高校生のための人物に学ぶ 日本の思想史 の商品レビュー
私は、これを読んでから佐伯氏の近著を数冊購入した。 『高校生のための・・・』と高校生向けに書いた体裁になっているが、私が高校生だった頃には理解できなかっただろう哲学、思想といった抽象的概念の世界のを紐解いてくれる本だ。 電車の中で読んでタイトルを見られるのが恥ずかったので、...
私は、これを読んでから佐伯氏の近著を数冊購入した。 『高校生のための・・・』と高校生向けに書いた体裁になっているが、私が高校生だった頃には理解できなかっただろう哲学、思想といった抽象的概念の世界のを紐解いてくれる本だ。 電車の中で読んでタイトルを見られるのが恥ずかったので、持ち歩きには違う本を手に持ち、家で枕元に置いて夜読んだ。 なかなか切り口が鋭く「日本の思想を理解してもらうために、西洋思想と対比させながら、日本の歴史上の人物の文献やら講演やらを利用する。しかも、読者が理解しにくそうな抽象度の高い所、経験が浅そうなところは幾つかの比喩を重ねてくれている。」 でも、全編をとおすとやはり佐伯さんの“日本”という国を憂いている主張が背景に横たわっているのはしっかりつたわってくる。
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