位置する一冊。各人のトラウマ的過去に対する向き合い方を通じ、その清算についての可否ないし是非を炙り出す。そんな内容。もう少し掘り下げて欲しかった部分(拒否された彼女のその後)もあり、個人...
本の雑誌・上半期ベストから。ファンタジー要素ありのミステリでした。同誌が好む、いわゆる贖罪系に位置する一冊。各人のトラウマ的過去に対する向き合い方を通じ、その清算についての可否ないし是非を炙り出す。そんな内容。もう少し掘り下げて欲しかった部分(拒否された彼女のその後)もあり、個人体にはそのあたりはちょっと惜しい感じ。
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ボリュームがとてもあり、現実と幻想の塩梅が良かった。生きる目的について考えさせられた。 現実は残酷で辛いもので、あのときこうしていればと自分が切り捨てた未来について考えることもあるが、人生に正解も不正解もなければ、良し悪しなんてものは人それぞれで、到底二元論で語るべきものではない...
ボリュームがとてもあり、現実と幻想の塩梅が良かった。生きる目的について考えさせられた。 現実は残酷で辛いもので、あのときこうしていればと自分が切り捨てた未来について考えることもあるが、人生に正解も不正解もなければ、良し悪しなんてものは人それぞれで、到底二元論で語るべきものではないと思った。 だからこそ人間には希望があって、夢があるのだと思った。一度読んでみてほしい。
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21/08/15読了 ここの評価低くて面食らった。ひっかかるところはなくはないけども、ひきこむストーリーと興味深い設定、予想から少し外す展開で面白かった。
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雨乳母の異名で逃がし屋を兼ねるアリバイ会社=身分詐称代行を生業にしているサチが主人公。 ファンタジーを絡めたミステリー。 先が読めるような微妙な展開だったが、個人的には読み応えあり。 話としてはありがちな展開だか、自分には帰る選択はないな。
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「門」の向こう側にある世界は、魅力的であるがゆえに気持ちが悪い。だから最後の選択は当然の帰結なのだが、意外性はない。それだけにもう少し説得力がほしかった。
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