フランシス・ベーコン の商品レビュー
2021年春頃 神奈川県立近代美術館 葉山で行われた企画展 「フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる」の公式図録。 今回は、綴じた紙に制作された「Xアルバム」シリーズ、写真の上のドローイング、初期の油彩画などが主に展示され、ベーコンの創作の裏や、インスピレー...
2021年春頃 神奈川県立近代美術館 葉山で行われた企画展 「フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる」の公式図録。 今回は、綴じた紙に制作された「Xアルバム」シリーズ、写真の上のドローイング、初期の油彩画などが主に展示され、ベーコンの創作の裏や、インスピレーションの源がのぞき見えるような展示だった。 図録では、ジュールさんによる、ベーコンとの思い出がたっぷり掲載され、ベーコンの人柄や、何かを見て考えたり話たりする様子を知ることができる。 個人的には、大英博物館で浜田知明の作品を観て、自分と同類だと感じたという部分が気になった。浜田さんの作品については、僕は東京都現代美術館のコレクション展を見て知り、いいなと思っていたところだった。 作品の構成は、展示では最後になっていた、初期油彩作品が先頭に来るよう変更されている。 毎度ながら、流石に作品の物質感は図録ではわからないなと思ってしまうが、仕方ない。「Xアルバム」などは特に、表裏に描かれているのが面白くもあったので、展示で見た印象を思い出しながら観ようと思う。 装丁=加藤賢策さん。かっこいい
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