高瀬庄左衛門御留書 の商品レビュー
audibleにて読了。 確かに皆様の感想にあるように、藤沢周平の世界観を彷彿とさせる。 庄左衛門のキャラがたまにボーっとしていて、おいおい大丈夫か?と思わせるところがあってちょっとイラッとするがそれもご愛嬌か。 息子嫁との関係は何だかげんなりする思いだったが、綺麗なだけで...
audibleにて読了。 確かに皆様の感想にあるように、藤沢周平の世界観を彷彿とさせる。 庄左衛門のキャラがたまにボーっとしていて、おいおい大丈夫か?と思わせるところがあってちょっとイラッとするがそれもご愛嬌か。 息子嫁との関係は何だかげんなりする思いだったが、綺麗なだけで終わらせず相応の代償を払ったのが中々良かった。
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ブックオフで見つけて積読していた。 たまには時代小説を、と思い本作をチョイス。 庄左衛門の潔さ。武士としての生き様が良い。 自分の腹を詰めさせられる可能性があるにも関わらず、旧知の友のことを想える、素晴らしい。私ならペラペラ喋っちゃうね。 事件は起こるものの、体感としては緩...
ブックオフで見つけて積読していた。 たまには時代小説を、と思い本作をチョイス。 庄左衛門の潔さ。武士としての生き様が良い。 自分の腹を詰めさせられる可能性があるにも関わらず、旧知の友のことを想える、素晴らしい。私ならペラペラ喋っちゃうね。 事件は起こるものの、体感としては緩やかな時間が流れ、読んでいても何だか先に進まない。 最後まで堪能したが、もう少し刺激がある物語でも良いかも。 星は3つ。3.5としておく。
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予定どおり、藤沢周平さんから砂原浩太朗さんにやってきました。 他の方の感想にもあるように、全てが見事でした。私の感想など読んでないで、すぐに読まれることをお勧めします。 子に先立たれた親の気持ちの有り様など、現代世相につながるエピソードも見事に組み込まれていました。脈絡なく登場す...
予定どおり、藤沢周平さんから砂原浩太朗さんにやってきました。 他の方の感想にもあるように、全てが見事でした。私の感想など読んでないで、すぐに読まれることをお勧めします。 子に先立たれた親の気持ちの有り様など、現代世相につながるエピソードも見事に組み込まれていました。脈絡なく登場する「絵」「べろ藍」のエピソード、その後の展開も楽しめました。 最後半の話の展開(次々とひっきりなしに現れる伏線回収の嵐)にはついていけず、何度も読み返して楽しんだ次第です。 既に次作も手元に用意していますが、十分期待できるだけに、読むのが怖い、手を出してしまって良いものかと、躊躇するぐらいです。
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藤沢周平の諸作品をモチーフにしていると思われるが、文章や人物造形も巧みで読ませる。他の作品も読んでみたい。
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いやいや、なんて静謐な文章、静かで穏やかで美しい言葉運びをする作家さんなのでしょう。藤沢周平、山本周五郎を読んでいるような感じで、かつ読みやすさも相まって、時間が許せば読み進めていました。 静かな文体ではありますが、登場人物の心情を丹念に描ききり、どのキャラクターもかっこいいの...
いやいや、なんて静謐な文章、静かで穏やかで美しい言葉運びをする作家さんなのでしょう。藤沢周平、山本周五郎を読んでいるような感じで、かつ読みやすさも相まって、時間が許せば読み進めていました。 静かな文体ではありますが、登場人物の心情を丹念に描ききり、どのキャラクターもかっこいいのです。日常の暮らしをきちんと描きつつ、底辺に流れるミステリーが、次はどうなるのか、何が起こっているのかとページをめくる手が止まりません。 悪役は出てきますが、その悪役が何故そこまで落ちなければならなかったのか背景を描いてくれるので、納得感はあります。 神山藩の三部作、読み進めていきたいと思います。
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息子の若い妻から思いを寄せられ甲斐甲斐しく世話してもらい、しかも都合よく体の関係まで持ってしまうとは。。。 文学賞に応募してくる中年男性の作品には、若い女性から思いを寄せられる中年男性が主人公というものが多いと聞いたことがある。 どうしてもそれとこの作品がかぶってしまって素直...
