花束みたいな恋をした の商品レビュー
そもそも私がこの書籍を読むことになった理由は、とある書籍(三宅香帆著・「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」)にて、当書籍の男性主人公が、「忙しい日々に忙殺されて、本を読む時間すらなくなっていく」人の例?として興味深く紹介されていたからである。 そして私は、この書籍をオリジナ...
そもそも私がこの書籍を読むことになった理由は、とある書籍(三宅香帆著・「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」)にて、当書籍の男性主人公が、「忙しい日々に忙殺されて、本を読む時間すらなくなっていく」人の例?として興味深く紹介されていたからである。 そして私は、この書籍をオリジナル小説として捉えていたのだが違っていた。どうやらこちらが「映画の脚本」で、ノベライズ版、が、小説化されたものであるらしい… ただ結果的に、この「脚本版」を読んだ事は正しかったのではないかと思っている(エンターテインメントを楽しむという観点から)。実際の映画は、スゲタショウキ、有村架純、という当代きっての俳優陣で演じられたようだが、私はこのシナリオ版を、彼ら二人の姿を思い浮かべながら読んだ、訳では実はなかった。そもそもそれではリアリティが無い、無さすぎる。…私が常に思い浮かべていたのは、近所の居酒屋で知り合った20代の飲み友達カップル、SちゃんYちゃん(としておこう)だった。実際、半同棲している(と私が勝手に思っている)彼ら二人の日常会話、仕草、思い、すれ違い、は、きっとこの物語に出てくるような内容では無いかと…、そのような妙に現実味のあるリアリティを持って読み続ける事ができた。そういう意味でも、役者の違えど、このシナリオ版を読めた事は大いに意味あるものだったと思っている。 そもそも発行されて、映画が公開されて、既に3年が経っている訳で、決していま現在、耳目を集めるようなエンターテイメントでは無いかとも思う。ただ、いま現在、ここ最近、の、若い世代の皆が置かれている社会環境、個々人の考え方、を正しく捕まえている作品では無いかと思う。読んで不快感を感じる事はない、秀作であると言えるだろう。
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とっても綺麗な水色、可愛いお花が描かれた本でした。 現実的に成長した麦と自分らしく生きる絹が自然と離れてしまった。淡〜い恋、花束みたいな優しい恋でした。
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単純に、羨ましい(笑)麦くんと絹ちゃんのように、文化的で健全な恋愛がしたい。本を恋人と対等に語り合うって理想すぎ。近所のパン屋さんで買った焼きそばパン食べながら多摩川沿いをお散歩したい。好きだけで一緒にはいられない。好きだからこそすれ違ってしまって、価値観をすり合わせるのは難しい...
単純に、羨ましい(笑)麦くんと絹ちゃんのように、文化的で健全な恋愛がしたい。本を恋人と対等に語り合うって理想すぎ。近所のパン屋さんで買った焼きそばパン食べながら多摩川沿いをお散歩したい。好きだけで一緒にはいられない。好きだからこそすれ違ってしまって、価値観をすり合わせるのは難しい。あと一歩、なんだよな。その辛ささえも楽しめなくなったときが、別れの時なのかもしれない。歯痒ささえも快感に変わっていたあの頃には戻れないって実感する時が来たら、きっともうそういうことなのかもしれない。
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だいすき。 絹と麦が初めて会った日の帰り、絹が親に話しかけられたときの話しかけないでが好き。 デートを重ねたときのポイントカードの下りが好き。 こうやって奇跡みたいに趣味が合うことってあるよね、でもそれを偶然と思うか運命と思うかは大きな違いで。 二人共運命だって思えたから運命にな...
だいすき。 絹と麦が初めて会った日の帰り、絹が親に話しかけられたときの話しかけないでが好き。 デートを重ねたときのポイントカードの下りが好き。 こうやって奇跡みたいに趣味が合うことってあるよね、でもそれを偶然と思うか運命と思うかは大きな違いで。 二人共運命だって思えたから運命になった。 そんな二人のリアルな話がとても良かった。 返信できないのに思考停止出来るスマホゲームだけは進むのとてもわかる。 パン屋さんの閉店に共感できない気持ち/ポイントが伝わらなくて距離を感じる気持ち、両方とてもわかる。 こういう、人が近づいていくときと離れていくときのリアルな描写が本当に天才的だと思う。
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絹の為に就職したのに、 そのせいで絹と距離が出来てしまって。 どんどん気持ちがすれ違っていく。 切ないなあ。 映画でも観たいな。 たまにはこんなキュンとした 気持ちになる本も読もうと思った。 あと今村夏子のピクニックを読んで 自分が何を感じるか確認しないと。
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一気に読んだ。麦と絹の両方に共感できて、それだけキャラの書き分けができてて、すごい。 恋愛ものには興味が薄れてるけど、人間ものだから読めるのかな。
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映画は見ていないけど、友人たちは絶賛していた。 オードリーの若林がこの映画について触れていて、気になって(ただし本人は観ていないそう)手に取った。 1時間足らずで読了。 甘酸っぱいというか、他人からしたらなんてことないことで喧嘩になるところとか、リアルさを感じた。
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人は日々変わり続け、ずっと同じではないけど、一緒に変化していける人がずっと過ごしていける人なのかなと思った。 長く付き合った人のことを思い出した本だった。
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まるで自分を見ているかのようだった。 映画も、本も、どちらも素敵だった。 絹ちゃんと麦くんが海に行き、しらす丼を買いに行った麦くんが急にいなくなったときから少しずーつずれ始めたのかなあ。 みんな幸せになって欲しいなあ。
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他愛も無いような小さなできごとや会話が、まるで小さな花がぽっと咲くように、日常を彩ってくれる。 そんな小さいけれど幸せな思い出の欠片を一つひとつ味わえてしまって、こちらまで多幸感。そして小さなすれ違いが重なったりほろ苦い出来事もあったり。以下、ちょっとネタバレ含みます。 最後は...
他愛も無いような小さなできごとや会話が、まるで小さな花がぽっと咲くように、日常を彩ってくれる。 そんな小さいけれど幸せな思い出の欠片を一つひとつ味わえてしまって、こちらまで多幸感。そして小さなすれ違いが重なったりほろ苦い出来事もあったり。以下、ちょっとネタバレ含みます。 最後は散ってしまうけれど、その切なさは、それまでのできごとがより一層愛おしくみえてくる。 ああ恋ってこんな感じだったかなと思い出した。 大学生の時にもっと恋しておけばよかった、と思わせてくれる。
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