文学から読み解く信託 の商品レビュー

友松義信(著者)

2022/02/21

「信託」は、「信じて託する」という意味。そのため、物語の小道具に使えば、面白くなるということなのか？
「信託」が使われている文学作品を読みながら、「信託」の基礎を学ぶという効用もある。何年か前から、盛んに言われている「フィデューシャリー・デューティー」についても、基礎的な説明がされている。
本書は、あくまで入門書なので、「信託」が使われた文学作品を味わうためには、実際の作品に触れてみる必要がある。言うまでもないことだが、簡単な紹介でも興味を引くが、それで終わるのは、元の文学作品に失礼になろう。