息子の若い妻から思いを寄せられ甲斐甲斐しく世話してもらい、しかも都合よく体の関係まで持ってしまうとは。。。 文学賞に応募してくる中年男性の作品には、若い女性から思いを寄せられる中年男性が主人公というものが多いと聞いたことがある。 どうしてもそれとこの作品がかぶってしまって素直に評価できない。 中年男性の夢物語か。
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よい、いや、よかった。 何がどう良いのか、説明しにくいが。 主人公が爽快に暴れ回る活劇でもなく、 わかりやすい逆転劇が起こるでもなく。 悩み足掻き苦しみながらも、 葛藤し諦めながら付き合っていく。 そんな中少しずつ溶け合うもの。 深く染み入るようなく感動。 他の作品も読んでみよ...
よい、いや、よかった。 何がどう良いのか、説明しにくいが。 主人公が爽快に暴れ回る活劇でもなく、 わかりやすい逆転劇が起こるでもなく。 悩み足掻き苦しみながらも、 葛藤し諦めながら付き合っていく。 そんな中少しずつ溶け合うもの。 深く染み入るようなく感動。 他の作品も読んでみよ。
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大好きな野鳥の表紙のシリーズ、3冊目。 さりげなく描かれた梅とヤマガラのイラストが とてもすてきで、手に取るたび気分が上がる。 今作も全体的に落ち着いた雰囲気の時代小説であるものの、これまで読んだ中では一番緊迫感のある場面が多く、手に汗握る展開にドキドキ。 所々にさりげなく差...
大好きな野鳥の表紙のシリーズ、3冊目。 さりげなく描かれた梅とヤマガラのイラストが とてもすてきで、手に取るたび気分が上がる。 今作も全体的に落ち着いた雰囲気の時代小説であるものの、これまで読んだ中では一番緊迫感のある場面が多く、手に汗握る展開にドキドキ。 所々にさりげなく差し挟まれる季節の花や 野鳥たちの様子に顔がほころび、 含蓄のある台詞に自分を重ね、顧みるのもまた良き。 この作者の伏線回収の巧みさにも舌を巻いた。 登場するほとんどの人物にきちんと役割が与えられており、 終盤にかけて ああ、これはあの時の…とか なるほど、こう来たかー、というような展開が目白押し。 出てくる人の数は多いものの、 それぞれのキャラクターが立っていて魅力的。 それぞれの人物をしっかり把握しておくと わたしのように何度もページをめくり直さなくて済むかも。 この方が書かれる時代物じゃないミステリー 読んでみたい! 唯一、うーん、な所は 主人公と息子の嫁との関係性。 信頼、という繋がりだけではだめだったのか。。 わたしにはその方がすっきりと感じられたのだけど。
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・思わせぶりな場面で区切ったあとに、場面を変えて実はあのとき〜という構成。 ・亡き息子の嫁とのワンチャンあるか!という展開。 面白かったけど上二つ気になってしまった。
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「高瀬庄左衛門御留書」(砂原浩太朗)を読んだ。 凛とした武士の矜持やひととしての生きざまを静かな筆致で鮮やかに描ききる名作。 そしてところどころに差しはさまれる花の佇まいや野の鳥の鳴き声などは心にくい演出である。 『ひやりとした沈黙が座に落ちかかってきた。いつのまに集まったの...
「高瀬庄左衛門御留書」(砂原浩太朗)を読んだ。 凛とした武士の矜持やひととしての生きざまを静かな筆致で鮮やかに描ききる名作。 そしてところどころに差しはさまれる花の佇まいや野の鳥の鳴き声などは心にくい演出である。 『ひやりとした沈黙が座に落ちかかってきた。いつのまに集まったのか、野びたきが二、三羽、庭に降りたち、橙色の胸をゆらしながら歩きまわっている。』(本文より) 痺れるような物語である。 あー面白かった!
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