ほほえみ喫茶の恋みくじ の商品レビュー

海野幸(著者),雨隠ギド(イラスト)

可愛いけれどシュール！

[ELLE]

切なさが控えめで肩の力を抜いて読めました。　日常系ほのぼのＢＬでした。

【受け】 天然系かと思いきや、実はしっかりした経営理念を持つ喫茶店経営者。
【攻め】 元コンサルタントのサラリーマン。

　親子関係、仕事などの日常系のありがちな問題に焦点があり、それぞれの持つ悩みが優しく、人情を介してほぐされていく----------。そんなイメージを持つエピソードが深みを持って胸に迫ってくる、物語でした。

　【攻め】の子供なんですが、いじらしさが【受け】【攻め】の関係性をこじらせない方法として依存しているようにすら思う、そんな優等生的な愛らしさが好印象でした。
　【受け】【攻め】の絡みに関しては、大人の鷹揚な男に見えた【攻め】が【受け】に関してだけは、冷静でいられないところがめっちゃ可愛くてギャップ萌えしました！

　そしてコミカルな会話に何度も笑わせていただきましたー！
ただですね、物語全体を通して登場する【コケシ】の存在ですが、これが、自意識に引っかかりまして。　　　　読後、3日連続で夢を見ました………。
　喫茶店内に並ぶ、100体以上ある【こけし】のビジュアル描写のインパクトがただただもうすごくて。〈笑　　　そこだけ日常から切り取られたシュールな様相で、脳内上映がおさまりませんでした。　　可愛いのですけれどもね。

可愛いけれどシュール！

[ELLE]

切なさが控えめで肩の力を抜いて読めました。　日常系ほのぼのＢＬでした。

【受け】 天然系かと思いきや、実はしっかりした経営理念を持つ喫茶店経営者。
【攻め】 元コンサルタントのサラリーマン。

　親子関係、仕事などの日常系のありがちな問題に焦点があり、それぞれの持つ悩みが優しく、人情を介してほぐされていく----------。そんなイメージを持つエピソードが深みを持って胸に迫ってくる、物語でした。

　【攻め】の子供なんですが、いじらしさが【受け】【攻め】の関係性をこじらせない方法として依存しているようにすら思う、そんな優等生的な愛らしさが好印象でした。
　【受け】【攻め】の絡みに関しては、大人の鷹揚な男に見えた【攻め】が【受け】に関してだけは、冷静でいられないところがめっちゃ可愛くてギャップ萌えしました！

　そしてコミカルな会話に何度も笑わせていただきましたー！
ただですね、物語全体を通して登場する【コケシ】の存在ですが、これが、自意識に引っかかりまして。　　　　読後、3日連続で夢を見ました………。
　喫茶店内に並ぶ、100体以上ある【こけし】のビジュアル描写のインパクトがただただもうすごくて。〈笑　　　そこだけ日常から切り取られたシュールな様相で、脳内上映がおさまりませんでした。　　可愛いのですけれどもね。

2023/05/13

読み始めるまでは「なんだこけしって…」と思ってたんですが、こけし喫茶の由来のシーンとか涙がほろっとしました。
お仕事ものとしても相変わらず感心するところが多くて面白かったです。
こんな老成したちびっこもBLではなかなか見ないかも。
でも時々年相応に子供でかわいい。

ひとつ難があるとすれば、攻のセクシュアリティ告白シーンがなんとなく嫌でした…
あちこちに失礼なような…？

2021/01/22

主人公の直文が可愛い。
ホワンとしているその癒しムードに東宮寺さんと朝彦くんが絆されてしまうのもわかります。こんな子（いい大人ですが）いたらついつい構いたくなっちゃうよね。あざとくなく、奥ゆかしい性格も好感もてる。
書き下ろしの東宮寺さんが嫉妬してしまうお話も良かったです！大人の嫉妬にそうとは気づかずオロオロしてしまう直文。でも自分の至らないところにも気づき、ちゃんと反省するところも素敵ポイントでした。
まっとうな大人のほのぼの恋愛。あたたかいお話でしたね。

2021/01/15

ギド先生の描く子どもはかわいいなぁ。お目めも、ふっくらほっぺもたまらん！
でも今回のお子さま少４男子は見た目は子ども！中身は大人！みたいな早熟っぷり。
いきなり喫茶店を営む直文に、その問題点をずけずけ挙げ、コンサルティングしようとする。
でも、実は彼がそこまでする動機が子どもらしくてかわいい。
直文さんの、｢葦の穴｣っぷりがいい！
相手の話を聞く。自分は深刻にならない。小さい頃からひとに相談を受けることが多かった直文さんが自分で心掛けていることもあるし、生まれもって相手の懐に入っちゃうような人柄。
こんな店長のいる喫茶店に行きたいー！
お子さまの父東宮寺さんの、穏やか知的だけど実は結構攻めてくるよね！
後半、焼きもちやいちゃうのもかわいい……。
どちらも基本穏やかなので、何て言うかこちらも穏やかになれる(*^^*)