ばあさんは15歳 の商品レビュー
孫娘と頑固ばあさん 2019年と1963年をまたぐ二人の冒険の行く先は? 高校入学を目前に、ふとした異変で昭和にタイムスリップしてしまった菜緒。 時はオリンピック前年。 口が悪く愛想なしの祖母を相棒に東京タワーから始まる物語は思わぬ出会いと発見にあふれて―― やがて明らか...
孫娘と頑固ばあさん 2019年と1963年をまたぐ二人の冒険の行く先は? 高校入学を目前に、ふとした異変で昭和にタイムスリップしてしまった菜緒。 時はオリンピック前年。 口が悪く愛想なしの祖母を相棒に東京タワーから始まる物語は思わぬ出会いと発見にあふれて―― やがて明らかになる、ばあさんの封印された過去。 取り返しのつかない出来事を菜緒は覆すことができるのか!? (アマゾンより引用) こんなふうにタイムスリップ出来たら楽しそう(笑) 現代に戻ってからの感じ、すごく好きでした。
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阿川佐和子がラジオに出ていたときに宣伝していたので、読んでみた。 15歳の少女が、祖母と一緒に昭和38年にタイムスリップして、当時15歳だった祖母やその家族達に会って楽しい思い出を作ってまた現代に戻ってくるが、5日間のその経験がいろんな人の人生に影響を与えるという内容。 東京...
阿川佐和子がラジオに出ていたときに宣伝していたので、読んでみた。 15歳の少女が、祖母と一緒に昭和38年にタイムスリップして、当時15歳だった祖母やその家族達に会って楽しい思い出を作ってまた現代に戻ってくるが、5日間のその経験がいろんな人の人生に影響を与えるという内容。 東京タワーのエレベーターがタイムスリップの入口というのが絶妙だなと思った。昭和38年も現在も変わらずあるシンボリックな建造物と言えば、東京タワーで間違いない。 タイムスリップというのはもちろん非現実的だけど、過去に戻ってやり直したいとか、気持ちを伝えたいという後悔の思いは誰でもあるので、それをしようとあがくのは共感できた。特に災害で突然家族や知人を失った遺族は、何度も何度もそう思うのだろう。 昭和時代を経験した主人公が、今はあるいろいろなものがなかったけどいい時代だったと振り返っているのは、阿川佐和子本人の思いなのだろう。 主人公の奈緒の家族の関係性がおもしろい。頑張って夢を叶えて医者になれるといいな。
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ばあさんの態度が終始鼻について好きじゃないお話だなぁと馴染めなかったがお手紙のくだりから一変。ハートウォーミング路線に舵がきられ、いつの間にかほっこり。エレベーターに乗っていた全員の運命はとか細部まで気にしていたら楽しめないが、昭和の古き良き時代に想いを馳せるこの世界観はさすが。...
ばあさんの態度が終始鼻について好きじゃないお話だなぁと馴染めなかったがお手紙のくだりから一変。ハートウォーミング路線に舵がきられ、いつの間にかほっこり。エレベーターに乗っていた全員の運命はとか細部まで気にしていたら楽しめないが、昭和の古き良き時代に想いを馳せるこの世界観はさすが。題名に翻弄されたのも事実。
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孫娘と頑固ばあさんが昭和にタイムスリップ! 愉快で爽快、ラストに涙。二人の冒険の行く先は? 阿川佐和子の最新小説。
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面白い。タイムリーだし、伏線やパラドックスをうまく回収してる。 惜しむらくは、タイトル。 もう少し工夫すればもっと売れたと思う
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東京タワーから孫とばあさんが過去にタイムスリップする物語。町並みの描写のみならず、昭和に生きる人々を仕草や言葉で上手く 表現しており、挿画も想像力を膨らませた。 笑いあり涙ありの一冊です。
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あーこんなタイムスリップもあるんだ!でも同じエレベーターに乗り合わせた人はみんな同じ体験をするんじゃないかが心配だ。東京人だが東京タワーの上に行った事が無いな。最後の置き手紙は少し感動した!
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児童文学っぽい感じだったが、新聞連載であればテンポよく読めたであろう。 コロナ禍の閉塞感の中、この終わり方が妥当でほっとする。 東京を懐かしむばあさん世代の人には、この本の文字サイズはちょっと小さいのでは・・・?とそれよりちょっと若い世代でも(笑)
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平成から昭和にタイムスリップした、祖母と孫娘の話。とはいえ、阿川さんらしく8割のユーモアを交えながらも人間関係の機微や時代風景を余すとこなく描いてて最後はお決まりの涙(苦笑)実は認知を患ったおばあさんの話かと思った自分が恥ずかしい。
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