コロナvs.AI の商品レビュー
この本もやっぱり出来の悪い感想文みたい。 全体的に、主張がフラフラしていて何が伝えたいのかハッキリしない。単なる事実の羅列は響かない。
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新型コロナウイルスの流行により、どのようなAIやロボットを使った取り組みをしているかということについて書いた本。 予想はしてたけど、いろいろな取り組みがされているということが分かった。 中には、あまりあてにならなかったものもあるようで、2020年4月26日のAIの予測では、202...
新型コロナウイルスの流行により、どのようなAIやロボットを使った取り組みをしているかということについて書いた本。 予想はしてたけど、いろいろな取り組みがされているということが分かった。 中には、あまりあてにならなかったものもあるようで、2020年4月26日のAIの予測では、2020年12月9日は100%収束すると予想されたらしい(日本国内だけだと2020年9月26日に収束)。まあ、4月26日だとちょっと減ってきた感じだったとも思うし、仕方ないか。 胸部レントゲン画像やCT画像で新型コロナウイルス肺炎かどうかを推測するAIはあるだろうなと思ったけど、なんとオープンデータとして胸部画像が公開されているらしい(https://github.com/ieee8023/covid-chestxray-dataset)。こういう画像があると、全世界のAI開発者が研究できるから確かにいいだろうな。と思ったら、2020年3月時点でCT画像検査による新型コロナウイルスのスクリーニング診断は非推奨となったらしい。でも、その時点で非推奨となったとしても、その後の研究で精度はあがりそうなもんだけど、今はどうなってるんだろう。 他に、新型コロナウイルス感染の予測については目の写真で予測したり(https://arxiv.org/abs/2009.03184)、咳の音で予測(https://arxiv.org/abs/2004.01275)するという研究もあるらしい。そんなので分かるのかとちょっとだけ疑わしくはあるのだけど、これがもし精度が高く判定できるのであれば、スマホで予測ができるとのことなので、ちょっとだけ期待したい。 ロボットの話では、アバターイン社のnewmeというロボットが気になった。テレプレゼンスロボットというディスプレイがついた移動式のロボットだそうだけど、遠隔で人が操作して利用するという使い方ができるそうで、いろいろ応用できそうだなと思った。 特別付録として、オードリー・タン台湾デジタル担当大臣のインタビューも収録。この方は、話を聞いていると別次元に生きているような気がする。思考が普通の人とは根本的に何か違う気がする(いい意味で)。最近、立て続けにオードリー・タンについての本が発売されてるけど、どれか読んでみようかなと思った。 特に気になったのが、台湾やタイで広がっているという「Cofacts」という取り組み。ファクトチェックプラットフォームというものらしく、SNSでの噂が本当かどうかをクラウドソーシングを用いてチェックすることができるらしい。こういう取り組みが広がっているっていうのは素晴らしいなと思う。日本でも広まらないだろうか。
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